岬龍一郎のレビュー一覧

  • 武士道

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    100年以上前の明治時代に英文で発表され、世界的なベストセラーとなった本書。
    それまで、なんとなく日本人が持っていた考え方を、分かりやすく解説しています。
    これこそ、本書の副題にもある「The Soul of Japan」日本の魂(大和魂)だと思いました。

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    2025年11月06日
  • 武士道 新渡戸稲造のことば

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    まず日本人で良かったと思ったし、
    武士道というのは私たち日本人の中に強く根付いているのだなと思った。
    また、時代が移り変わり男女の役割が変わっていく中で、これまでのそれぞれの役割がどんなものだったのかを知れたのも良かった。

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    2025年10月06日
  • 武士道

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    新渡戸稲造「武士道」について書く。今回読んだのは1899年にアメリカで出版された新渡戸稲造「武士道」"BUSHIDO The soul of japan"の現代語訳だ。訳者は人間学の講師を生業とする岬龍一郎氏だ。本書の正式なタイトルは「いま、拠って立つべき"日本の精神" 武士道」であって、日本の精神が強調されているのは原著の題名にある"The soul of japan"を訳したものだと思われる。本書が描かれた歴史的背景だが、明治維新から30年程度の年月が経過して、日本の国際的地位が固められる最中だった。しかし永続主義や封建主義を続けていたにも関わらず、革命に端を発してみるみるうちに進歩していく、日本の特異性に世界が目を向けた時期だ。その後の日露戦争で日本は白人国家であるロシアを破り、黄喎論という形で人種的な偏見を受ける羽目になる。当時本書が出版された際は非常に好評であったそうだが、そうした偏見が強まるにつれて本書も侮蔑の対象とされた。武士道は自虐的であり、日本人は生来の残酷的な本能を抑制できないとまで語られた。しかし侮蔑の対象になるということは本書が描いた戦前の日本人の気質というのは、まさに概ね正しかったということだろう。それにしても驚愕したのは、本書で描かれる武士道は、全てにおいて我が家の祖母にその影が見えるという点だった。それもそのはずで、祖母は武家の出であるから、幼少期からの教育や気質が異なるのだろう。しかしその気質は子供たちには引き継がれていない。また、本書の卓越した点として、西洋哲学と比較している点も面白い。武士道のみに注視するのではなく、より相対的な思想として、観念として説いているため、本来なら日本人の特異性を示す根拠にはならないだろうに、偏見というのは恐ろしい。最後に少量だけ描かれた訳者の解説は、解説にしては主張の激しいものであったが、昨今の裏金騒動の中で聞く分には心地よかった。歴史的な資料であるだけでなく、内容も非常に素晴らしいものだった。

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    2024年11月27日
  • 武士道

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    ネタバレ

    日本人の心の根底にある武士道。新渡戸稲造が宗教教育のない日本にどうやって道徳教育をしているのかを尋ねられた際に、行き着いた結論。武士道の構成要素は仏教や神道、儒教など様々な宗教や教え。そして7つの徳によって構成されている。義、勇、仁、誠、礼、名誉、忠義。この7つは、今の日本人の心にも息づいている。国際社会と言われる。今だからこそ、日本人としてのより良い生き方を模索すること、古来の優れた考えを見つけておく事は重要。武士道があるおかげで、個人が全体を支えると言う日本の社会システムが成り立っているかもしれない。

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    2024年08月17日
  • 学問のすすめ 自分の道を自分で切りひらくために

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    個人の独立心が必要だ。他人の意見に流されるのではなく、他人に媚びるのではなく、自身で判断できるようにならなければならない。
    独立心が無いと、他人に頼る。頼ることが当たり前になって、自身の不遇を他人の責任にするようになる。
    集団全体にそういった意識が増えると、集団が腐って行く。

    私にできることは、自身の独立心を高めること。そして、人の独立心を高めるように助けること。
    そのためには、学び続けることが大切だと思う。難しい言葉を学ぶということではなく、生活を高めるために学ぶのだ。
    その生活とは、私個人の生活を成り立たせるというわけではない。他者の生活に貢献し、集団全体の生活をより良くするということである。

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    2024年07月21日
  • 代表的日本人

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    内村鑑三がなぜ日本人を書いたのか。そこが面白く、そして謎に満ちた日蓮を1番最後に持ってくるのも面白い。

