飯山陽のレビュー一覧

  • イスラム教の論理(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    「コーランを字義通り解釈すれば、日本人も『殺すべき敵』である」
    衝撃的な言葉だった。
    本書は、コーラン、ハディースの解釈とイスラム教の論理が、必ずしも多様性や平等、民主主義などの西洋の論理にそぐわない側面があることを直視すべきだと警告する。本書を読んで、コーランやハディースについて興味が湧いた。イスラム教の論理を知る良書。

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    2020年01月13日
  • イスラム教の論理(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    イスラム教の研究者が、イスラム教徒の考え方、その論理について書かれています。ただイスラム教というよりも、世界で無視できなくなりつつある、イスラムを自称する人たちによるテロ行為に焦点が当てられています。なぜ彼らは戦うのか、そしてそれを他のイスラム教徒はどのように見ているのか。そしてそこには、私たちが当然視している常識、民主主義とは違った論理があるということ。それを知らずして、この現象を理解することはできません。
    イスラム教徒の人たちが、どのような考え方で行動しており、また個々人それぞれの穏健と過激の行動の違いに矛盾がないことなど、なるほどと思いながら読むことができます。ただなぜそういった考え方を

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    2018年05月12日