嘉村賢州のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
まず最初に巻末にある用語集やコンセプト概要を読んだ方がわかりやすいかもしれない。これらを踏まえて気になる章から読んでいくのが良さそう。
個人的に刺さる内容だったところは以下。
第5章の「ソースとしての振る舞い」ではソースコンパスに基づいた説明の後にある4つの行動「耳を傾ける」「ホストする」「分かち合う」「決断する」のどれもが欠けてはいけないことだとわかる。
第7章の「ビジョンを明確にする」ではまずそもそも類似であるミッションやパーパースなどがあるが、言っていることはどれも同じで、違いは「WHAT」に対して短期なのか長期なのかの時間軸のみであるということと、その「WHAT」に対する「WHY -
-
-
-
Posted by ブクログ
・ビジョンを実現するには、組織そのものではなく、その奥にある「アイデアを実現するという創造的なプロセス」に焦点を当てること、そして、そのプロセスにおいて一人の人物が特別に持つオーサーシップや責任=ソースの役割」を認識すること
・ソース熾仁は、まだ存在しない未来を思い描き、それを現実化させる人間の素晴らしい力を発揮する。今この瞬間、充実して生き、存分に創造性を発揮している、そしてそれを楽しんでいる人なのだ
・ソースの役割は、1人の個人が、傷つくかもしれないリスクを負いながら、最初の一歩を踏み出し、アイデアの実現へ身を投じたとき、自然に生まれるものだ
・自分の人生においては、自分が完全なソースであ -
-
-
-
Posted by ブクログ
現在私はごく普通のサラリーマンであるが、この本に書かれてある現在の組織の問題点に見事にぶち当たっており、提案されている新しい組織の形はとても魅力的で、今勤めている会社を新しい組織の形に変えたいと感じた。ただし、新しい組織は社員に階層構造がほぼないため、当然給与にも差がほぼなく、この点が現在の組織を変更して新しい組織に移行するにあたり最も困難なことだと考えられる。したがって、もし今の会社でできることとすれば、周りの人をもっと信頼し、頼り、自らの心を開示し、約束を果たしていくことで、会社の雰囲気を変えていくといった地道な活動になるだろう。そういった視点をもたらしてくれた本書に感謝するとともに、いつ
-
-
-
-
Posted by ブクログ
難しいのかもしれないが、ピラミッド型の組織ではなく、組織の構成員が自主性を持った組織を作ることができれば、リーダーをおかなくても組織の長期的な安定と成長を得ることができるのかもしれないと思っている。と知人に話すとよく否定的なコメントを頂戴することがある。曰く人間はそういう生き物ではないのでリーダーによる規律と躾が必要だ、と。反論したくなったので本書を手に取ってみた。翻訳であるため生々しさは感じられなかったが、世の中には同じようなことを考え、すでに実行している実例もあるのだと自信につながった。道のりは遠いが、自分もそういう組織を作るために試行錯誤していきたい。
-
-
-
Posted by ブクログ
これからのマネジメントに関するノウハウを学びたい、また旧式の組織管理に違和感を感じている方にオススメ。中規模のチームリーダーがマネジメントを学ぶ、と言う目的で読む本ではなく、企業としての在り方に対する考え方。
マネジメントという枠を越えて生き方としての学びも多い一冊。
「どんな組織もリーダーの発達段階を超えて進化することはできないのだ」
リーダーたる者は常に自己研鑽を繰り返し、自分自身が常に進化していかなければいけない。行動管理する、叱咤激励する、昇進や給与をネタに人を動かす、この様な考えは既に過去の産物になっている。
日本ではテレワークが進み仕事の進め方に多様性を謳っているがその裏では会社側 -
-
-