浪川攻のレビュー一覧

  • ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち

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    登場人物の一人とある仕事で縁があったことをきっかけに購読。元金融機関職員として非常に興味深く読めました。
    銀行とは少し立場が違うものの、元金融機関の立場としては、銀行の管理職がみんなこうだったら良いのに、という方々の連続。銀行の管理職全員に本書を読んで欲しい。それぞれどんな感想を得るのだろうか。
    計数本位ではなく顧客本位、行動で示すだけでなく自信も成長し続ける、本部の言いなりにならない、困難から逃げない、これらあたりだけでいいはず。というかこの姿勢こそが、バンカーとしての仕事のやりがいに直結するのではなかろうか。
    こう書いてみると、自分の元職時代に仕えた支店のトップの半分以上は残念な部類の方々

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    2024年02月18日
  • 地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関

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    良書 官邸・国会で議論となるほど、どうして地銀はだめになったのか。そして、地銀が生まれ変わるヒントとして、特徴のある信金・信組の事例の紹介。

    第1章~第5章:どうして地銀はだめになったのか。
    ・人口減少・企業数の減少による地域経済の縮小に地銀は座して対応をしてこなかった
    ・アベノミクスの一旦として日銀当座預金の預入金利のマイナスによる収益性の悪化
    ・有価証券の運用についても、経験のなさから収益につながらず
    ・規模のメガバンクと、再編で生き残ったコミュニティバンク(信金・信組)の間で差別化ができない地銀
    ・収益が悪化することによるノルマの増大、行員の退職とさらなるノルマの積み増し
    ・スルガ銀行

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    2022年01月30日
  • 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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    同じリテールビジネスの営業マンとして、自社の営業スタイルや、短期間での異動やキャリアパスなどの社内体制を考えると、野村や現在の証券業界の状況は対岸の火事ではないと感じた。
    改めて顧客本意の商売(利益相反とならない、ゴールベースアプローチ、顧客の儲けに合わせたフィーで運命共同)を本気で追求し、改善していかなければならない。
    当社も様々な部分で幾分か良い方向に改善されつつも、顧客との関わり方については旧態依然であり、目先の契約を追うスタイルや評価体制は変化が必要だ。
    そういう意味で、クリエイティブデストロイヤーが現れる事を望むと同時に、自らも自身が及ぼせる可能な範囲でそうありたいと願う。

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    2020年11月23日
  • 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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    証券業界の理解に向けた読んだ一冊。野村證券のエースたちが退職して、日本の腐った金融業界を立て直すために動いているという話。米国証券会社のチャールズ・シュワブから始まった手数料無料化が日本の証券業界を飲み込もうとしている。これまで顧客本位と言いつつ証券会社本位の営業が限界に来ており、証券会社はどんどん淘汰されていくのではと。ここで思うのは、最先端の事柄を自分ごとのように受け止め変化し続けていかないと、気づかず腐っていくかもという危機感であった。新しいことすべてに反応するのは得策ではないものの、その背景を理解し危機感を持つべきかどうかの判断はする必要あるなと自戒も込めて感じる。

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    2020年11月07日
  • ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち

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    ここ最近読んだビジネス書の中で一番心を打たれた一冊。付箋だらけになってしまった。高い志を忘れることなく、誇りを持って仕事を続けていきたい。お客さまのため、自分ができる最大限の努力を続けていこう。

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    2020年09月07日
  • ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち

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    1.今までのやり方に沿ったやり方しかしてないウチの銀行では、潰れることが目に見えています。そのため、改革派の支店長や役員の話を聞いてみたくて購入しました。

    2.公務員体質で安全な就職先として上がるのが銀行です。しかし、これからの時代では銀行の必要はなくなると言われてます。そのようななか、改革派として名乗りを上げている12人のトップの話が書かれています。
    それぞれの言っていることで共通点は、機械学習で代用するだけではなく、現場の雰囲気(支店)や営業マンに人間力を与えて外回りをさせること。そして支店長自身で見本を見せることです。数字だけを追うのではなく、その世帯、企業は何を考えているのかを見抜く

