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世界一周の航海中、南シナ海に入った帆船ヤマネコ号は、思わぬ事故で炎上、難をのがれた子どもたちとキャプテン・フリントは近くの陸地までたどりつきますが、そこは女海賊、ミス・リーが支配する島でした。留学経験をもち、流暢な英語を話すミス・リーが7人に望んだこととは……。シリーズで唯一、東洋の海を舞台にした物語。
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Posted by ブクログ
ちゃんと無事に8人が帰途につけてよかった。 そして、その一方でどこか 寂しさの残る作品となりました。 女海賊は女海賊なりに 悩むことが多いのです。 彼女は学のあるケンブリッジを 愛してやまなかったのでしょうね。 だからこそ、最後のときに ついてこようとしました。 だけれどもね。 今回はロジャ...続きを読む大活躍。 いつもは邪魔ばかりするけれども 今回はラテン語、いっぱいがんばりましたね☆
こどもの頃から10年以上くらい読んできたが、新訳にてひさしぶりに読んだ。新訳、フリント船長が、キャプテン・フリントになっていた。内容、非常に興味深いし、ほんとにおもしろく、続きを読みたい感をひさしぶりに味わった。後半、どうやって逃げ出すことになったかの顛末のいくつかの局面は忘れていた(というよりあま...続きを読むり頭に入っていなかった模様)けどもかなりスリリング。映画化してもおもしろいけれど、中国の人がおもしろいと思うかはわからない。これは時代設定が1930年代、主人公たちも英国中産階級、「どこまでも大英帝国流を押し通しますが」とかつて訳者(神宮輝夫先生)も書いていたけれど、まったくその通りで、現代のこどもはどうおもって読むのだろう?と思うけど、しかし、40年前のこどもである自分にとってもこの時代設定は過去のものであり、そんなことを飛び越えて、やっぱりおもしろかったのは、その設定のそういう生れ育ちのこどもとしては、という限定がつくにしても、非常にリアルな描き方をしていて、そこがほんとに魅力的。新訳のあとがきは、訳者のほかに、ランサムの作品を読んで船乗りになった人の文があり、「百番目の港(主人公たちが”女海賊の島”にたどり着く前に寄港した)はどこだったのでしょう?」と書かれていたが、それはわたしも知りたいところである。香港ではない。はず。
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