あらすじ
米国、ロシア、中国が介入する中東は第三次世界大戦の火薬庫になるか?
空爆、ミサイル攻撃、暗殺、テロ、拉致、人質、核開発…
過酷な戦争を続けるイラン勢力とイスラエル、それを取り囲む国際情勢と日本の問題を説く!
◎イラン国内でハマス指導者を暗殺したイスラエル
◎モサド長官が語るヒズボラへのポケベル爆破作戦
◎イエメンのフーシ派を空爆するイスラエル軍
◎実はUNRWA学校校長だったハマス司令官
◎イランの再武装化を支援する中国
◎ロシア・イラン支援のシリア・アサド政権が崩壊
◎第二次トランプ政権の中東政策の成否
◎イランとイスラエルの「12日間戦争」の行方
◎「トランプを殺せ」と命じるイラン法学者
◎イランの核開発を見て見ぬふりの日本
宗教、民族、国連、大国の思惑が入り乱れる中東戦争の真相!
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Posted by ブクログ
かなりイスラエル寄りの観点で書かれてますね。イスラム寄りに書かれたものを読んでバランスをとらないとですね。
はじめに
イラン 核開発 民生利用に不必要な60%濃縮ウランを大量に生産保有
日本 オイルショックで新アラブ路線に転換、イスラエルのパレスチナ占領を批判、アメリカがテロ組織に指定したPLO(パレスチナ解放機構)の東京事務所開設を認め、
1979年にイスラム革命が起きたイランと断交するようにアメリカに求められても、日本はイランとの外交関係を継続、日本企業は産油国の巨大開発事業を次々に受注し、当地に次良い親日感情を生んだ。
すでに50年以上経過
50年前はイスラエル対アラブ諸国
今はイラン対イスラエル+イラン以外のアラブ諸国
マスコミは50年前の価値観を持ち出して報道している。
空爆、ミサイル攻撃、暗殺、テロ、拉致、人質、核開発
第1章 イスラエル殲滅を狙うイランとその代理組織
第1節ハマス・ヒズボラ・フーシ派と戦うイスラエル
イスラエル軍がイエメンのフーシ派に大規模空爆
2000キロ飛んで、石油備蓄庫を狙い撃ち火災の継続を狙う
フーシ派は世界各国の商戦を攻撃、日本の船も拿捕されている
日本政府やメディアはつねにイスラエルを悪く言う。
ハマス最高指導者ハニーヤがイスラエルに寄って暗殺された。
イラン議会は報復について決定
アメリカはイスラエルの自衛権を支持
イスラエルはアメリカ、イギリスと連携
モサドはイランの諜報員を2人を雇った。革命防衛隊内部に裏切者
ハマス指導者ハーリド・マシュアルは支持者に対して自爆テロ攻撃の再開を呼びかける。
イスラエルに対する殺しや拉致のようなテロをジハードと呼ぶ。宗教的な義務
殉教作戦(自爆テロ)
普通のアラブ人はハマスを嫌っている。
指導者たちはかわいそうなパレスチナ人をダシに金儲けをしている。
レバノンのヒズボラ戦闘員へのポケベル爆破作戦
ポケベルを作る会社と工場を作った。そしてヒズボラから受注。携帯電話は狙われるのでポケベルにした。ヒズボラっ戦闘員が重傷を負うようにした。
ヒズボラの最高指導者ナスララがイスラエルの作戦により死亡
日本のメディアは彼の死を悼む(いた)む記事を出した
特に毎日、朝日
革命防衛隊司令官ソレイマニの死を悼む朝日、毎日
ハマスやヒズボラをイスラム組織と呼ぶ日本メディア、イスラエル、アメリカは悪!
