神宮輝夫のレビュー一覧

  • ツバメ号とアマゾン号 (上)

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    小学生の時に夢中で読んだアーサーランサムシリーズ。
    手旗信号など覚えて真似しました。自分もこんな風に冒険したいとワクワクして読んだものでした。
    大人になって懐かしくて読み返して、やっぱり当時のようには読めないけれど、こんな冒険を自分もやりたかったなと、子供のころの興奮を思い出しました。読書を通じた疑似体験はいつまでも自分の中に残るのですね。描写も丁寧で、多くの子供たちに読んで欲しい本です。

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    2015年07月18日
  • ツバメ号とアマゾン号 (上)

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    (実際に読んだのは、1958刊の旧版)
    子供のころの愛読書。久しぶりに読んだが、「スペインの淑女たち」を覚えていた!

    ナルニアとかは正直大人になって読んだらいまいちだったが、過去の印象と変わりない印象を得た。が、大人になってみると、おかあさんのよい土人ぶりに感嘆した。

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    2012年09月02日
  • ツバメの谷 (上)

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    ツバメ号をつかえなくなった4兄弟は、ツバメの谷をキャンプ地に定めます

    ナンシーから届く矢文、霧の中での遭難など、読んでいて幼い頃に味わったドキドキ感を三十路手前の今でも感じることができました

    まさに名作

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    2012年03月16日
  • 海へ出るつもりじゃなかった (下)

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    最後が意外にあっさりと終わったのにびっくり。
    荒波に揉まれながらハラハラドキドキの航海とは一変、船乗りの父親との穏やかな航海の対照性、一人前として認められた嬉しさがよく伝わってくる表現。翻訳の巧みさを感じた。

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    2025年05月06日
  • 海へ出るつもりじゃなかった (下)

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    設定は第一次大戦直前のヨーロッパ/水先案内人=pilot〜英語では偉そう/母は5番目の子を見ていたが、兄弟姉妹4人を港に迎えに行って満潮がまだなのを教えられた/ウォーカー家の頭首は子らを見て客船から飛降りた/「中佐」lietenant colonel、海軍ではcomonder 税関職員に忖度させるほど偉い。英国の友人に電報を打って、「4人は無事でいる」報せを転送してもらって外国が発信地で心配させないように配慮した/ジムとの対面、「君の失敗は、船長なのに上陸したことだ。petrolを買いに行かせることはできたはず」/戦雲近づく37年発表

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    2023年02月22日
  • 海へ出るつもりじゃなかった (上)

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    主帆がメイスルなど、海事に英語は短く的確/英国児童文学の定番、兄弟姉妹4人組/船長ジムの語る「老人が浅瀬に乗り上げてしまって、悪人が親切ごかしに曳航した(満潮を待っていれば自力脱出できた)、彼らは船の価値の1/3を要求したから船を売るしかなかった」話が伏線。船長は燃料切れでガソリン調達に上陸(普段は帆走のみ)濃霧で帰れず、満潮で錨は海底につかなくたって船は流された!「助けを借りまい」とした4人は霧笛、浅瀬を避けるために湾内にとどまれず外洋へ/しかも姉妹は船酔い/責任感で成長する…細部の描写が物語を支える

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    2023年02月22日
  • ツバメ号とアマゾン号 (上)

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    90年前の子供の冒険小説、やはりイギリスは進んでいたのだな 今読んでも違和感ない
    日本にないバカンスの文化、憧れる

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    2022年10月10日
  • ツバメ号とアマゾン号 (下)

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    ネタバレ

    私の苦手な話だけれど、面白さは十分にある。
    子ども達のごっこを否定せずにちゃんと答えていける大人。
    子どもの意思を尊重して、決して先走りしないこと。
    なかなか、私にはできなかったことだ。

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    2022年01月08日
  • シロクマ号となぞの鳥 (上)

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    ネタバレ

    一人の少年が発見した
    思わぬ事実。
    しかしながら、伝えた大人は
    生態系を乱す、とんでもない悪者だったのです。
    そんな人たちに発見は渡せない!!

