黒田真行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミドル世代専門転職コンサルタントである著者が、特にミドル以降のキャリア形成のあり方について述べた一冊。
単に、スキル開発・資格の取得、副業・転職・独立をすすめるというわけではなく、いつでも会社を辞められる人ほど、今いる会社で必要とされ、転職活動の選択肢が増え、独立後の成功確率が上がるとして、どういう意識で仕事と向き合うべきかというヒントとなる内容です。そして、仕事とは、命の時間を使い、自分を注ぎ込む尊いもの、自分にとって納得いくいいキャリアとは、いい人生そのものを意味する、と述べ、その重要性を強調しています。
文中では、必要なスキルを紹介していたり、自らの立ち位置を客観化するような内容もある一方、結局は人柄が大事、という見も蓋もないというか、根元的なところにも言及しており、本当に自然体な内容だと感じます。転職などを考えている人はもちろん、そうでない人も現状と将来を考えるのにふさわしい内容だと感じました。
▼スキルの見極めの3視点
①縦横:特定の分野に特化したスキルか汎用的なスキルか
②需給:需要はあるか供給は多くないか
③傾き:今後の需要は上がるか下がるか
▼自分のスキルタイプを知る
・仕組みを作ることができる人間か仕組みの中で成果を出す人間か
・組織で成果を出すか個人で成果を出すか
▼3年に1回、5年に1回は自分の現在地の棚卸しをする
▼仕事やキャリアについての迷いは、自分の心の中の「働く目的」を自己把握できていないことに起因することが多い
▼重要なことは、「自分ならではの価値」があるかどうか。異動経験は、他の人にはできない「掛け算のスキル」を自分の中に作ってくれている可能性がある
▼自分の代わりが「世の中」いどれだけいるのか。そこに目を向ける
▼自分自身が、この会社、この仕事でしか価値を発揮できない自分になっていないかどうか、常に問い続けることは大事になる
▼「自信」の背後に見えるのは、自分への信頼で、この源を、「株式会社じぶん」という考え方だったように思える。「株式会社じぶん」とは、自分を一つの会社と捉え、在籍している会社を「取引先」と見なしで、この株式会社を経営していく、という考え方
▼明日、経済紙記者から突撃取材を受けて持論を語れるか
<目次>
第1章 35歳からの転職のリアル
第2章「いつ辞めてもいい人」はこんな人
第3章「自分」と「スキル」を見極める
第4章「理想的な転身」をかなえるために
第5章「雇われない」で生きていく -
Posted by ブクログ
会社に頼らず自分の力で生きる”という発想が、驚くほど身近に感じられました。
仕事も家族も大事だけど、将来の不安は尽きません。特に、今の職場でずっと勤めていても昇給はわずか、教育費や老後資金をどう備えるべきか頭を悩ませていました。この本は「会社がなくても食べていける力」を現実的に育てる方法を教えてくれて、節約や投資と同じくらい“自分の市場価値”を考える大切さに気付かされました。著者が勧める「ポータブルスキル」や自己分析の具体例は、経済書よりシンプルで実践しやすく、今すぐ自分自身で始められる内容が詰まっていると感じました。時代が変わる中、「会社員であること」に甘えるのではなく、一人の力で備える勇気と行動力をもらえる一冊です。
ポータブルスキルかー -
Posted by ブクログ
暇あれば転職活動中?の40代前半の自分にはとても参考になった。女性かつ家庭の都合で離職期間もあり、役職にもついていないので、ハマらないかなと一瞬思ったりもしたけれど、そんな事はなかった。一つのポジション獲得を巡って複数の候補者と競う転職の土俵では、こういう自己理解、マインド、将来の展望を持ってないと戦えない(続けられない)。自分が大黒柱で、資産が爆増しない限り、今後も働き続ける前提なので、人生とキャリアへの考えを深める必要があり、そのために本書は役立ちそう。ここでの気づきを踏まえてチャットGPTに壁打ちしながら今後の戦略を練ろうかなと思っている。できれば人脈を使って相談したいところだけれど、これがまた難しい…。
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Posted by ブクログ
ネタバレ転職市場のリアルから、自分の市場価値を高めるための考え方がわかる一冊。
特段目新しい内容とは感じませんでしたが、筆者なりの視点から整理されており読みやすかったです。
35歳、40歳、45歳と分岐を迎える前に、本書にあるようにキャリアの棚卸しと自分の価値言語化は怠らないようにしようと思いました。
また、現状維持は好んでませんが、無意識のうちに今の会社の居心地の良さに甘んじ、今の会社で良い理由を集めてしまっている部分があるため本当にこのままで良いのかは数年後も見据えて考えていく必要があると感じました。
いつでも辞めてよい人材としては、常に定量的成果を出すこと、チームに良い影響を与えること、レバレッジして成果を最大化すること、経営視点を持つことなどの特徴があげられており、キャリアを自走するためのマインドと行動が具体的に語られていて参考になりました。
現在の仕事に選択肢を縛られないことも大事。