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    2024年06月09日
  • 武士道

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    封建制が先か、武士道が先かは分からないけど、封建制が無くなり民主主義が採られる時代になった今では、武士道の形骸化した部分だけが残っている。これを読むことで、今でも存在する、違和感を覚えるような伝統や慣習の解像度が上がった。

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    2024年04月30日
  • 武士道

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    武士道とは何か、日本の武士道精神そのものと、それが日本人の心や動作に浸透してきた背景が理解できる。著者が明治維新後30年くらいで外国人向けに書いたという視点で意識して読むと良いと思った。
    時代が違うので当然価値観も違うが、少なくとも今でも日本人の心に受け継がれてきているものもたくさんあり、またそれは武士道の元になっている神道や仏教、儒教から今に受け継がれているものも多い。そういった先人の教えを武士道の視点から学べることはためになる。

    学びメモ
    ・知識というものは、これを学ぶものが心に同化させ、その人の品性に表れて初めて真の知識になる。知識はそれ自体が目的とはならず、あくまで知恵を得るための手段である。陽明学の知行合一。
    ・文づかいや声音になんの乱れも見せないことは、心の広さであり、余裕である。そうした人は慌てることも混乱することもなく、多くのものを受け入れる余地を持っている。
    ・礼は寛容にして慈悲深く、人を憎まず、自慢せず、高ぶらず、相手を不愉快にさせないばかりか、自己の利益を求めず、憤らず、恨みを抱かないもの。心がこもっていなければ礼と呼べない。
    ・負けるが勝ちという格言。これは、真の勝利は乱暴な敵にむやみに対抗しないという意味。
    ・武士道が浸透していく中で、日本全体の道徳律として提供されていき、大和魂が象徴する言葉になっていった。
    ・日本に変化をもたらした行動力の源泉は、劣等国として見下されることに耐えられない名誉心からきている。

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    2023年12月09日
  • 武士道

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     今日の会話の中で私たちは、「彼は侍だ」とか”大和魂”という言葉を使うことがある。しかし、それが何を示すのか明確な定義を教わることはなく、経典のようなものも少ない。だから、著者である新渡戸稲造はこれらを日本人に受け継がれる精神”武士道”として、まとめたのである。

     孔子の教えである「五常の徳(仁・義・礼・智・信)」または「八つの徳(忠・孝・悌)」が武士道の基盤となっている。義は人の心、礼は礼儀作法・所作を指し、仁や義を型として表すことである。仁は人の良心、慈悲の心のことを言う。伊達政宗は「義に過ぎれば固くなる。仁に過ぎれば弱くなる。」の言葉を遺している。仁義のバランスを取ることが大事であると説いている。
     上記の特徴は、よく日本人に言われていることだが、その他にも特筆すべき点があった。これが名誉、忠義である。これらは、心の強さを指すものとして私は考える。名誉は、いかに恥を感じないようにするかと言い換えられる。自分の心に正直に生きることがより強い武士であった。忠義は、主君の義理に対する恩返しである。時には、家族よりも優先させるべき事であった。これらの名誉と忠義の強さが誠となると私は感じた。すなわち、誠とは面子を保つことである。

     武士道は、強烈な覚悟と誇りによって成り立っている。その一つに克己心がある。敵前でもけっして怯まず殺される瞬間まで毅然とした態度で平静を保つのが立派な侍であった。また、切腹もこれらを表す姿勢である。切腹は罪状として存在していたそうだが、逃げることもできる状況下であった。それでも、切腹を受け入れるのはそれなりの責任を感じ、自らの腹の中が潔白であることの証明を示す行為だったそうだ。正直、この描写では常軌を逸していると思ってしまった。

     本書では、ちょっと表現が強い場面があって、苦手な人もいると思った。それでも、今私たち日本人が持っている礼儀正しさがなぜ世界から称賛されているのか、外国と何が違うのか知ることができるので、一読すべきである。武士道は、一見誠実すぎて損をしてしまう考え方かもしれない。しかし、長期的に見たときに最後に笑うのは精神力、己の気持ちが強い者であると感じた。これからは、多様性の時代がやってくるが、武士道をどのように馴染ませていくのか考えていきたい。