    何か読んでいて、胸が痛くなりますね。
    これと違ったことなのですが、
    明確に人為的に人々が絶滅に追いやった
    ある鳥がいるのです。
    その鳥は、空を覆い尽くすほど
    一時は生息していたのですよ。

    ただ、発見したディックが救われたのは
    キャプテン・フリントがそれらを
    理解してくれていて、
    やつらの船を出し抜いてくれたこと。

    ここから先、どうなっていくのやら!!

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    2017年04月08日
  • 六人の探偵たち (上)

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    ネタバレ

    うわー…
    これなんとも暗雲がずっと立ち込めているような
    非常に不安にさせられるものですな。

    船が人為的に流される事件が
    続発して起きてしまい、
    真っ先にオオバンクラブの年少組が
    疑われることとなってしまいます。

    無実が証明できないまま
    その後も船が流されたり
    挙句窃盗まで起きたり…
    さらに彼らの風当たりは強くなるばかり。

    だけれども、犯人はどうやら
    内部にいる模様です。
    そんな不憫な目に遭っている彼らを
    助けるために合流してきた
    Dきょうだいとともに
    船を流した奴の正体を探りに行きます。

    冤罪って怖いですよね。
    しかもどうも犯人は、
    恨みを持った人のようにしか
    見えてこないんですよね。

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    2017年03月08日
  • オオバンクラブ物語 (上)

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    ネタバレ

    もしも、関わってはいけないといわれて
    やむを得ず、関わらねばならなかったら…

    そんな状況下になってしまった
    一人の少年の物語ですが
    メインはあのDきょうだいです。
    電車でぎりぎりに乗ってきた子が
    今回の騒動に巻き込まれるトムという子です。

    これは今でもある問題だと思います。
    旅の恥は書き捨てなんていうのはひでぇ話ですよ。
    生物の生態系を守ろうとしている子どもを
    信じて上げられないあほな大人にも
    腹が立ちますがね。

    本当にトムはいい人に恵まれています。
    何回かピンチにこそ巻き込まれていますが
    何とか回避しています。
    (1回は機転を利かせなければ最悪のピンチでした)

    続きが楽しみ。

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    2016年09月04日
  • 長い冬休み (上)

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    ネタバレ

    珍しく船がメインではなくて
    雪の季節の陸の冒険がメインです。
    名づけて「北極探検!!」です。

    新しく仲間が二人加わります。
    この時代には珍しいメガネの男の子もいます。
    学者肌だけれどもすごく頼りになる場面があります。
    まさに勇気ある行動でしたね。

    この上巻、実はとっても面白いイラストつきです。
    何が面白いかはお楽しみ。
    著者はセンスがありますよね。

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    2016年07月29日
  • スカラブ号の夏休み (下)

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    (15-75)上・下巻をまとめて。
    私はシリーズに出てくる子供たちは皆好きだが、ディックとドロシアのカラムきょうだいが特に気に入っている。街育ちなので他の子たちよりキャンプや帆走の技術は劣るが、頭が良く冷静に対処できる長所を持っている。この巻では彼らの力が充分発揮されるのでとても楽しく読んだ。そして大おばさんのマリア・ターナー、私は結構好きだな(友達にはなりたくないけど)。それぞれの子供たちの親とは全く違う「ザ・大人」という人種。この人が出てくるので物語がすごくリアルになったと思う。

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    2015年09月24日
  • ひみつの海 (上)

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    新訳が出たので久しぶりに読みました。
    最初は測量ばかりに勤しんでツバメのメンバー達はマジメすぎてつまらないなと思ってたら、敵が現れてブリジー大活躍だし、敵はナンシーの気性に似ていて激しいし、エジプト人にはなるわで物語り途中から面白さはノンストップ!
    さすがランサムサーガやわ…。
    私もウナギダンスに参加したいものです。

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    2013年12月16日
  • 海へ出るつもりじゃなかった (下)

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    (No.13-38) 児童書です。ランサム・サーガ7、上・下巻をまとめて書きます。

    『ウォーカー一家のお父さん(イギリス海軍の将校)は転勤で東洋からイギリスに戻ってくることになり、出迎えのため一家はお父さんが帰港するハリッジにほど近い河口のピン・ミルに滞在している。
    偶然知り合った青年ジムが、小さなエンジンも持つ帆船ゴブリン号に子供たちを乗せてくれることになった。
    ゴブリン号はジムの叔父さんの船だが、叔父さんと合流するまではジムに任されているのだ。
    航海している間にお父さんが帰ってきてしまうことを心配するお母さんに、3日間だけ、河の上り下りだけ、海へは出ない、毎日電話連絡する、という条件で、

