泉一聞のレビュー一覧
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5巻(最終巻)。
1冊全て結婚式の話。出逢った人達が続々とお祝いにやって来て、家から出ていた親族も帰ってきました。最終巻で明らかになるカンシバの祖父と出家した弟の存在。式後に祖父達の旅に同行する…みたいな話になっていましたが、旅の話とか後日譚等も読んでみたかったな。ラティの兄と街へ行く話も素敵でした。あまりにほのぼのしている2人に兄は心配していましたが、ラティがカンシバの行動を正確に理解しているのは既に夫婦の絆かなと感動しました。18世紀のチベット文化と善良な人達の優しい生活の全5巻、とても面白かったです^^❤
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4巻。
五体投地の礼拝をしながら進む巡礼の旅、そういうのがある事は聞いた事がありましたが想像以上に過酷です。何かを信じて祈る力って凄いんだなぁと感じました。あと、贈り物の話が好きです。相手の事を考えた贈り物、素敵です。カンシバのチョイスはナイスでした。喜ぶラティが可愛い♡(そういや子供の頃のラティ、頭のぼんぼりがラブリーでした)。そして、ペマが幼い頃に兄から貰った人形の行方にもほっこりしました。沐浴の話も面白いです。入浴や沐浴、洗濯をする頻度が少ない事は2巻で語られていましたが、家族や近隣が総出なんですね!!
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3巻。
怪我をした商人を『治す』話が好き。カンシバの父の「感謝の品や行為は受け取るが治療費の請求はしない、医者だから財産があるのではなく他人に使える財産があるから医者になる(要約)」との言葉に感動しました(時代もあるんだろけれど)。そして、一妻多夫婚が本当にある事にびっくり。ラノベとかファンタジー設定かと思っていました。成程、財産上の関係で家(兄弟)に嫁ぎ1個の家族になるってな考え方なんですね。19世紀の中央アジアを描いた【乙嫁語り@森薫】を読んでいても思いますが、土地によって色んな文化があって面白いです^^❤
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2巻。
少しずつ距離が縮まっていくラティとカンシバが微笑ましく、読んでいてほのぼのします。そして、民族衣装やこの時代のチベットの文化・食べ物などなどが興味深く面白いです。入浴の習慣が無く、治療であっても宗教上の理由で嫌がる(入浴を一生しない人もいる?)ってな文化にはのけぞりましたが、後書きで詳しく説明されていて成程なぁと納得。あと、カンシバの家の護衛犬・センゲがめっちゃ可愛いのですが大きいなぁと実物の画像(チベタン・マスティフ)をネットで検索したら超大型犬でビックリしました。こんな犬種が本当にあるんですね!
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舞台は18世紀チベット。13歳の許嫁達の物語(この時代は何処の国も適齢期が早い★)。吉日の関係で式よりも数か月早く婚家へやって来たお嫁さんのラティでしたが、親族が彼女を忘れて帰っちゃったと焦るお婿さんのカンシバが面白いです。自分の許嫁だという事も知らなかったんですね。主役の2人がとても可愛いけれど家族も魅力的。医者としては立派なカンシバの父、でも私生活では迂闊な言動が多く恐妻家なのが笑えます(怒っていても笑顔な母の圧が怖いです)。あと、妹のぺマちゃんも素直な良い子。ほのぼの読めて楽しい物語です^^♪
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心が浄化されます
全巻通して、嫌な人物がだれも出てこない。登場人物みんなかわいい。皆いい人。本当に平和で、誰もが互いを思いやってて素敵なこの世界がすばらしくて、実生活で荒んで汚れた自分の心が浄化されるのを感じる。
予告も本編も嫌なことが一切起きないので、読んでて安心感が半端ない。
あまりに皆がいい人すぎて結構ショックを受けました(良い意味で)。
困った人がいたら助けて、助けてもらったら感謝して、いつか恩返しをするっていう、人間って本来こういう生き物だったんだ〜とか原点に立ちかえってしまう。
とにかく良いことしか起きないし、良い人しかいない
騙すとか裏切りとかそういう後ろ暗いこと一切無い
他人を故意に -
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一昔前のアジア(こちらはチベット)、嫁入りから動き出すお話。ここまで似ると乙嫁語りと比べざるを得ないですけど、こちらも手を抜かない描き込みで好感をもてます。
日常生活や昔の医者というお仕事を垣間見れるのも楽しい。 -
ネタバレ 購入済み
チベット!ステキ!
チベットは不思議な風習や素敵な民族衣装独特の文字に非常に宗教色が強いと言う表面的な知識しかなかったので、花嫁を背負ってくる??!
ビックリしました!
薬も手作りで作って細かい所にいちいち感動しました
チベット、いつか自分の目で目てみたい -
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とにかく絵が素晴らしい
異国情緒と風景の描写で魅せるという点では、森薫の乙嫁語りを思わせるものがあるが、この作品の方がコミック 漫画っぽい雰囲気を出している。登場する人物の言動がみんな生き生き描き出されているところがとても良い。
現在、中国で抑圧されていると報道されているチベットとは本来このような国だったのだと認識させられた。