瀬尾まなほのレビュー一覧
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購入済み
最後の語り下ろしで何を語るのか
99歳まで生きた中で、どんな最後の語りがあるのかを知りたくて読みました。勇気づけられる言葉がたくさんありました。何度も読み返したくなるところもあり、読んで良かったです。
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Posted by ブクログ
瀬戸内寂聴先生の秘書をしていた方でしたね。先生の晩年を一番傍で寄り添うように支えていた女性でした。祖母と孫くらい歳が離れているのに、時には友人のように、時にはしっかりと胆の据わったベテランの仕事のパートナーのようにと、絆がしっかりと出来た関係性はまなほさんの人柄の良さと先生の懐の大きさから成すものなのでしょうね。
エッセイの一つ一つに先生のお茶目さがあちこちに散りばめられていて、まなほさんの先生への愛の深さがひしひしと伝わってきます。
高齢になった親とのかかわり合い方にも参考になるようなお話もあって、暖かく、愛に溢れていて、そしてちょっと切なくもあるステキなエッセイでした。 -
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Posted by ブクログ
著者の瀬戸内寂聴と秘書の瀬尾まなほの対談形式で進行していくため、ささっと読むことが出来た。
同著者の『愛に始まり、愛に終わる』を先に読んでいたのだが、この本は対談形式のため、『愛に始まり、愛に終わる』で掘り下げられなかったことや、対談形式だからこそ見えてくる瀬戸内寂聴の一面が垣間見えて面白かった。
それこそ、行動力のある瀬戸内寂聴がノイローゼになったことがあったりするのは驚きだった。
二人はエネルギーがある為、精神的に大分疲弊している時に読むのはしんどかったが、少し落ち込んでいるくらいの時に読むと元気を貰える考え方も色々あって良かった。