李琴峰のレビュー一覧

  • 透明な膜を隔てながら

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    生を祝う を書いた李琴峰さんのエッセイ

    エッセイを読んだ経験が少ないが、作者さんとおしゃべりしているような感覚
    特にマイノリティに関する言及が多く、自分とは異なる視点で世界を見つめているってことに気づく

    それは小説を読んで思うこともあるが、それ以上にどんな背景や意図で書いているか、その当時の社会情勢はどのようなものか、作者の過去の遍歴や生き方はどのようなものか
    そう言った観点に触れることができるのがエッセイの良さかもしれない。

    まだまだエッセイというジャンルを楽しめている気はしないが、いい経験をさせてもらった。

    もっと、いろんな人の作品読んでみたいなーって思った。

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    2023年08月13日
  • ポラリスが降り注ぐ夜

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    新宿二丁目にあるレズビアン・バーに立ち寄る女性たちを描く連作短編集。その中にはもちろんレズビアンもいれば、バイセクシュアルも、Aセクシュアルも、トランスジェンダーもいるし、彼女たちの中の多くは当然のように、日本出身者ではない。性的マイノリティの女たちの、最初から国境で分断されることのないつながり、そうした女性たちを受け入れるアジア最大のゲイタウン二丁目の懐の深さを描き出している。
    ただ、ひとつひとつの章で登場人物の背景が懇切丁寧に説明されるようなパターンがくりかえされ、ここに集う人々の多様さを伝えることが目的化されすぎているようにも感じた。せっかく小説なのだから、彼女たちの多様さだけでなく複雑

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    2023年02月10日
  • ポラリスが降り注ぐ夜

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    新宿二丁目のレズビアンバー「ポラリス」に訪れる様々な人たちの話。

    私は性の違和感を持ったことがないので、違和感を持って生まれた人の大変さは自分なら耐えられないだろうと思う。自分自身の問題としても大変なのに社会とも闘わなくてはいけないなんて、ハード過ぎる。
    私は人間というカテゴリーでしか見ないので、そういうのは気にしたことがない。セクシャルマイノリティより人間としての性格の方が私にはずっと重きがある。良い人か良い人じゃないかの方がずっと大切なこと。
    あまり知識がないので色々な違いとか悩みとか、とても興味深かった。

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    2022年12月21日
  • ポラリスが降り注ぐ夜

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    ノンフィクションっぽい?

    すごくリアルで、物語というより、ノンフィクションなんじゃないかと思った。
    特に台湾や中国のLGBT事情や社会問題については日本人では漠然としか分かり得ない真実のようなものを感じた。

    当事者としてはきっとここが舞台なんじゃないかとか、掲示板でビアンはこういう誘い方するなぁとか共感できる部分が多かったです。

    評価低いのは個人的に文章読みにくいなと感じたからです。

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    2022年08月01日
  • 五つ数えれば三日月が

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    中国に留学経験があり、今は台湾人と結婚して台湾で暮らす日本人の実桜と、台湾人で日本で働く私。

    池袋の中華屋さんで再会の食事をしながら
    実桜の台湾での生活の話を聞きつつ
    かつて彼女に思いを寄せていたこと、外国人として、日本で働くことの大変さや、台湾で過ごした日々に思いを馳せながら。

    中国語と台湾語は少し違い、生活の文化も少し違う。
    同じ国かと思ったら、違うみたい。

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    2022年07月27日
  • 五つ数えれば三日月が

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    大学を卒業すると、それぞれとんでもなく違う人生を歩むことになる。あの頃の私たちはそれを想像できない。
    ステージが進むごとに、自分が自分で無くなっていく。
    大勢の仲間の輪に入って、違和感を与えない様に、小さく笑いながら頷く…この作家さんの文章はいつもそんな感覚を思い出させる。
    その中で、美しく物語の中心にある料理たち。誰にでも平等に、メニューを選んで好きなものを食べて味わい、評価する自由があることが救いだと思った。
    いつか羊肉泡莫を食べてみたい。

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    2022年01月02日
  • 五つ数えれば三日月が

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    台湾にルーツを持つ女性と、台湾に嫁いだ日本人女性のお話がメイン。会話よりも情景描写が豊かな小説で、所々漢文が出てくるのが今までにない小説だと感じました。自分が何者なのかわからなくなり、溶けていくような感覚と焦燥感を覚えるお話でした。

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    2021年09月18日
  • ポラリスが降り注ぐ夜

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    連作短編集7編
    夏子の新宿2丁目のレズのお店「ポラリス」にやってくる傷ついたマイノリティ.性に関わる生きづらさがいろいろな形で現れ,哀しい結果になったり癒されたりする.この本で性差に関するあり方の多様性を知った.偏見に負けないでほしい.

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    2020年09月02日
  • 五つ数えれば三日月が

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    国籍、言語、文化、性別…他人と自分は絶対にイコールになることはないのに、愛する人と繋がりたくて、私たちは数多の違いを、窒息しそうになりながら、乗り越えようとする。愛なんて実体がないものなのだから、空虚で、嘘っぽくて、何の意味も持たないのかもしれない。でもいつだって、自分を一番突き動かすのは、やっぱり愛なんだ。

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    2019年11月17日