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日本の銀行業界は、「収益減少トレンド」に歯止めが掛からず、大きな岐路に立たされている。メガバンクは大規模な人員削減を発表し、デジタライゼーションを進めて事業構造改革に乗り出すとしているが、いまだ未来は見通せない。エリートだった銀行員は、今や過剰なノルマに呻吟している。
それはメガバンクに限ったことではない。地銀はさらに苦しい状況に追い込まれ、現場では、行員たちの転職希望者が続出している。
果たして、日本の銀行は生き残っていけるのか。
そして、40万人以上といわれる銀行員たちはどうなっていくのか。
カギは、異動を減らし、地域密着で経営難から立ち直り、りそな銀行以上の利益を上げているスウェーデンの銀行にある。
本書は、緻密な取材を重ねている筆者が、現場の実情を踏まえたうえで、今後、日本の銀行業界が向かうべき道筋を提言する1冊である。
Posted by ブクログ 2019年07月21日
1.銀行で働く者として、なぜ銀行は時代の変化に対応できないのか、自分の考えをしっかり確立したかったので購入しました。
2.銀行の基本スタンスは大きく3つあります。
1富裕層への財テク
2若手のサラリーマンにローンを組ませることで安定収入の確保
3低所得層に消費ローンを組ませての収入確保
このように...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月07日
さすが取材歴が長く現場で働く銀行員にもきちんとインダビューをしているだけあって内容の濃い一書。
特に最初の50ページほど、「近未来の銀行」について書かれている部分はうなずかされる。(この部分をそのままどこかの銀行の再生プランにすれば良いのに、とら思うくらい)
ただ凡庸なタイトルが惜しまれる。中身...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月03日
厳しい経営環境に立たされる銀行の現状を目の当たりにした。いくつかの数値を出すことで明確に岐路に立たされているという状況がわかった。それについての解決策は、アメリカにおける前例などは出すものの、銀行員自身が考え出すことだ、と考えさせられるものであった。主張を強調したいのか、本書の中で何度も似たような話...続きを読む
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