神宮輝夫のレビュー一覧
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夏休みを、兄弟4人で湖の無人島で過ごす冒険物語。
子供達が初めて手にした大きな自由と、それに付き物である責任を全身で感じながら楽しく過ごしている様子が眩しいです。4人はそれぞれ幼稚園から小学校高学年くらいだと思われるのですが、ちゃんとそれぞれの年齢相応の行動や発言をしていて全員がとても愛おしく描かれています。
私は学生の夏休みなどすでに遥か遠くに過ぎ去ってしまっているため、子供達と同じ目線で物語を楽しめないことがとても残念ですが、この物語には素晴らしい大人も登場しており、彼らの目線で物語を楽しむことも出来ます。特に兄弟達のお母様が素晴らしいです。よく育児本で語られる「子供の目線で向き合う」をこ -
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ネタバレこのシリーズは、もう1冊あったようです。
ですが、もう年齢的な問題で
これらの冒険は作りようがなかったのでは
ないでしょうか。
何とかしてたまご取りから
ハシグロアビを守るために
彼らは偽のディック作戦や
おとり作戦を用いたりします。
ですが、思わぬ形で
おとり要員たちは
原住民に捕まってしまい…
幸運だったのは、
ハシグロアビの写真撮影を
していたディックが捕まったのが
原住民だったことでしょう。
そして、何とかして原住民に
本来の自分たちを知って欲しい彼らは
あるとてつもない作戦を思いつきます。
ついぞたまご取りは
アシグロアビの巣を見つけ、
たまごに手をかけてしまいます。
9人 -
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ネタバレ唯一の探偵作品は、
無事に彼らの無実が晴らされる形で
無事に解決することとなりました。
だんだんと、彼らに対する風当たりが
強くなっていくことになります。
ですが、そんな中、あるアイデアを用いて
犯人たちを罠にかけることを思いつきます。
何とか証拠をつかんだものの…
急げ!!早くしないとオオバンクラブのみんなが
無実の罪に問われちゃう!!
まあ、これらの作品は
前作のオオバンクラブ物語の
未解決の部分の解答、
そのような形だと思いますよ。
だからこそああいう結末にしたのでしょう。
というか、決して謎解きではなくて
唯一やるやつなんてさ「あいつ」しかいないのよ
あいつね。
でも、本当に -
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ネタバレよかった、とーーーってもよかったー!!
(よすぎたので、ついつい叫びました。)
この本には、上巻でかわいい
ブリジットが出てきましたね。
そして下巻は…
読んでいる途中で察しがつくかと思います。
困難な船旅を
たった4人だけで切り抜けて、
ついぞ陸地が目の前に見えてきました。
着いた先はなんと…?
後半でなぜジムが
来ることができなかったか真相が明らかにされます。
まあ、災難でしたよね。
でもね、何でかったい頭と2回もいじられますか(笑)
(最初はお医者さん、2回目はある人)
でも本当にこの4人は
多くの人に愛されているし、
子供ながらも、立派に成長しているし
ジョンはもう立派な海の -
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彼らの冒険には必ず1回
彼らだけで乗り越えなければいけない
大きな試練というものが存在します。
今回の場合は、その試練が
比較的序盤にその試練は
襲い掛かってきます。
なんと、霧の中でゴブリン号が
海のほうへと流されてしまったのです。
トラブルが続いてしまった結果
行くことが禁止された海へと流されてしまいます。
何とか戻ろうとしても、
悪天候、嵐に見舞われ
ゴブリン号そのものが危険に見舞われます。
そこで輝いていたのはジョンでしょうか。
彼は他の子があきらめの色を
濃くしても、決してその考えを曲げず
港へと戻ることに邁進し続けました。
そのためならば、自分の命さえ顧みない
危険な作業 -
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ネタバレこどもの頃から10年以上くらい読んできたが、新訳にてひさしぶりに読んだ。新訳、フリント船長が、キャプテン・フリントになっていた。内容、非常に興味深いし、ほんとにおもしろく、続きを読みたい感をひさしぶりに味わった。後半、どうやって逃げ出すことになったかの顛末のいくつかの局面は忘れていた(というよりあまり頭に入っていなかった模様)けどもかなりスリリング。映画化してもおもしろいけれど、中国の人がおもしろいと思うかはわからない。これは時代設定が1930年代、主人公たちも英国中産階級、「どこまでも大英帝国流を押し通しますが」とかつて訳者(神宮輝夫先生)も書いていたけれど、まったくその通りで、現代のこども