【感想・ネタバレ】地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年05月06日

地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関
著:浪川攻

地域銀行が打ち出し続けた厳しい環境の「乗り切り策」は、決して好ましい結果をもたらしているとは言えそうもないのが現実である。しかも、乗り切り策を断行しなければならない厳しい経営環境は、これからも続く見通しにある。

大きな経済、社会的な変革が訪れ...続きを読むるたびに、既存の価値観は崩れ去り、新たな価値観が築かれる。この観点から注目され始めているのが、一部の信用金庫・信用組合の取り組みにほかならない。

本書の構成は以下の7章から成っている。
①地銀と信金・信組、なぜ差が付いたか
②相次ぐ不正と「地銀神話」の崩壊
③過剰な「ノルマ主義」がもたらした歪み
④地域に「選ばれし金融機関」の条件
⑤「原点」を見失った地銀に未来はあるのか
⑥いま注目の信金・信組はここだ
⑦地域金融に託された希望

どれが正解なのかわからない時代。
しかし、読めない時代の中でやるべきことを考え、地域に貢献している金融機関もある。本書で紹介されて取り組みが全てではないものの、地域を考え、自ら動き貢献している姿は素晴らしい。

全て真似すればいいものでもなく、そこだからこそすべきでありその時だからすべきこともある。自分たちにできることは何かをしっかりと捉えて行動することと、すこし長期視点かつマクロ目線でも現場にいるからこそできること。提言できることの意義を考えながら進み続けたい。

見えないからと言って、俯いている暇はない。

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Posted by ブクログ 2019年07月22日

1.銀行で働く者として、なぜ銀行は時代の変化に対応できないのか、自分の考えをしっかり確立したかったので購入しました。

2.地方銀行が疲弊し、数々の不祥事がとりあげられるなか、信用金庫・組合は地銀ほど衰退していません。そこには、信金・組合は地域に根ざした金融商品を出すとともに、地域住民に好かれるため...続きを読むの努力が日々行われています。小回りが利くメリットを活かし、地域のニーズを発掘・察知する力がある信金・組合は今までの経営方針をいっぺんしています。なぜ地銀と比較して業績が上がっているのか、地銀との違いを事例を踏まえて述べられている一冊です。

3.信金・組合の良さは小回りが利くので、地域の変化に対応しやすいことです。変化が激しい現代では、常に状況は変わっています。また、放置していては地方が衰退していくことが目に見えているため、優秀な経営者が画期的な策を講じているからこそ業績も上がっているのだと思います。
このように、リスクがどうのこうのではなく、地域に何が必要なのか、何をすれば地域が活性化していくのかを考え、実践することが大切だと改めて感じました。

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Posted by ブクログ 2019年11月04日

信金や地銀の成り立ちなどがよく分かって良かった。
信金は頑張ってて地銀はダメという対比だったけれど、信金でやらかしているところもあると思うそ、うまくいつている信金はリーダーが良かったというだけで、信金に限らず、どんな組織でもありうる構図だと思う。その辺が説得力に欠ける内容だった。

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