黒田真行のレビュー一覧
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この本を手に取った理由は
①このままの仕事でいいのか?と悩んでいる
②著書がミドル世代専門の転職コンサル
この2点です。
「40代以降の転職は想像以上に厳しく、
若い時と同じように転職できると思ったら大間違い!」
これはコロナを機に退職した当時42歳の夫の話と同じ。何十社面接受けても木っ端微塵に落ちまくり自信喪失し転職活動を諦め、現在時給1300円のアルバイトで生計を立てている。これと同じことが書かれている。
「転職するなら、最近転職した同世代に状況を聞いてみると参考になる」
これはほんとそう!
転職を考えてるミドル世代は転職に踏み切る前に一度読んでいただきたい一冊です。 -
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未来に希望を持てるヒントがここにある
40年後の働き方や採用はどうなるのか、漠然とした不安がずっとありました。でもこの本を読んで、「今から備えるべきこと」が具体的にわかりました。
労働力が大幅に減る中で、企業がどんなふうに変わっていくのか、AIや副業など身近に感じる話題も多く、自分の生活ともリンクしました。特に「これからは働く側が企業を選ぶ時代になる」という視点は、私のような普通のサラリーマンにも未来を考える大きなヒントになりました。
難しい専門用語はほとんどなく、実例や未来予測がわかりやすくまとめられていて、普段の節約や投資に生かせそうな考え方も学べました。将来のお金の不安を少し和らげてく -
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あまりにも自分の価値観と一致していて驚き。
これからの時代、どこに所属しているかではなく、自分がどのような価値を提供できるのか、定量的に語れることが重要となる。
今いる環境で思考停止することなく、常に自分の市場価値を確認し高め続ける努力や判断が必要。またスキルだけでなく、人柄の部分も最終的な市場価値には不可欠なので、それを磨く努力や意識も大切。
私自身、現在40歳。院卒で技術者として入社した日から、会社がいつ無くなっても自分の力で食っていけるエンジニアになりたい、と意識しつづけて15年。38歳で個人事業主としてコンサルやベンチャー支援を開始。40歳で大手メーカーからディープテックスタートアップ -
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ネタバレキャリアを見直すにあたり、具体的にどういう観点で将来のキャリアを考えたら良いか、アドバイスが書かれていました。
以下、良いと思った内容を列挙します。
・ホリゾンタル・バーティカル(一見バーティカルと思えても、自分のやってきたことを細分化するとホリゾンタルのスキルがあるかも)、業界の将来性はあるか
・仕組みを作る側か、運用する側か
・キャリアは、勝率が高いところにいったほうが良い
・わかりやすいキャッチフレーズがあると良い 例えば、ベンチャーの成長支援屋
・世の中には自分と同じようなことができる人がどれくらいいるのか 経理だけより、経理×経営、経理×財務、など
・職務経歴書 任されて -
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▼キャリア
・転職は、転職先が決まって成功ではなく、自分が満足できる仕事が出来て初めて成功と言えます。
★・自分の能力を生かして満足度高く働くことが、人生における重要な「目的」であって、就職や転職はそのための「手段」でしかありません。もっというと年収や役職、企業ブランドというのも「手段」や「結果」の1つでしかなく、決してそれ自体を目的にするものではないのかもしれないと考えています。
★・20年前のことを昨日のことのように話す一方で、3年後のことですら「どうなるかわからない」といって考えない人がいる。「こから20年間もあっという間なのではないですか?今から考えておかなくていいのですか?20年前の -
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ミドル層の転職活動について、企業側の視点も踏まえて詳しく書かれており非常に参考になりました。若年層の転職活動と比べても、ミドル層の転職は「自分」という商品をより強く売り込んでいく様なイメージで進めていくべきなのかもしれませんね。自分の市場価値を適切に見極め、希望する環境により近く、且つ自分の能力を必要として貰えるような企業とマッチ出来るよう、まずは丁寧な自己分析から始めようと思います。
ワークショップも沢山あり、自分の事例に当てはめながら読み進める事が出来るので、本の内容を深く理解することができました。
長く働いてきた企業を離れる決心をして、これから転職活動を始めようと思っているミドル層の方々 -
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■学んだこと
・求職者登録から入社に至る率を業界標準の6.6%から13.1%まで引き上げたのが、インテリジェンス。行動メジャーシート、求人票クオリテイコントロール室や、カウンセラーと相談できるエントリーセンターが功を奏した。
・人材派遣業の市場規模は6兆4995億円、1985年労働者派遣法によって公的に人材派遣事業が可能になった、1990年バブル崩壊によって企業が固定費を抑制するために正社員から派遣社員に切り替える動きが活発に。2008年リーマンショックに伴う派遣切りが話題に。
・セグメント特化型求人情報誌は、市場が大きくなるにつれてマッチングの非効率が生まれることに対し、より細分化した -
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【概要】
序章:採用支援ビジネスをとりまく全体像
第1章:職業選択の広がりと採用ビジネスの100年
第2章:求人広告と人材紹介、2つの人材ビジネスの誕生
第3章:リクルーティングビジネスにおけるビジネスモデル変遷
第4章:リクルーティングビジネスの新潮流
第5章:人材業界のディスラプター
第6章:人事採用部門は変化にどう対応すべきなのか?
第7章:リクルーティングビジネスの未来シナリオ
【まとめ】
新卒採用の始まりは19世紀に大学が発祥し、財閥企業の三菱が新規大学卒業者の定期採用をスタートさせたのが始まりというのは興味深い。その後、就活解禁などのいわゆる就活スケジュールが始まったのは、20世 -
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ミドル世代専門転職コンサルタントである著者が、特にミドル以降のキャリア形成のあり方について述べた一冊。
単に、スキル開発・資格の取得、副業・転職・独立をすすめるというわけではなく、いつでも会社を辞められる人ほど、今いる会社で必要とされ、転職活動の選択肢が増え、独立後の成功確率が上がるとして、どういう意識で仕事と向き合うべきかというヒントとなる内容です。そして、仕事とは、命の時間を使い、自分を注ぎ込む尊いもの、自分にとって納得いくいいキャリアとは、いい人生そのものを意味する、と述べ、その重要性を強調しています。
文中では、必要なスキルを紹介していたり、自らの立ち位置を客観化するような内容もある一 -
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会社に頼らず自分の力で生きる”という発想が、驚くほど身近に感じられました。
仕事も家族も大事だけど、将来の不安は尽きません。特に、今の職場でずっと勤めていても昇給はわずか、教育費や老後資金をどう備えるべきか頭を悩ませていました。この本は「会社がなくても食べていける力」を現実的に育てる方法を教えてくれて、節約や投資と同じくらい“自分の市場価値”を考える大切さに気付かされました。著者が勧める「ポータブルスキル」や自己分析の具体例は、経済書よりシンプルで実践しやすく、今すぐ自分自身で始められる内容が詰まっていると感じました。時代が変わる中、「会社員であること」に甘えるのではなく、一人の力で備える勇