木村千里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
◆ 心はいわば、脳、体、環境から成る3人組のバンドです。
◆ 心が健康=自分で自分をケアすること、優しさと思いやりを込めて自分を丁寧に扱うこと。
◆ 「自分をケアする」とは、心の健康の基礎となるブロックを積み上げていくようなものです。
◆ 心の健康を支える5本の柱
①つながる
②動く
③気づく
④学ぶ
⑤与える
◆ 降って湧いたように感じることも多い感情ですが、実際には降って湧くことはあったにありません。
感情は本質的に、あなたのまわりの世界、つまり「環境」と連動しています。現在の環境だけでなく、過去の環境とも関係があります。脳は世界をとらえる際、「過去に何が起きたか」という唯一の情報をたよりに、「現在何が起きていて、今から何が起きそうか」を考えるからです。
◆感情コントロール
①感情の引き金を特定する
②引き金は変えられる?
◆自己不信感をコントロールする
①引き金の特定ーそう感じる理由を認識する
②現状の調査ー今感じていることに気づく
③一般化ーインポスター感を覚えるのは普通のこと
④リフレーミングー感情はあなたの能力を表しているわけではない
⑤問題解決ー気分を改善するための最終策
◆目標のつくり方
・具体的な数値
・いつ実行するか決める
・楽しいことから始める
・50%以上自信があることから始める
・「〜しない」より、「〜する」の前向きな目標
・達成目標より学習目標
・小さな目標を達成したらご褒美
・誰かと一緒にやる
◆よくある思考パターン
・自分を責める
・下手な読心術
・結論を急ぐ
・見たいものだけ見ている
・大げさに思い込む
・白か黒か -
Posted by ブクログ
ネタバレ参考になった
この本には心のアドバイスとともに記入できるスペースがあったので、より自分に落とし込んで考えることができてとても良いなと思いました。
少しでもしんどければ(人間関係や仕事などで)しんどいことを我慢せずに自分の中で消化したり、休んだりしたいと思いました。
ですが、それが自分の成長につながるしんどさなら話は別で、うまいことモチベーションをコントロールして向き合うのがいいんだろうなと思いました。
また、しんどいという気持ちを妄想するのは時間の無駄だし疲れるだけなので、スパッと考えることを放棄して楽しい気持ちになれるよう工夫するのもありかなと思いました。
またこういう書き込み式の本があれば買って読み込みたいです。
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Posted by ブクログ
本書のテーマは、人生後半に訪れる「衰え」と、そこからどう生き方を転換していくか、というもの。
著者のブルックスは、社会科学者として幸福や人生について研究してきた人物で、もともとはクラシック音楽のホルン奏者、その後はシンクタンクの会長を務めるなど、かなり異色の経歴を持つ。本書でも、さまざまな分野で大きな成功を収めた人々の例を取り上げながら、成功した人ほど人生後半の変化に苦しむことがある、と論じている。
著者は、若い頃に強みを発揮する「流動性知能」と、経験や知識を蓄積することで後年に強くなる「結晶性知能」を対比させる。そして、年齢を重ねれば単純にすべての能力が落ちるわけではなく、衰えていく能力がある一方で、別の能力が伸びていく、と説く。
だから、若い頃と同じ土俵で競争し続けるのではなく、自分の強みの変化に合わせて、仕事や人生の戦略を変えていくべきだと。
50歳代半ばを迎えた自分にとって、このあたりは素直に頷けるところ。
実際、若い頃と比べれば、記憶力も集中力も持久力も瞬発力も落ちている。思考力についても、あまり自覚していないだけで、何らかの変化はあるのだろう。
考えてみれば、これは自分だけに起きていることではない。人間なら誰にでも起こる自然な変化。「能力が衰えた」ことを「自分の価値が下がった」ことと結びつける必要はない。
そのことを改めて認識させてもらっただけでも有益であった。
成功への執着の危うさも論じられる。
人に評価されたい、という気持ちは何歳になってもなかなか捨てられない。「評価されたい」というより「侮られたくない」という感覚のほうが近いかも。
が、それでも最近は、仮に侮られたとしても、「だから何なのよ」と思えるようになってきた。
大きな仕事をしたい、社会的な地位を上げたい、という想いも、無くなったわけではないが、薄れてきたことは感じる。
結局は「気の持ちよう」なのだろう。
といったように、気づきや共感を得ることができたところがあった一方、本書が前提にしているのが、著者をはじめ社会的に大きな成功を収めた人たちであるところは、本書の敷居を高くしているようにも感じる。
本書の問題設定には、「これまで大きな成功を収めてきた人が、能力の衰えによって自分の存在価値を失ってしまう」という側面がある。
自分のように、そもそもそこまで大した成功を収めてきたわけではない者にとっては、人生後半になったからといって、アイデンティティが大きく揺らぐほどの「適応障害」が生じるわけではなく、「まあ、年を取れば衰えるよね」という程度の話でもある。