ハマス、ヒズボラ、イラン、そしてフーシ派
ポケベル作戦はヒズボラとの戦いを大きく転換させた
イランはイスラエル殲滅を国是、直接攻撃はせず、プロキシー(代理組織)作戦
ハマスに資金を集中させ、2023/10/7のテロです。それでもイスラエルは倒れない。
国際社会は一致協力してイスラエルを叩く
パレスチナ難民救済事業団UNRWAがハマスのフロント組織
UNIFILの近くにロケットランチャー
10・7首謀者シンワールをイスラエル軍が殺害
NHKもシンワールを最高幹部として称える
イスラエルは極悪である。ハマスがどんな残虐なことをやろうと気にしない。
人質奪還、10/7テロを繰り返させない、避難している国民の帰還、国土と国民の安全保障。イスラエルは戦うしかない。ハマスは便衣兵
ガサを破壊したのはハマスではないか。ハマスはガサ住民を人間の盾にしている。学校や幼稚園を武器庫。病院に作戦本部、ガサの人々に対する支援金などをハマスが横取りしてテロに流用する。そしてハマスはイスラエルのジェノサイドを主張。
ハマスがガサ住民を拷問、家族がわいろを払って釈放
ガサ市民の1/3がハマス支持!?ハマスはハマスの為に戦争をやっている。
ガサの破壊者はハマス、ハマスにとってガサ市民は道具や武器
ハマス戦闘員はICCから告訴されることも無く、国際的に批判されることも無く、元気いっぱいです。
反ユダヤ主義を子供の頃から教え込まれるイスラム教徒。
ヘイトスピーチは許さないけど、反ユダヤ主義
2023年10月7日ハマステロはサウジとイスラエルの国交正常化を阻止するためのもの
サウジが主導する中東へ トランプに金を出して勝ち取った。
指導者が殺されても弱体化しないハマスの生き残り戦略
国軍よりも強力な軍事力を持つイスラム過激派テロ組織が内政を牛耳り、隣国と絶えず戦争を続けているのがレバノン。
2024年末にイランの手下だったシリアのアサド政権が崩壊。イランからシリアに武器を供給するルートが機能しなくなった。
レバノンは18の公認宗教・宗派があるモザイク国家。ヒズボラと同じシーア派イスラム教徒は国民の30%ほどなので、ヒズボラが勝利する。反ヒズボラで結束できるか!?
ハマスにとって10/7は偉業です。
ハマスの幹部はカタールに匿われて暮らしている。イスラエルはカタールを攻撃。ハマスの犯罪を見て見ぬふりをするのが今の国際社会であり国連であり国際法
第2節 テロ組織を支援する国際機関とメディア
ハマスのレバノン指導者が国際パレスチナ難民支援機関の運営する中学校の校長だった。
世界がUNRWAに提供した支援物資や金はハマスに横流しされている。
UNRWAがハマスのフロント組織
700人以上の国会議員がいるのに中東についてまともな見識のある議員がいない。
ガサを救えに騙されて、ハマスを支援している日本
国際刑事裁判所がイスラエル首相に逮捕状 ICCの反ユダヤ主義的判決はドレフュス裁判
フランス、ヨーロッパに根付く反ユダヤ主義、いまだに消えない
アメリカやイスラエルを絶対悪と捉える
イスラエルの虐殺・飢餓にすり替えられるハマスのテロ
ハマスがイスラエル人を殺すところは残酷すぎてマスコミは報道できないが、イスラエルの空爆やそれによって破壊されたガサの街は報道しやすい。
飢餓を作り出すイスラエル。メディアと国際世論を味方につけたハマス
第3節 テロ支援国家イランが進める核開発
イランのミサイルは主にロシア、北朝鮮の設計、中国の支援、中東最多
イランは世界の脅威、ハマスもヒズボラもテロ組織
イラン核開発を甘く見たバイデン政権(オバマ含む民主党)
イスラム教は敵を欺くためには嘘は許容
イスラエルによるイラン反撃
イスラエルの目的はイランが核保有国になるのを阻止
ハマス、ヒズボラ、フーシ派はイスラエルを殲滅しようとしている。
イランのトランプ暗殺計画
イランの武装化を35年にもわたり支援する中国、石油も買っている。
第2章 イランが支援したシリア・アサド政権の崩壊
第1節アサド政権崩壊
シリアの反体制派にしてイスラム過激派テロ組織シャーム解放機構(HTS)が24年11月29日から突如アレッポに進軍、アレッポの半分以上はHTS.
