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パロッたタイトルか?と思ったら
最近流行りの、君たちはどう生きるか、への便乗を狙った作品か?などと思って読んだら、全く違った
欧米の銀行の状況から、今後の日本の銀行および銀行員の近未来を予想している
筆者はこれら未来をやや悲観的に観ているようだが、筆者が語るような努力が銀行/銀行員にあるのであれば、その優秀さは今後も変わらないと感じた
Posted by ブクログ
2018年、日本のメガバンクグループ3社は合計で3万人の人員削減計画を相次いで発表した。金利はマイナスとなり、人々は現金を持たなくなり、融資をネット発信で募集する。銀行の必要性は将来、さらに減少することを見越した結果だろう。そんな銀行で働く銀行員はどう変わり、どう生きるべきなのか。
その参考例として、著者は激的に変化する米国銀行を取り上げる。多くのサービスをセルフ型端末に任せて、店舗規模を縮小。1店舗に従業員1人という運営形態もあれば、退職した銀行員がITによる銀行業務の効率化をサポートするベンチャー企業を立ち上げることもある。支店長室なんてものはなくなり、支店長はサービスマンとして店頭で顧客対応を担当する。
と、海外の銀行業界をほめ上げる著者だが、こうした変化へのスピード感の乏しさは日本の銀行業界の問題というより、解雇や転職が難しい日本型雇用の問題のような気がする。とはいえ、銀行員が変わらなければならないのは事実だ。
Posted by ブクログ
日本の経済社会で長く「変わらない存在」としてあり続けてきた銀行、その銀行は極寒の収益環境に身を置き、またフィンテックをはじめとする金融イノベーションが生まれつつある時代にあって、「銀行」は必要性が問われている。
労働集約的な仕事の仕方を続けてきたところにあって、日本国内のビジネスでは収益を上げられなくなり、デジタライゼーションに舵を切って仕事を減らすことで、新しい金融技術への対抗とまたその取り込みを同時に進めなければならなくなってきた。経済社会にバンキングは必要だが、それは必ずしも「銀行」の形をとる必要はないのかもしれない。
このような環境の変化が急な勢いで迫ってきた状況下、銀行で働くというのはどういうことなのか、今後どのような選択肢があるのかということがテーマである。
これまで考えることもなかった、銀行以外のプレーヤーが競争相手となり、コストを削減してかつ付加価値をあげていくという進化が求められている。できるのか。
その進化は結果的に一点に行きつくだろう。バンキングは無差別なものでしかない。そして、差別化とは、感じの良さや親切さという原点回帰へ向かうことになるいう議論である。
今、銀行のビジネスは極めて厳しい。銀行員の生き方を問うのだとすれば、バンキングの目的は何なのか、そして銀行にあってそれを妨げる真因、そうしたところのもっと具体的な議論があれば、さらに深い思考になっただろう。
Posted by ブクログ
銀行のこれからの方向性を、顧客志向と、デジタル技術に置くのは間違いないだろう。人は、コミュニケーション等に特化していくわけで。
どの銀行もそれは謳っているわけで、それがこれまでなんども同じことを言いながら出来て来なかった巨象にこの先できるのか。
で、出来たとして、出来なかったとして、それが果たして著者の言う通りになるかってところがかなり懐疑的に感じる。
一定の条件のもと、なのだが、その条件が果たして日本にそのまま当てはまるのか。
海外の事例は面白いし、三井住友はさすが。3メガのなかで、途中からみずほには殆ど触れなくなっていくのが笑える。
Posted by ブクログ
銀行は安定しているというレッテルのもと、これまでメガバンクは就職人気ランキング上位に名を連ねていた。
しかし、そのメガバンクの2019年新卒採用では、3行とも採用人数減という方向性が打ち出された。
安泰な大手銀行の大量採用はどこへ消えていったのか。
さらには、採用だけではなく、従業員数も減らす方針が示された。
日銀によるマイナス金利政策、人口減少、フィンテックの台頭等により、これまでの銀行業務では時代の流れにそぐわなくなってきている。
待たされる銀行での手続き、送金システムが24時間365日でない状況、謎に高い取引手数料、今まで当たり前と思っていたことが、デジタライザーションという抜本的な変革により、待たなくて良い、安く取引できるという、新たな波が生まれてきた。
当然、顧客は銀行へ行く必要もなくなり、銀行とは違う手段によって、お金のやりとりを行うようになってきた。
フィンテックにより瞬時に取引できる顧客の利便性向上と圧倒的なコスト効率化に、銀行は闘っていかなければならない。変化を拒めば、形勢が不利な状況になり、後手後手になっていく。
安定した銀行員のイメージは崩れかかっており、いち早く転職を行う者、これからの変化に対応していく者、変化に飲み込まれていく者等、確実に変わろうとしている。
数年後、日本の銀行がどうなっているのか。そこで働く銀行員はどんなイメージとなっているのか。大変な世の中になってきたものだ。
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