そのあたりのギャップはあるかもしれない。
著者が、人生後半では「誰と深くつながっているか」が重要だと説いている点も、あんまり腹落ちしない。
個人的には、「深いつながり」よりも「緩いつながり」のほうが大切なのではないかと常々思っている。
もちろん、家族のような深いつながりが自分を支えてくれるのは確かだが、昔の知人や仕事仲間、趣味の仲間など、適度な距離のある人間関係は、自分の世界を広げてくれる。
人生後半だからこそ、深い人間関係だけに閉じこもることなく、いろいろな人とつながっていることも大切なのではないかと。
なお、本書では人生後半を考えるうえで「信仰」の重要性も説かれる。このあたりは著者とのバックグラウンドの違いから、ちょっと馴染みにくかった。
改めて、本書を読んで強く考えさせられたのは、「何を得るか」から「何を残すか」への思考のシフト。
若い頃は、知識、経験、お金、地位、評価など、多くのものを「得る」ことが人生の中心になる。
ある程度年齢を重ねると、得たものをどう活かすのかという問いにフォーカスが移っていく。
周囲の人や社会に、何らかのポジティブな影響を与えたい。自分が得てきた知識や経験を継承し、残したい。
他人から評価されることには、執着しなくてもいい。
が、自分が周囲や社会に与える影響については、むしろこだわっていたい。
本書のどこに共感し、どこに違和感を持つのかを考えることで、自分は人生後半をどう生きたいのかがより鮮明になったとは言えるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしの仕事は一生続けられるタイプのものではなく、それが根源的な恐怖になっていたので、なにか良い考え方を得られないかと手に取った本。
わたしは成功者ではないけれども、少なくとも、懸命に努力を重ねて今の職を得たし、なんとかこの仕事で食べ続けたいと思っているのは確か。もともと別の職種から異業種転職しており、ここからさらに異業種転職するなんて、もう考えられない、という発想が私を追い詰めていた。だからこの本を読んでみて、そこはもう少し柔軟に考えてもいいんだなと、肩の荷が降りるような思いだった。らせん型のキャリアというのも納得だ。
結晶型の知能を活かして何ができるんだろう、というのはもっと考えなければならない。
自分の能力のピークは必ずやってくる。今の仕事が大好きだから、苦しいだろうけれど、その時が来た時、どうすれば幸せに生きることができるのか、今から考えておきたい。 -
Posted by ブクログ
若い頃は体力や努力で結果を出せるが、人生後半はそれでは結果が伴わず苦しくなる。そうならないために価値観の転換が必要。
・境遇の変化は、どんなものであれ、学び、成長し、価値を生み出すチャンス
・人生の後半は、知恵で他者に奉仕。
・西洋では芸術は無から生み出される(真っ白なキャンバス)と考え、東洋では芸術は既にあるものから不要なものを取り除く(翡翠彫刻)。
・プロスペクト理論=人は利益を得る喜びよりも損失を出す痛みの方を強く感じる。
・履歴書向きの美徳より、追悼文向きの美徳を重ねる。
・1人を喜ぶことが孤高、1人で寂しいことが孤独
・人生では願うものが手に入る。願い事は慎重に決めよう。 -
Posted by ブクログ
読んでみて、うんちくが大半を占め、一体、戦略はどこに書いてんだろう?と言うのが第一の感想。原題を見ると戦略の言葉はなく、タイトルの日本語訳がまずかったんだろうなと思った。
ただ、人生後半にどっぷりハマって、日々、職場でモヤモヤと言うか虚無感なのか、言い知れぬ気持ちが大きくなる自分なのは確かなことからこの本を手にしたのだが、同じように陥る人々が多くいるから、こんな作品も世にでるんだということを確認出来ただけでも、この作品を読んだ意義はあるのかと納得することとした。望ましくは、この本には、華麗な成功を収めて心安らかにフェードアウトすることが可能な生活力の人について書かれているが、私のように大して成功もなく、生活のために引き続きマンブリしなければならない人の後半のあり方も書いてくれれば良かったと思う。(成功しなかった奴は、悩むほどの後半でもないだろうで締められると思うが) -
Posted by ブクログ
40代以降に流動性知能が衰えて、逆に結晶性知能が開花する。だから50代で新たなキャリアに移行する勇気を持つべし。
概念としては、まぁ理解できなくもない。ただ何の能力がどこまで落ちていて、飛び移るべき結晶性知能を活かすキャリアが何なのか、具体的な所が全然見えない。日本の多くのビジネスマンでずっとスペシャリストとして過ごす人は少ないから、出世するしないにかかわらず、年齢とともに結晶性知能を活かすような業務にいい感じにシフトしていく。この本を読んでも今ひとつピンと来ないのは、こう言う日本的な雇用慣行が理由かも知れない。そう思うと終身雇用を前提とし、ゼネラリスト育成を重視する(古臭い)日本企業の人の使い方は合理的と言える。