アサド政権の頼みの綱はロシアとイラン、ロシアはウクライナ、イランは、ヒズボラ、ハマスが壊滅的。HTSの指導者ゴーラーニーは経済的基盤を持つイスラム国家建設をめざしている。穏健なイメージで国家建設を模索
いわゆる国際社会では武力でアフガニスタンを乗っ取ったタリバンを正当政府とは認めていない。しかしながら、ロシア、中国、北朝鮮、イランの枢軸が支援する。
イスラム過激派の穏健派、民間人をやたらと殺さない。少数派をやたらと殺さない。アサド政権側の人間も反省すれば許すとか、イスラム国に比べるとはるかに穏健。
少数派のキリスト教徒、ドウルーズ派は二級市民として扱うが殺さない。
シリアではアサド政権軍自体内部から崩壊
2024年12月7日アサド政権崩壊
ゴーラーニーがシリアに留まれば許容されるか
アサド政権はムスリム同胞団の弾圧や反体制派の虐殺、人道とは無縁。
HTSは多様性を尊重、過去にはヒジャブ着用の強制やイスラム教への改宗。
タリバンも女性の権利尊重とか言ってた。
第2節 シリア新政権の行方
アサド政権崩壊後HTSが文民のムハマンド・バシール氏を暫定首相に任命
アメリカの論調は、新生シリアとの協力にそれほど前のめりではない。
シリアが安心できる国だと難民が帰れる。シリアは支援、ウインウィン
ヨーロッパは今なお難民が続く
日本の中東専門家はイランが大好き。イランの弱体化は考えたくない。
イランはアサド政権やヒズボラを支援、国民は不満でも言えなかったが、少し変わった。
イランでは「民主化」は無理。イスラム独裁は、軍も別途抱えている。
HTSと協力してきた歴史を持つトルコ
トルコの目標は「シリアがテロ組織の安全な避難場所にならないこと」「シリアにテロ組織を作らせない。新生シリアはトルコの手下になるか。
国際社会も新生シリアに好意的。しかしHTSが支配してきたイドリブでの統治に問題あり。
トルコのエルドアン大統領はオスマン帝国の復興を目指すも自身は否定。
トルコはNATO加盟国で、民主主義でが、スンナ派イスラムでもあり、ムスリム同胞団も保護してきた。
コーランの誤った人々とは、キリスト教徒、ユダヤ教徒と小学生から教える。
シリアの新大統領アフマド・シャラア、トルコの代理勢力!?
進化論や、脳の発達も教えるのを止める。そのほか多数削除対象有り。イスラム的に不都合なことはなかったことにする。偏った思想教育はタリバンと同じと危惧されている。
新生シリアはイスラエルと関係正常化する意志あり。
2024年末から2025年にかけて、シーア派の弧と呼ばれる、イランとその子飼いのテロ組織や独裁者が次々と倒されたり弱体化したりでイランの対外影響力は低下した。
イランの影響下から脱したシリアやレバノンが、今後、どの「陣営」に付くかというのは、中東にとっても、世界全体にとっても重要な意味がある。中国やロシアの強い影響下に置かれれば、それはイランの手下だった時と何も変わりない。西側や穏健な中東諸国はそれを避けたい。
アサド政権の残虐さは、化学兵器(毒ガス)を使った住民虐殺に象徴されます。2017年4月に第一次トランプ政権下の米軍がシリアに対してトマホークを50発以上発射したのは、アサドによる化学兵器使用の拡散を阻止するのが目的でした。 アサド政権は、反体制派住民の子供を連れ去り、家族を引き離すという「戦略」もとりました。ウォール・ストリート・ジャーナルの調査によると、シリア内戦中に少なくとも300人の子供が強制的に引き離され、孤児院に収容されたことが判明しており、家族は今もその子供たちを探していると報じています。戦争では、敵に圧力をかけるために子供が利用されるのが常です。ロシアがウクライナから何千人もの子供を連れ去ったのも同様です。
かつて虐殺されていたスンナ派が、自分たちを支配してきたアラウィ派に牙をむいている。個々のアラウィ派の住民に、アサドの虐殺の罪はないはずです。ところが集団としての敵意、憎悪は、同じく集団へと向けられる。
ドゥルーズ派(イスラムの一派と一般的には理解されていますが、かなり異なっている。)を守るためのイスラエルの軍事介入。イスラエルのドゥルーズ派は国防軍に多大な貢献をしている。
「国際法って何ですか?」という非国家武装勢力が罪なき人々を虐殺する世界で「国際法」を盾に軍事攻撃を非難するのは非合理です。
第3章 トランプ米大統領の中東政策
第1節
エルドアン、イスラム化が進み反イスラエルが増えた。
イスラエル、ガザ、ヨルダン川西岸、レバノン、シリア、イラク、イエメン、そしてイランと7方面の戦争!
バイデン外交の失敗、戦争犯罪人!?