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    2019年10月07日
  • 銀行員は生き残れるか

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    1.銀行で働く者として、なぜ銀行は時代の変化に対応できないのか、自分の考えをしっかり確立したかったので購入しました。

    2.銀行の基本スタンスは大きく3つあります。
    1富裕層への財テク
    2若手のサラリーマンにローンを組ませることで安定収入の確保
    3低所得層に消費ローンを組ませての収入確保
    このように、危険を犯さずに収益を上げることを第一とさてきましたが、人口減少と競争の激化によってこれが実現できない状況になった。すると、過剰ノルマの推奨を提案し、現場を疲弊させていきました。
    今までのようなやり方ではなく、専門分野を持ち、プロフェッショナルを育成することが銀行員の新しい未来を切り開くと筆者は述べ

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    2019年07月21日
  • 地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関

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    地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関
    著:浪川攻

    地域銀行が打ち出し続けた厳しい環境の「乗り切り策」は、決して好ましい結果をもたらしているとは言えそうもないのが現実である。しかも、乗り切り策を断行しなければならない厳しい経営環境は、これからも続く見通しにある。

    大きな経済、社会的な変革が訪れるたびに、既存の価値観は崩れ去り、新たな価値観が築かれる。この観点から注目され始めているのが、一部の信用金庫・信用組合の取り組みにほかならない。

    本書の構成は以下の7章から成っている。
    ①地銀と信金・信組、なぜ差が付いたか
    ②相次ぐ不正と「地銀神話」の崩壊
    ③過剰な「ノルマ主義」がもたらした歪み

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    2019年05月06日
  • 銀行員はどう生きるか

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    これからの銀行員の姿を想像できた。
    一貫した主張を様々な言葉で書き並べられていると感じる部分があり読み進めづらい点もある。

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    2024年10月08日
  • 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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    回転売買等を顧客に押し付けて、顧客の利益を度外視し、自社の利益だけを追求していた証券会社のビジネスモデルの転換が必要になっている事実を、10年以上前の米国における動きも紹介しつつ辛辣に解説。貯蓄から投資/資産形成への転換が求められる日本社会において、金融関係者/一般投資家の双方が読むべき一冊。

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    2023年11月26日
  • ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち

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    ネタバレ

    銀行業界担当なので読んでみました。
    
    いろいろな銀行のお偉いさんのありがたいお話が載ってる本。読み物としては良いが具体的な学びはそんななかったかも。
    
    チームの動かし方とか人との接し方、仕事への向き合い方というマインドセット的な部分では色々勉強になりました。

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    2022年07月22日
  • ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち

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    ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち
    著:浪川 攻

    銀行業界では長年、支店長は「一国一城の主」として、若手銀行員の憧れの存在だった。かつては、支店長の正確な判断力が、資金繰りに苦しむ中小企業を助けて、その後、この企業が成長する道を拓いたというような伝説が語られてきたのも銀行の営業現場である。

    本書はこれまでの銀行の常識に疑問を呈するとともに、組織運営と人材育成のヒントにまで踏み込んだ2部構成となっている。
    ①これまでの「銀行の常識」を疑え
    ②これからの「銀行員のかたち」

    人気ドラマのあの銀行で描かれているような「支店長像」とは実際には違う。時代の変化によりそれは大きく変わっている

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    2021年05月20日
  • 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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    楽天証券が知らない間に非常に面白いポジションにいる事がわかって目から鱗

    説明会に一度参加してみることにした

    気になったので楽天証券に口座も開設してみたが、楽天の買い物をした際につくポイントで投資信託の投資を即す流れなどがあり、
    そこで投資をするとその月の楽天ポイントが多くもらえる、
    といった良い導線も出来上がっておりなかなかの戦略

    IFAも気になったが、楽天のビジネスに興味が湧きました。

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    2021年02月09日
  • 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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    ネタバレ

