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アシャ(日本名「朝子」)という女性のことを知る者はそう多くないだろう。アシャは1928年、神戸を拠点にインド独立運動を展開していた父サハーイと母サティの間に長女として生まれた。サハーイは、日本におけるインド独立運動のなかでは「中村屋のボース」ことR・B・ボースに次ぐ存在で、「自由インド仮政府」の閣僚を務めた人物でもある。
神戸の小学校を卒業後、昭和高女(昭和女子大学の前身)在学中に来日したチャンドラ・ボースに感化されてインド独立運動に身を捧げることを誓ったアシャは、インド国民軍(INA)に入隊することを決意。1945年5月、バンコクにあったINA婦人部隊に配属されるも、日本の敗戦により活動は終了してしまう。その翌年、シンガポールで父と合流したのち、アシャは生まれて初めて祖国インドの地を踏んだ――。
本書は、本人と関係者へのインタビューのほか、未公開の日記や回顧録など貴重な資料を駆使し、一独立運動家の目で見た戦前・戦後の日印関係を再構成。日本で生まれ育ち、若くしてインド独立運動に身を投じたアシャとその家族の数奇な運命を通して、気鋭の研究者が日印関係史に新たな視角をもたらした傑作である。
Posted by ブクログ 2016年06月24日
その時の感情は
そのときにしか生まれ得ないことでしょう
どの時代に生存したのか
ということは、その人の生き方に相当の重みを残す
ましてや 戦争という時代に存在したからこそ
経験せざるをえなかったこともむろんあることでしょう
すべてのことにいえることですが
その時の判断 その時の思い
戦後70年を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月16日
なにかきっかけがあって
この本を読もうかと思ったんですが
何だったか 忘れてしまいましたが 読みました。
イメージとしては
主人公の「朝子」さんの日記がベースになって
「アンネの日記」のような 読み物かと思いましたが
著者は それだけでは 全体像がわかりにくいと思ったらしく
インド独立運動の ...続きを読む
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