笠井亮平のレビュー一覧
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なにかきっかけがあって
この本を読もうかと思ったんですが
何だったか 忘れてしまいましたが 読みました。
イメージとしては
主人公の「朝子」さんの日記がベースになって
「アンネの日記」のような 読み物かと思いましたが
著者は それだけでは 全体像がわかりにくいと思ったらしく
インド独立運動の リーダーである チャンドラ・ボースや
彼女の父親である サハーイや母サティなどの事などを 詳しく描いていました。
ので 当初は少々退屈っぽかったけど
インド独立運動といえば
ガンジーさんというイメージしかなかったので、
独立運動が 第二次世界大戦の時期とからみ(多分これは学校で習ったと思うけど -
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英国、中国、ベルギー、インドネシアと暮らしてきたインド出身のジャーナリストによる4年間の東京滞在記。日印の結びつきを取り上げる第8章「僧侶、映画スター、革命家、そしてゾウ」もさることながら、第2章「「割れ」と「癒やし」」の文章にはっとさせられる。
「わたしは早い段階で、真実は一つだけではなく、常に混沌としたものだという結論に達していた。だからこそ、中国社会がカオスであると同時に統制されていることや、インドに思いやりと残酷さが同居していることを知っても、落ち着いて受け入れることができた。日本についてわたしが思い至ったのは、深い癒しをもたらしてくれるとともに、深く傷ついているということだった。こ -
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昔、父の本棚に、高木俊明氏が書いた「インパール」と言う本があった。
父に聞いたら、ひどい戦いだった、
母に聞いたら、昔ベストセラーだったから読んだのでは、ミーハーだからね。
と言われた。
連勝連敗だったイギリスが唯一日本に勝った戦い。
日本軍は、香港、マレー半島、ビルマと連勝、イギリスの植民地を奪取していた。
インドを手に入れるため、インパールを足掛かりにしようと、1944年3月、天長節まで、昭和天皇の誕生日4月29日までにはインパールを奪取する予定だったが。
戦後、インパール作戦は、愚戦とか、無謀と、無能な指揮官だと牟田口廉也中将は言われたが、
イギリス側の見方は違うようだ。
2013年 -
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会社の後輩と県内のカレー屋めぐりをするぐらいカレーが好きで、最近の日本でのスパイスカレーブームはすごいよなと思っていたので、読めて良かった。
日本人の中には寿司がアメリカで「カリフォルニアロール」など欧米化されて受け入れられていると、「日本料理の良さをわかってない」と目くじらをたてる人がいるけれど、日本人も同じようなことをしているよなあと思った。
「アメリカ風お寿司」「日本風中華料理」「インド風中華料理」のようなものも、文化の融合の結果うまれた素敵な料理の1ジャンルとして楽しみたい。
そして、意識して生きないと外国に対する情報は偏ったものしか入ってこない例が「インドといえばカレー」だと思う -
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ネタバレ「カレー」考察のみならず、インド国内の宗教の違いからくる食生活や国民性や歴史など、様々な観点から食文化を語り尽くす1冊。
ボリウッドってヒンディー語の映画の事だったのね。
『めぐり合わせのお弁当』良かったわぁ。
インド料理のレストランは東京に多いみたいなので、出てきたお店のいずれかには行ってみたい。
インドは手芸界でも存在感が増してきているし、いつかはお邪魔したいと思っている。
この本は初めてのデジタルボイス。
ここまで滑らかとは。ノンフィクションなら有り。と、思ったけれどやっぱり正直疲れた。書かれたものを朗読するという作業は変わらないんだけど、読み方や声音、速度の変化とか、思ったよりも -
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20240210-0217 本書は序章で2022年2月25日にのロシアによるウクライナ侵攻に対して国連安保理がロシア非難決議をインドが棄権したという事実について、なぜインドが棄権したのか、ということを解き明かし終章でもロシアを巡る駆け引きについて見解を述べている。「インドの~」と言いながら半分くらいは中国の一帯一路構想についての解説とそれに対する日米欧の反応、そしてインド、という感じ。とはいえインドについての基本的現状は一通りはわかると思う。文章が読みやすいのでサクサク読めた。本書を足掛かりにインドについての解説本を読むとよいかと思う。
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インドの外務大臣(外交官出身)によるインド外交論。台頭する大国は世界をどう見ているのか?を知るために読んでみました。
IT大国であるインド、「高度な人材を育成し、世界経済に送り出していける現実的な供給源はインドしかない」と言い切る自信は凄いモノだなと。
さて本著、読む前には「主人公を日本に置き換えて読むとどうか」「インドが日本をどう見ているのか」の2点を意識して読んでみようと思っていたのですが、前者に関しては「考えが違い過ぎて、ムリ!」と思いました(笑
例えば、本著に出てくる以下の表現は「悪法と言えども法なり」バリにルールを守りまくる日本人の思想とは相容れない感覚を持ちました。とは言え、グロ -
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今現在インドとビジネスをやっているが、一緒に良いものを作り上げようという熱意が感じられず、ひたすら良い条件を引き出そうと取引してくるインドとは、正直付き合わないほうがよいと思う。
実務で毎日ため息ばかりついているインドとのプロジェクトに関わっている身からすると、インドと仲良くするメリットを感じられない。
それもそのはず。
インドは外交上も明確に仲間を作らず、その時々に応じて最も自国にとって利益が大きいほうを選んできた。
本書の結論では、中国の台頭を抑えるためにはインドが重要な国になると予想している。
それはそうなんだろうけど、インドと仲良しになるのは別の国に任せられないかね。