飯山陽のレビュー一覧
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ネタバレイスラム研究者の飯山氏によるエジプト滞在エッセイ。
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面白かったのは、イスラムの「濃度」のようなもの。過激派やノーマル(世俗の人)と、同じエジプト人でもそれぞれ。
また、スラム街には救われない人々の現実があり、イスラム内にも差別的な取り扱いがあること。
更には、イスラム同胞団がコプトはじめ異教徒からジズヤ(人頭税)を取ろうとしたり、グローバル化の現代でも価値観は一様では無いことを改めて感じる。
エジプト観光には役に立たないが、旅行で感じる肌感覚を研ぎ澄ますのには良い作品かと思います。
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ということでエジプト本でした。
エジプト人男性は「キャプテン」と呼ばれるの -
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イスラエルについては、状況が複雑な上に、情報が明らかに偏っていて、自分の中でもどう処理していいのか軸が作れないでいる。
ほんま、責任ある政治家でなくてよかった。
飯山先生は恐らく中東イスラムを専門に研究されている中で、唯一と言っていいほど「違う」ことを述べられ続けている。
印象深いのが、多分、イスラエルの味方をせよ、とは仰っていないような気がするところ。
あくまで、事実に基づいて、偏りすぎた情報と世論の誘導に、それは違うでしょと言っておられる。もちろんその主張が本当に事実に基づいているかは判断するすべもないのだが、イスラムについて知りたくなって最初の頃に読んだある研究者の本の、こいつヤ -
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ネタバレ新書コーナーで「『性格が悪い』とはどういうことか」という新書と、この本が並んでいたので、どちらにも興味をひかれて悩んだ結果こちらを購入。それで著者の飯山さんのこともよく知らなかったので、こちらも進化心理学とか、発達心理学とかの「性格がいい」ことを論じた本かと思い込んで読み始めたら、違った!政治の本だった。つまり「いい人」のふりしてこういう主張をしている人は、「偽善者」ですよ。イスラムのこと何も分かってないんだから!みたいなことです。
飯山氏の肩書きは「イスラム思想研究者」となっていて、イスラム教やイスラム社会について詳しいようだが、研究した上で「イスラム社会の人々とわかり合いましょう」というこ -
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一部を除いて、全くその通り。
「いい人」くらい信用できないものはない。まさに、地獄への道は善意で舗装されているのである。
問題がややこしくなるのは、ガチの善意と、善意を利用する奴等の区別はそうつかないし、善意を前面に押し出してくるので、お人好しの国民には麻薬のように効いてしまうところ。
さらに、古い伝統を壊して、均一絶対平等こそ進化という一面的な思想と、古い秩序を破壊したいという思惑と、俺が理解できない、しかも不利益を被りそうな常識は、悪に違いないという低脳、頭さえ下げていれば誰からも嫌われないという愚かさ、数が多いということはそれだけで差別なのだという真っ向民主主義を否定する正義なんかが -
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前提として、私はこの方の発言は、まだ海外にいる頃から結構好きである。歯に衣着せぬ、かつ、「庶民」「生活」目線での物言いが好き。頭も切れるよなと思っている。
この本もYoutubeチャンネルのまとめなんかな。
主に、最前の立候補時の話、中東の問題、専門のイスラムを取り巻く話題。
物凄く分かりやすい、と思う。論理に無理がない。
のだが。
まあYoutubeでやってる時はいいんだろうが、やっぱり活字で「悪口」は閉口するねん。批判ではなく。名前とか、悪いあだ名で書くのはやっぱり、悪口だろうなあ。
飯山先生がどれだけ悪口雑言浴びせられて来たのかも見たし、ふざけんなオラはわかるけど、それでもい -
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ネタバレ「アラブの春」渦中を日本人女性で、イスラム研究者である著者の日常を描く、ノンフィクションエッセイ。
1 娘と親友とサラフィー運転手
娘さん中心に話が進んでいきます。
女性一人で街を歩けばセクハラの嵐。
だが、1歳の娘と歩けば風景は全然違う。
2 ピラミッドを破壊せよ
エジプト人イスラム教指導者の発言。
偶像崇拝は認めない。
髪の毛、肌を出した女性は「男を惑わす悪魔」だと。
3 頭上注意
ジハードで死んだら皆殉職者扱い。
空からバルコニーや角材が降ってくる。
エジプト観光地「白砂漠」では星が降るよう見に見えるとか。
4 バット餅
エジプトの食事情彼是。
やっぱり