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    2013年07月11日
  • オオバンクラブ物語 (下)

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    (No.11-83) ランサム・サーガ 5。上・下巻をまとめて書きます。
    以前出版されたときの題は「オオバンクラブの無法者」でしたが、「無法者」ってきっと今の子には通じないわね~。
    しかもよく考えてみると無法者って誰?トムのこと?うーん違うような・・・。
    改題して正解かな。

    『ディックとドロシアは、ミセス・バラブルの招待でイースター休暇をノーフォーク湖沼地帯で過ごすことになった。ミセス・バラブルは、昔きょうだいのお母さんの女学校の先生だった人。弟は有名な肖像画家で、二人で休暇を過ごすために船を一隻借りたのに弟の都合が悪くなり、一人では寂しいのできょうだいを招待して一緒に過ごそうと誘ってくれた

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    2011年11月22日
  • 長い冬休み (下)

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    (No.11-60) 児童書です。ランサム・サーガ4。上・下巻をまとめて書きます。

    『ディックとドロシア(カラムきょうだい)は、冬休みの最後の一週間を過ごすため、ディクソン農場にやってきた。ディクソンおばさんは若い時に二人のお母さんのナースだったので、その縁で。
    住んでいる町の大通りを行き交う騒々しい音とは全く違う、ブタやメンドリ、アヒルの鳴き声で目を覚ます二人。
    朝食後散歩に出た二人は、湖でボートに乗っている子供たちを見る。少女が四人、少年が二人。農場に帰ってディクソンおばさんに話すと、おばさんはその子たちを知っているようだった。
    夜になり、二人は知らない子供が泊まっている農場を火星だとし

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    2011年09月07日
  • ツバメ号とアマゾン号 (上)

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    こどもの頃、祖母の家にあった児童文学全集で「山の伝書ばと」を読んで感動したのが、もうウン十年も前。


    今も記憶に残るその作品が、ランサム・サーガと呼ばれるシリーズ内の一作「ツバメ号の伝書バト」だと気付いたのは最近の事です。


    そんな訳で、期待大で読み始めました。

    大人になり、母親になった自分ですが、何より感銘を受けるのはウォーカー兄弟のお母さん。

    無人島でキャンプ中のこども達が興じるごっこ遊びにも、きっちり乗っかります。

    素敵です。

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    2011年08月31日
  • ツバメ号とアマゾン号 (上)

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    大分前に購入したのですが上下巻だし何となく読まずにおいてあった本です。風邪でゴロゴロしていたので読み始めたのですが読みだしたらすぐに読み終わってしまいました。

    それにしてもなんてしっかりした子供たちでしょう。私だったらキャンプのことも船のことも彼らの1000分の一も知らないので途方に暮れるだけでしょう。(まあ彼らの航海士よりは料理は出来そうですが)

    そして周りの大人たちがステキです。特にお母さんが素敵だなあ。きちんと確認することは確認し、必要なものだけ提供して後は自由にさせてくれる。何ともはや。素敵な原住民です。
    こんなしっかりした子供にはもうなれないのでせめて良い原住民ぐらいにはな

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    2011年02月23日
  • ツバメの谷 (下)

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    すっかり感想を書き忘れてましたー(泣)

    下巻のほうが、話が盛り上がってきて面白かった。
    山登りからの、行方不明とボートレース。
    なんて楽しい夏休み。

    つくづく、ナンシーがいいよね。
    名前まで変えちゃって。
    妹に対しての暴君セリフもかっこいいよ。
    おどろき、もものき!って私も言いたくなります。まあ、でも、とんま、は言いすぎかな。

    今回、下巻ではさきに解説を読んでしまい、やや後悔。
    あとのエピソードに軽く触れちゃってます。

    訳者があとがきの冒頭に載せていた、原作者の言葉がみずみずしくて気持ちよかったなあ。
    作者がジョンの立場だったのね。そりゃあ幸せな思い出だよね…。きらきら。

    ※ダイアナ

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    2025年11月01日