木村千里のレビュー一覧
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◾️概要
ポジティブコンピューティングの設計論を、自身の専門分野へ生かすため読みました。本書で最も印象に残ったのは、「ウェルビーイングと相関する因子は、全ての因子が全ての人にとって同じように良いわけではない。
自律性をどう刺激するか、ということが重要。」です。
◾️所感
テクノロジーが進歩したのに、人々の幸福が育まれていないのはなぜか?という問題意識を発端にしています。本書では、心理的ウェルビーイングと人間の潜在能力を高めるテクノロジーの設計および開発を、ポジティブコンピューティングと呼び論じています。今後、GDPに変わる指標として幸福感のようなものが採用される未来が来るかもしれません。その -
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デジタルテクノロジーは私たちの生活に深く浸透している。人と人をつなぎ、知識を拡張し、より便利に、賢く生きることを可能にしてきた。では、テクノロジーは人々を幸せにしているだろうか?この問いに技術者として答えるには、そもそも幸せとは何か?幸せかどうかをどうやって評価するか?が分からないと難しいだろう。
著者は、心理学、神経科学の研究を根拠として、人の幸せにテクノロジーが貢献するための設計理論の構築に挑戦している。具体的には、ウェルビーイングの因子として、ポジティブ感情、没頭、自己への気づき、レジリエンス、マインドフルネス、感謝、共感、思いやり、利他行動を挙げ、それぞれの理論、文献、方法と尺度に整 -
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本書は、人生の後半に訪れる変化を、「衰退」や「敗北」としてではなく、新たな強さへ移行させるための転換点として捉え直すことを説いている。著者は、wellbeing研究の知見をもとに、人生前半で機能していた成功モデルが後半では通用しなくなる理由と、その代替となる生き方を理論と実例の両面から提示している。本書の中心的な主張は、人生後半の幸福は、若さや競争力に基づく強さを延命することではなく、別種の強さへと意識的に移行させることによって実現されるという点にある。「世間が約束しているもの、神経症と依存症を招くものを手放し、新しいタイプの成功に目を向ける。これまでに手にしていたものより深い種類の幸福を手に
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ネタバレ「成功の方程式」は年齢と共に変化する
アーサー・C・ブルックス著『人生後半の戦略書』は、これまでのキャリアの積み重ねに誇りを持ちながらも、人生の折り返し地点に差しかかり「これからどう生きるべきか」と悩む中年以降の世代にとって、まさに人生の羅針盤となる一冊である。筆者はハーバード大学で幸福学を研究する教授であり、元アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所のトップという異色の経歴を持つ人物だ。
本書の中核を成すのは、「人生前半の成功モデル(流動性知能)」から「人生後半の成功モデル(結晶性知能)」への移行である。前者は問題解決力や記憶力といった若さに支えられた知的スキルであり、後者は知識や経験 -
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『人生後半の戦略書』
賢く、豊かに、幸福に生きるための羅針盤
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第1章:人生の後半戦、新たなスタートライン
•人生の後半は、衰えや変化と向き合う時期。しかし、それは終わりではなく、新たなスタートライン。
•重要なのは、コントロールできることに焦点を当て、健康と幸福を維持するための戦略を立てること。
•目標を明確にし、優先順位をつけることで、限られた時間を有効に活用できる。
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第2章:健康という土台、幸福への礎
•晩年の健康を左右する要因は、生活習慣、精神的な安定、そして社会とのつながり。
•バランスの取れた食事、適度な運動、質の高い睡眠は、健康な体を維持するため -
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努力に比例して能力が伸びていく人生前半と衰えていく後半ではゲームのルールが変わる。
人生後半になっても前半と同じ価値観にしがみつくと、いくら成功しても幸福にはなれない。
歳を重ねるごとに若者と競って成功し続けるのは難しくなるし、成功の幸福への効果は逓減していく。
成功を追い求めることにある程度で区切りをつけて、友人や家族との良好な人間関係、足るを知ることなどが重要になる。
近しいテーマの『「若者」をやめて「大人」を始める』(著:熊代亨)でも後進の指導育成が中年以降の役割と述べられていたが、まさに本書における結晶性知能を活かした仕事だと感じた。
---以下メモ---
用語
ストライバー 不断 -
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人生の後半戦、中年の危機との向き合い方
以下目次
第1章 キャリアの下降と向き合う
―「その時」は思っているより(ずっと)早く訪れる
第2章 第2の曲線を知る
―流動性知能から結晶性知能へシフトチェンジ
第3章 成功依存症から抜け出す
―「特別」になるよりも「幸福」になる
第4章 欲や執着を削る
―死ぬまで足し算を続ける生き方をやめる
第5章 死の現実を見つめる
―必ずある終わりを受け入れる
第6章 ポプラの森を耕す
―損得勘定なしの人間関係をはぐくむ
第7章 林住期(ヴァーナプラスタ)に入る
―信仰心を深める時期
第8章 弱さを強さに変える
―自然体がもたらしてくれるもの
第9章 引き潮 -
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イラストとワークもあり、わかりやすくまとめられていた。
こうしたメンタル関係の本は色々と読んでいるので目新しいことは無いけれど、読んだ中でも親しみやすい本だった。
なかなかこうした本を読んで、やり方とか、自分の気持ちとか分かってるつもりであっても、結局苦しんでしまう。
なんかしてると普通に生きてるのに、ほんの些細なこと(きっと自分には大事)で、ダメになってしまう。
そりゃ完璧にはいかないよなと思いつつ、昔から何も変わってない気がして。
読んでも何も活かせてないじゃんと思うと、そこでまた落ち込むんよね。
そんな自分も認めつつ、ちゃんとしたいなと思う気持ちも持って、何度も読んで少しでも良くした -
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ネタバレ印象に残った話
・キャリアの下降と向き合う
・ストライバーの呪い
・成功依存症から抜け出す
・弱さの中で偉大さを獲得する
・西洋、東洋美術の違い
要約の言葉
モノを使い
人を愛し
神をあがめよ
書を手に取った背景はこれからのキャリア人生をどう生きるかのヒントになればと思ったため。
28歳で管理職に立った自分は
ここに出てくるまさに『ストライバー』だった。最近、引け目を感じる事も多かった。それら弱さを認めるのが怖かったから。
今思えば年々歳を重ねるうちに成功依存症が患い
求めるものが『成功』や『威信』で
仕事が目的化していたのかもしれない。
そんな所からの離脱するためのヒントになればと