岬龍一郎のレビュー一覧

  • 学問のすすめ 自分の道を自分で切りひらくために

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    個人の独立心が必要だ。他人の意見に流されるのではなく、他人に媚びるのではなく、自身で判断できるようにならなければならない。
    独立心が無いと、他人に頼る。頼ることが当たり前になって、自身の不遇を他人の責任にするようになる。
    集団全体にそういった意識が増えると、集団が腐って行く。

    私にできることは、自身の独立心を高めること。そして、人の独立心を高めるように助けること。
    そのためには、学び続けることが大切だと思う。難しい言葉を学ぶということではなく、生活を高めるために学ぶのだ。
    その生活とは、私個人の生活を成り立たせるというわけではない。他者の生活に貢献し、集団全体の生活をより良くするということで

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    2024年07月21日
  • 代表的日本人

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    内村鑑三がなぜ日本人を書いたのか。そこが面白く、そして謎に満ちた日蓮を1番最後に持ってくるのも面白い。

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    2024年06月09日
  • 武士道

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    封建制が先か、武士道が先かは分からないけど、封建制が無くなり民主主義が採られる時代になった今では、武士道の形骸化した部分だけが残っている。これを読むことで、今でも存在する、違和感を覚えるような伝統や慣習の解像度が上がった。

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    2024年04月30日
  • 武士道

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    武士道とは何か、日本の武士道精神そのものと、それが日本人の心や動作に浸透してきた背景が理解できる。著者が明治維新後30年くらいで外国人向けに書いたという視点で意識して読むと良いと思った。
    時代が違うので当然価値観も違うが、少なくとも今でも日本人の心に受け継がれてきているものもたくさんあり、またそれは武士道の元になっている神道や仏教、儒教から今に受け継がれているものも多い。そういった先人の教えを武士道の視点から学べることはためになる。

    学びメモ
    ・知識というものは、これを学ぶものが心に同化させ、その人の品性に表れて初めて真の知識になる。知識はそれ自体が目的とはならず、あくまで知恵を得るための手

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    2023年12月09日
  • 武士道

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     今日の会話の中で私たちは、「彼は侍だ」とか”大和魂”という言葉を使うことがある。しかし、それが何を示すのか明確な定義を教わることはなく、経典のようなものも少ない。だから、著者である新渡戸稲造はこれらを日本人に受け継がれる精神”武士道”として、まとめたのである。

     孔子の教えである「五常の徳(仁・義・礼・智・信)」または「八つの徳(忠・孝・悌)」が武士道の基盤となっている。義は人の心、礼は礼儀作法・所作を指し、仁や義を型として表すことである。仁は人の良心、慈悲の心のことを言う。伊達政宗は「義に過ぎれば固くなる。仁に過ぎれば弱くなる。」の言葉を遺している。仁義のバランスを取ることが大事であると

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    2023年12月04日
  • 武士道

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    外国人に向けて日本の武士道を解説する内容なので、海外と日本の比較する場面で分からない例えがあった。
    日本人のオリジナリティでもある武士道について、体系的に説明されていた。

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    2023年12月01日
  • 武士道

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    ネタバレ

    仏教は、運命を受け入れ、危険や災難を目にしてもストイックに落ち着き、生に執着せず、死に親しむ心をもたらした。
    サムライ"義“は、自分の身の処し方を、道理に従い、ためらわず決断する心をいう。
    死すべき時に死に、討つべきときに討つこと
    勇敢な人は優しい人
    愛のある人は勇敢な人
    礼は、長い苦難にも耐え忍び、親切で妬みの心を持たず、誇らず、おごらず、非礼を行わず、自分の利を求めず、憤らず、慢心しない
    人を泥棒呼ばわりすれば、彼は泥棒となる
    「つまらないものですが」は、つまらないものをあなたに贈る、という物目線の言葉ではなく、
    「あなたはいい人だからどんなものであってもあなたにふさわしいといっ

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    2023年05月14日
  • 武士道

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    戦後、日本人から失われつつある日本の精神。
    この世界的難局において日本人がもう一度立ち返るべき規範だと感じる

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    2023年01月16日
  • 武士道

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    「武士道」には、日本人の国民性の特徴が詰まっているなと感じた。美化しすぎな印象はありつつも、理想を追い求めたものだからこそか。
    比較対象として、騎士道、ドイツのゲミュート、英国のジェントルマン、フランスのジャンティオムなどが挙げられているところでフムフムと思った。
    武士道を形成する様々な概念について言語化されたものを読む機会はあまり無いので、あらためて文章にされたものを読むと、なるほど納得できるものがあった。
    漢字一文字でいうと「義」に集約されるものが特徴的かな。

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    2023年01月13日
  • [超訳]老子 心が安らぐ150の言葉

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    極めて読みやすい。
    老子の考えを知る手かがりになり得る本。教養としても読む価値がある。