    ・中小の証券会社は淘汰されていくと感じた。ストックビジネスに転換していくとなるた、規模がものをいうようになるからだ。そうなると規模が小さい会社は厳しくなる。今後中小の証券会社がどうなっていくか注目していきたいと思った。
    ・IFAはラップ口座を利用し、ゴールベースアプローチのもと資産形成の提案を行なっているとのこと。ラップもモノによれば悪いものもあると思うので、消費者はその取捨選択をする必要があると思った。ラップ口座が良いものとの書き方が強いのが気になった。
    ・証券会社の改革が進んでこなかったのは、日本人の金融リテラシーが低いからだと思う。金融リテラシーが高ければ、短期売買や仕組債のリスク等に気

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    2021年01月11日
  • 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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    この分野は詳しくないので、難しく感じるところもありましたが、証券業界について勉強になって良かったです。
    アメリカのように資産残高が増えることが、証券会社なりIFA(証券会社に属さず、顧客に資産形成のアドバイスをする人)の利益につながるビジネスモデルが当たり前になれば、日本でもより投資が進むのではないかと思いました。

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    2020年12月17日
  • 証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える

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    日本の証券業界の問題点、アメリカの現状を通し日本の証券業界の未来の示唆に富んだ作品。手数料収入を当てにし一般投資家に回転売買を強いる旧態然とした体質に落胆。しかし若きエリートや中小証券会社の新しい試みに期待する。証券業界に限らず日本のあらゆる業界で似たような過去の成功体験にしがみ付く事で己の存在意義を内外にアピールする魑魅魍魎が多い。変わる事、挑戦する事こそが、これからの日本の未来を左右する重大な局面であるのにネ!

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    2020年10月22日
  • 地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関

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    1.銀行で働く者として、なぜ銀行は時代の変化に対応できないのか、自分の考えをしっかり確立したかったので購入しました。

    2.地方銀行が疲弊し、数々の不祥事がとりあげられるなか、信用金庫・組合は地銀ほど衰退していません。そこには、信金・組合は地域に根ざした金融商品を出すとともに、地域住民に好かれるための努力が日々行われています。小回りが利くメリットを活かし、地域のニーズを発掘・察知する力がある信金・組合は今までの経営方針をいっぺんしています。なぜ地銀と比較して業績が上がっているのか、地銀との違いを事例を踏まえて述べられている一冊です。

    3.信金・組合の良さは小回りが利くので、地域の変化に対応し

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    2019年07月22日
  • 銀行員は生き残れるか

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    さすが取材歴が長く現場で働く銀行員にもきちんとインダビューをしているだけあって内容の濃い一書。

    特に最初の50ページほど、「近未来の銀行」について書かれている部分はうなずかされる。(この部分をそのままどこかの銀行の再生プランにすれば良いのに、とら思うくらい)

    ただ凡庸なタイトルが惜しまれる。中身のない本か?と一度棚に戻そうとした。目次がみっちりだったので買い求めた(それは正解だったのだが)。

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    2019年05月07日
  • 銀行員はどう生きるか

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    銀行の方向性と今の厳しさがよくわかった。

    技術に代替できない、客のために必死に融資まで取り付ける銀行員は非常に格好いいと思うが為に今この現状は少し悲しく思えてしまう。

    従来のやり方を押し付けない、近代的マネジメント方法を取るなりしないと人材が育たないし逃げていく一方だろう。

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    2018年11月04日
  • 銀行員はどう生きるか

    購入済み

    パロッたタイトルか?と思ったら

    最近流行りの、君たちはどう生きるか、への便乗を狙った作品か?などと思って読んだら、全く違った

    欧米の銀行の状況から、今後の日本の銀行および銀行員の近未来を予想している

    筆者はこれら未来をやや悲観的に観ているようだが、筆者が語るような努力が銀行/銀行員にあるのであれば、その優秀さは今後も変わらないと感じた

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    2018年07月16日