イスラエルに武器支援、イランに対する抑止力を放棄した。
サウジがアメリカに6000億ドル投資拡大
フーシ派のテロ組織認定、防衛協定
トランプは中東問題を重視、パートナーはサウジとイスラエル
日本はオイルショック以降米国とは異なった中東外交 イランは悪の枢軸
トランプは反ユダヤ主義を強化
トランプは反ユダヤ主義の国連人権委員会から離脱
国連が絶対であることに疑問を投げかける
米軍はイエメンのフーシ派を攻撃、イランが支援、外国船への攻撃をしている
トランプはハーバード大学に反ユダヤ主義の取り締まり強化を求めたが拒否されたので、政府助成金を凍結、ハーバードは提訴
第2節イランの核開発を阻止せよ
イランはトランプの圧力が核開発に向かわせているようにみせる。
オバマとの核合意に反して開発を進めた。
トランプの圧力が核開発を進めるとの言説が日本で多く見られる。
ハメネイはアメリカとは協議しないと断言している。
イランは核兵器級のウランを大量に保有している。
イランは平和利用と言い張る。
第4章 「12日間戦争」後も睨み合うイランとイスラエル
イスラエルによるイラン核施設攻撃と要人暗殺
イランの反体制派がウラン濃縮施設を暴露
イランの核開発は大幅に進んでいる。脅威を消滅させることはできない。
日本政府のイランへの宥和政策は間違い
水も食料もなく苦しむ国民を蔑ろにしてハマスやヒズボラに武器と資金を与えている。
日本政府はイラン国民とイランの体制を切り分けていない。
イランのイスラム体制は自国民も抑圧、自由を奪い、批判者を投獄、処刑。
標的はイランの体制
世界をイスラム体制で支配する
アメリカがイランを攻撃しても第三次世界大戦は起こらない。
イラン、中国、ロシア、北朝鮮は悪の枢軸、40年前から連携。結束力は弱い
悪魔の詩 出版に関わったものは全て死刑に処すべし。ホメイニのファトワー
日本語訳の五十嵐一助教授の殺害もこの一環。
トランプ殺害のファトワー
イランの体制は世界の脅威でありトランプの脅威
IAEAで視察も無視
イランに地対空ミサイルを売る中国
ヒズボラ、フーシ派、ハマスの再武装化、イスラエルは戦い続ける
第5章 日本が問われるイランとイスラエルの関係
イスラエルはジェノサイド国家
イランはAIでフェイクニュースを大量に作りばら撒いた。
イランの目的は西側諸国の破壊、内部崩壊を狙う。
中東の安定は日本のエネルギー安全保障に不可欠なのに、イラン核合意に賛同する。
工作員が潜入している。
イスラエルは自国民が拉致されたら戦う。
法による支配は世界に及んでいない
テロ組織は国際法の適用外、そもそもイスラム教徒にはイスラム法しかない。
イスラエルは軍事技術だけでなく、サイバーセキュリティなどIT技術に関しても先進的。
イスラエルは民主主義国家vsアパルトヘイト国家
UAEではムスリム同胞団はテロ組織指定されていますが、イギリスでは指定されていないので、大ぴらに活動できる。
ムスリム同胞団はエジプト発祥ですが、テロ組織指定されています。
カタールは同胞団を保護、サウジとの覇権争いに利用。アルカイダは同胞団がルーツ。
トルコもアラブ支配に利用。
別の一部はヨーロッパ、保護すべき弱者と扱われる。
西側諸国の「政治的正しさ」ではイスラム教徒は多様性の一部
ハマスはムスリム同胞団のガサ支部
UAEは多様性より安全や治安を重視する。
ポリコレや多様性がテロの脅威を高める。日本もかなり危ない。
外国勢力による選挙介入
イランに核を持たせてはいけない
あとがきに代えてートランプのガサ和平案とカタールの野望
ガザ和平案、サウジアラビアが全面協力、アラブイスラム諸国も同意、カタール、トルコにも合意するように求める
カタールは新米国家で米軍基地まで置いているのに、アメリカの同盟国であるイスラエルを執拗に攻撃しているハマスを保護しているという、幾重にもねじれた政策をふつうに展開してきた。さらにアメリカのリベラルはこのカタールを支持。
Posted by ブクログ
イスラエルについては、状況が複雑な上に、情報が明らかに偏っていて、自分の中でもどう処理していいのか軸が作れないでいる。
ほんま、責任ある政治家でなくてよかった。
飯山先生は恐らく中東イスラムを専門に研究されている中で、唯一と言っていいほど「違う」ことを述べられ続けている。
印象深いのが、多分、イスラエルの味方をせよ、とは仰っていないような気がするところ。
あくまで、事実に基づいて、偏りすぎた情報と世論の誘導に、それは違うでしょと言っておられる。もちろんその主張が本当に事実に基づいているかは判断するすべもないのだが、イスラムについて知りたくなって最初の頃に読んだある研究者の本の、こいつヤバイんとちゃうかなに言うてんねん、という感じはない。
むしろ時々先生の本を読まないと、やっぱり世の中の偏った情報に流されていく気がして、手に取れるものは拝見するようにしている。
PRC、北朝、ロシアとつるんでるというだけで、イランやばいと思うのは素直な感想。