    こうした哲学的な本は定期的に読み直したい。一度読んだだけでは理解できない部分があるし、時間が経つと実践する難しさを体感できるからだ。

    老子の考え方には、それで良いのか?歳を重ねた人は賛成できるかもしれないが、どうなのか?と思う部分はある。重なる部分がありつつも対照的なものとして挙げられる論語も知りたいと思った。

    こんなにも読みやすいのにかなり思考が刺激された。また読みたい。

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    2023年01月08日
  • 武士道

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    知行合一という普遍的道徳を説いた言葉があり、武士道精神の本質的原理と一致するらしい。

    その精神は日本が近代化を果たす原動力となり、現代では役目を終えて消える灯心となる。

    何事も終えるタイミングを誤らなければ美徳化され残り続けるだろう。

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    2022年12月30日
  • 武士道

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    日本人が日本人観を客観的に学べる。5年に1回くらいで一生そばには置いておきたい。海外でも知られている本なので、知っておくとなぜ日本人は他の国と違うんだ?という問いに答えられる。

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    2022年12月24日
  • 武士道

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    ネタバレ

    日本人とはナニモノか。西洋思想に半端にかぶれてしまった今、まさに再学習するのに良い。
    武士道の根本はノブリス・オブリージュにある。なるほど言われてみるとそうである。昨今嘆かわしい事態が引き起こされている。ネットでのヒトの振る舞いもなかなか酷い。
    武士道精神を学び直し、現代の社会様式に合わせて更新する。これが必要だと痛感する。

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    2022年10月16日
  • 武士道

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    この本は、「武士道を体系化した思想書」です。
    武士道を西洋文化、キリスト教等と比較しながら、丁寧に考察している本であり「日本人の元!」が、ここにあるように思いました。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    2022年06月30日
  • 武士道

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    日本人の考え、古くからの道徳心を、新渡戸稲造がわかりやすく外国人のために書かれた英語の本を、日本語訳された本だったから読みやすかった

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    2022年03月01日
  • 武士道

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    新渡戸稲造さんが日本人の伝統的精神について、外国人向けに書かれた本作。聞きなれない言葉が多く、わたしには少し読みにくい箇所がいくつかありましたが。。。
    平成生まれのわたしでも共感できるところがいくつかありましたが、時代劇などを見ていても感じることですが、本当に同じ日本人なの?と思う箇所もたくさんあり。。。
    今の資本主義経済やグローバル化が浸透しきった世の中にあって、武士道精神は馴染まない部分が多いですが、日本人の伝統的な精神であるこの武士道について、日本人として決して忘れてはならず、自分の子供たちにも伝えていきたいなと思いました。

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    2022年01月10日
  • 学問のすすめ 自分の道を自分で切りひらくために

    DON

    購入済み

    志高く

    強さとは何かを教えてくれました。

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    2021年11月09日
  • 武士道

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    ネタバレ

    無駄な余談に走ることがなく、武士道という漠然としたものをキーワードに分けて定義付け。そして、ビックリするほど理路整然として客観的な見解!不安げにあたりを見回す読者に対してスマートにエスコートしてくれるジェントルマンに見えてきてしまった。

    加えて日本だけでなく、海外の学者や聖書の言葉まで引用しており、武士道への理解を深めて貰おうとする工夫の仕方が素直に凄かった。次々と繰り出されるもんだから注釈を見るのに忙しかったし、相当な読書量やなと脱帽。さすが国連事務局次長!
    (天皇を「天上の神の代理人」と表していたのには時代を感じた)

    個人的にささったのは「名誉」の章。(英語版では“honour”)`

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    2021年10月21日
  • 武士道

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    新渡戸稲造1899年M32米国発表。日清戦争で眠れる清国に勝利したが未だ西洋から幼稚で野蛮と思われていた日本を武士道を通して正しく理解させようとした本書。武道鍛錬、禅、和歌、茶道、儒教を学び銭勘定を嫌い「仁、義、礼、智、信」義の為なら死ぬことさえも恐れない勇猛果敢なフェアプレー精神で知識と行動を
    一致させることを目指す生き方は西洋でブームになり当時の米国大統領は感動し家族や知人に配ったらしい。

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    2021年07月20日
  • [新訳]荘子 天命に逆らわずあるがままに生きる

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    小知は大知に及ばず、少年は大年に及ばず。自分の判断を絶対視し、賢だ、愚だと、勝手なことを言っているが、それは、みんな小知のなせる業、もっと大事なことを忘れていませんか、と荘子も著者も言っている。大きな視点で見れば、それは、どちらも大差なし。所詮、この地球の上の片隅で騒いでいるだけのこと。悠久の流れの中に浮かぶ泡のようなもの。焦らず、騒がず、もっと穏やかに、生きたいと思う。

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    2024年12月11日