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    2023年12月04日
  • 武士道

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    外国人に向けて日本の武士道を解説する内容なので、海外と日本の比較する場面で分からない例えがあった。
    日本人のオリジナリティでもある武士道について、体系的に説明されていた。

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    2023年12月01日
  • 武士道

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    ネタバレ

    仏教は、運命を受け入れ、危険や災難を目にしてもストイックに落ち着き、生に執着せず、死に親しむ心をもたらした。
    サムライ"義“は、自分の身の処し方を、道理に従い、ためらわず決断する心をいう。
    死すべき時に死に、討つべきときに討つこと
    勇敢な人は優しい人
    愛のある人は勇敢な人
    礼は、長い苦難にも耐え忍び、親切で妬みの心を持たず、誇らず、おごらず、非礼を行わず、自分の利を求めず、憤らず、慢心しない
    人を泥棒呼ばわりすれば、彼は泥棒となる
    「つまらないものですが」は、つまらないものをあなたに贈る、という物目線の言葉ではなく、
    「あなたはいい人だからどんなものであってもあなたにふさわしいといったら失礼にあたる」という気持ちを表している

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    2023年05月14日
  • 武士道

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    武士道とはなんなのかを知ることができる。
    なかなか一回では理解できないところもあるので読み返す必要あり。

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    2025年12月27日
  • 武士道

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    戦後、日本人から失われつつある日本の精神。
    この世界的難局において日本人がもう一度立ち返るべき規範だと感じる

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    2023年01月16日
  • 武士道

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    「武士道」には、日本人の国民性の特徴が詰まっているなと感じた。美化しすぎな印象はありつつも、理想を追い求めたものだからこそか。
    比較対象として、騎士道、ドイツのゲミュート、英国のジェントルマン、フランスのジャンティオムなどが挙げられているところでフムフムと思った。
    武士道を形成する様々な概念について言語化されたものを読む機会はあまり無いので、あらためて文章にされたものを読むと、なるほど納得できるものがあった。
    漢字一文字でいうと「義」に集約されるものが特徴的かな。

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    2023年01月13日
  • [超訳]老子 心が安らぐ150の言葉

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    極めて読みやすい。
    老子の考えを知る手かがりになり得る本。教養としても読む価値がある。

    こうした哲学的な本は定期的に読み直したい。一度読んだだけでは理解できない部分があるし、時間が経つと実践する難しさを体感できるからだ。

    老子の考え方には、それで良いのか?歳を重ねた人は賛成できるかもしれないが、どうなのか?と思う部分はある。重なる部分がありつつも対照的なものとして挙げられる論語も知りたいと思った。

    こんなにも読みやすいのにかなり思考が刺激された。また読みたい。

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    2023年01月08日
  • 武士道

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    知行合一という普遍的道徳を説いた言葉があり、武士道精神の本質的原理と一致するらしい。

    その精神は日本が近代化を果たす原動力となり、現代では役目を終えて消える灯心となる。

    何事も終えるタイミングを誤らなければ美徳化され残り続けるだろう。

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    2022年12月30日
  • 武士道

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    日本人が日本人観を客観的に学べる。5年に1回くらいで一生そばには置いておきたい。海外でも知られている本なので、知っておくとなぜ日本人は他の国と違うんだ?という問いに答えられる。

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    2022年12月24日
  • 武士道

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    ネタバレ

    日本人とはナニモノか。西洋思想に半端にかぶれてしまった今、まさに再学習するのに良い。
    武士道の根本はノブリス・オブリージュにある。なるほど言われてみるとそうである。昨今嘆かわしい事態が引き起こされている。ネットでのヒトの振る舞いもなかなか酷い。
    武士道精神を学び直し、現代の社会様式に合わせて更新する。これが必要だと痛感する。

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    2022年10月16日
  • 武士道

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    この本は、「武士道を体系化した思想書」です。
    武士道を西洋文化、キリスト教等と比較しながら、丁寧に考察している本であり「日本人の元!」が、ここにあるように思いました。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    2022年06月30日
  • 武士道

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    日本人の考え、古くからの道徳心を、新渡戸稲造がわかりやすく外国人のために書かれた英語の本を、日本語訳された本だったから読みやすかった

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    2022年03月01日