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冬、湖にやって来たディックとドロシアは、ボートをこぐ6人の子どもたち――ツバメ号、アマゾン号の乗組員――と友達になります。星の観測をするつもりだった冬休みは、イグルー、エスキモーが登場する、そりやスケートの毎日に様変わり! やがて湖全体が凍りはじめ、子どもたちはいよいよ〈北極〉探検に乗り出します。
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Posted by ブクログ
(No.11-60) 児童書です。ランサム・サーガ4。上・下巻をまとめて書きます。 『ディックとドロシア(カラムきょうだい)は、冬休みの最後の一週間を過ごすため、ディクソン農場にやってきた。ディクソンおばさんは若い時に二人のお母さんのナースだったので、その縁で。 住んでいる町の大通りを行き交う騒々...続きを読むしい音とは全く違う、ブタやメンドリ、アヒルの鳴き声で目を覚ます二人。 朝食後散歩に出た二人は、湖でボートに乗っている子供たちを見る。少女が四人、少年が二人。農場に帰ってディクソンおばさんに話すと、おばさんはその子たちを知っているようだった。 夜になり、二人は知らない子供が泊まっている農場を火星だとして、カンテラで通信を送った・・・・。』 わーい、嬉しいな、Dきょうだいの登場だ! 私はシリーズに出てくるどのきょうだいたちも好きなのですが、とりわけひいきしたいのがドロシア(姉)とディック(弟)のDきょうだいなの。 町っ子で最初は火の付け方もおぼつかない二人には、他のきょうだいにはない親近感を覚えちゃう。年齢的にはジョン、スーザンの年長組とティティ、ロジャの年少組の間って感じがします。 ディックはロジャとは全く違うのですが、ロジャと同じくいつも自然体。自分を良く見せようとか、周りに合わせようとかという発想が全くない少年です。彼を見ていると小説が書かれたのは80年前なのに、今人気の、眼鏡かけてる理系男子そのものじゃない?って驚いてしまうわ。 ジョンはディックについて「頭はよい思いつきでいっぱいだが、たいていの場合その場に不適当な思い付きばかりしている」なんて考えたりします。 現実から遊離しがちなディックをいつもフォローしているのが姉のドロシアなの。何かお礼を言わなくてはいけないシーンでは、ディックの視線を捕らえてそのことを思い出させたり、「失礼なことをするつもりは全然ないんです」とかばったり。 良い関係の二人が大好き。 単行本を読んだのはだいぶ前なので忘れていることもあるだろうなと思って読み始めたのですが、そんなことは全くなかったです。 さすがに読む前にストーリーを全部説明しなさいと言われたら出来なかったでしょうが、読んでいると次々にその後どうなるのかが分かりました。 それなのに、どうなるのかを早く実際に読みたくてしかたありません。話が分かっていて、それなのに読みたくてたまらないってすごいでしょう。 なぜ題名が「冬休み」ではなく「長い冬休み」なのか?読むと納得できます。 とっても面白いのでぜひ多くの人にお勧めしたいです。 しかし3はどうなったのでしょう。「ヤマネコ号の冒険」のはずですが、出版された気配がないみたい。順番にこだわらないことにしたのかしら。 私はこの「長い冬休み」が「ヤマネコ号の冒険」より好きなので、こっちが先でかまわないのですが・・・・。
自然の中で子どもが自分たちだけの決まりごとをつくったり、遊びを考え出したりしながら育っていく、大人は余計な口出しをせずに見守っている、良き時代の話です。こんな自然の中で育てたかったなあ。
Dきょうだいの試練、ともとれますね。 とてもとても危険で、下手をすれば命すら落としてしまう ブリザードに巻き込まれてしまいます。 そりもマストが折れてしまい 絶体絶命のピンチになります。 ですが… さまざまなトラブルもありましたが 無事にある意味の「お宝」を獲得できた Dきょうだい、よかったね!...続きを読む!
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