【感想・ネタバレ】人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法のレビュー

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Posted by ブクログ

僕は出世とは縁がなく、螺旋型のキャリアでストライバータイプではないけど、読んでいて思うこと感じることはたくさんあった。
55歳になる1ヶ月前に読み終わったけど、40歳ぐらいで読むのがいいかも

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

人生前半で成功した人、お金、権力、快楽、威信を得た人=ストライバーが、
その成功が下降曲線になったとき、つまり落ち目になったときに、
どう生きればいいか、を書いた本。

その意味で、ストライバーなんてそんな大勢いるわけないし、
少なくとも自分には関係ない本かな、と思いながら読んでいたが、、
意味はあった。

流動性知能曲線、結晶性知能曲線 という言葉を使っている。
前者、第一の曲線、能力は50歳前後で必ず落ちる。
これがストライバーの落ち目と直結する、らしい。
・・・ほんとはこれに違和感はあるんだけど。
能力だけでは成功なんかしなくて、多分に運、タイミング、縁の要素が強いと思うんだけど、
ここではそのあたりは単純化している。
とにかく落ち目になる。
ここで第二の曲線に乗り換えられれば、落ち込まず、幸せでいられる、
というのがこの本の趣旨のようだ。
バッハ、ベートーベンも事例として登場する。

ここで気づいた。
外発的見返りでなく、内発的価値観を持つことが、
心の安定、幸せにつながる、
とこの本は言いたいのだと。

ストライバーが得るものはお金、権力、快楽、威信。
まさに外発的見返り。
そのために仕事依存症改め「成功依存症」になる。
だからこそ第一の曲線の曲がり角で苦しむ。
そうではなく、内発的価値観を持てと。
第二の曲線を大切にせよと。

・・・その意味で私はストライバーにはならなかったし、
なろうともしなかった。
でももしかすると第二の曲線はうまくいっているのかもしれない。
自分が幹事をやるせいか、友人は多い、と信じている。
中学、高校、大学ゼミ、職場(転職を4度しているのでそれぞれ)、
勉強仲間、ラグビー仲間、日本酒仲間、ラン友。
いろいろ被るけど。
それぞれ利害関係なく、気楽に話せる友人がいる。
2人ほど死んでしまったけれど。これは仕方ない。

娘二人は結婚、仕事で家を出たが、ちゃんとつながっている。
妻とも毎日食事をしている。
62歳の今も中小企業で仕事をしている。
部下指導がたいへんだが、この本で一つヒントを得た。
彼の父親は経営者。ストライバー。
彼自身はなかなか結果が出ないが、
その背景にストライバーの父親があるのではないか。
価値観。
外ばかり気にしている向きがある。自分がどうみられるか。
中身が不十分なのだから、そんなこと気にしても仕方ない、
と言っているのだが、わかっていないようだ。
その理由がここにあったのでは。
価値観を外から中に切り替えれば、自分を見つめれば、
何か変わるのではないか。
そんな気がした。
どうすればそれに気づくかは、、この本を読ませようか。



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2024年03月08日

Posted by ブクログ

まさに本書のターゲットなので、刺さる部分が多かった。流動性知能から結晶性知能にどうシフトしていくべきか、考えるきっかけを与えてくれた

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2024年02月15日

Posted by ブクログ

本書のターゲット層であろう40代後半の自分にとっては刺さる内容が多く読み応えがあった。リスキリングの重要性が叫ばれる中、後半の人生をどう生きるか考えさせられる。その一つの解が、過去に拘泥せず新しい強みとスキルを身に付けながらも、真新しさだけを求めるのではなく、培ったスキルを活かせる別の分野に挑戦するというある種二律背反した営みが必要と感じた。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

人生の後半に必ず訪れるであろうキャリアの下降に対して人生とキャリアを再構築する方法をまとめた本。
正に自分自身が今悩んでいる内容であり、自分事して読むことが出来た。流動性知能と結晶性知能があり、キャリアの下降時に結晶性知能にシフトしていくことが大事である。成功依存から抜け出し、欲や執着を引き算で削っていき、明日死ぬかもしれないとの思いでその日を生きる。更に弱みを隠さず、自然体でさらけ出す。これが人生後半の賢い過ごし方であると、本当に腹落ちする事が出来た。

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

人間関係や家族関係、他者への愛を中心において、流動性知能から結晶性知能へ乗り換える事が後半戦には必要であることがスッキリと理解でき、モヤモヤが解消しました。思い返してみると、2023年WBCの立役者の一人であるダルビッシュ投手のダルビッシュ塾にあったような行動が、この本で言う所の結晶性知能への他者への提供であったのではとおもえました(後半戦とはご本人は思ってないとは思いますが)。また、YouTubeなどでも、ご自身の弱い部分を表明し、助けを借りるべく、各方面の方と繋がろうとしている姿勢も、本著作の内容に似ていると感じた部分でもありました。

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2023年11月01日

Posted by ブクログ

んーちょっと後半宗教的な話が多いかな...結局スピリチュアルかよとか思っちゃう。日本人は小学生でも諸行無常って概念習うしね。いつまでもバリバリ第1線であくせく働く訳にも行かないし、サラリーマンなら出世はいずれ頭打ちになるし、第2の人生をいかに幸福に過ごすかの指南書。偉人達の知られざるエピソードが面白い。デロリアンってそんな人だったのか!とか。

結晶性知能を活かして生きていきましょう。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

印象に残った話
・キャリアの下降と向き合う
・ストライバーの呪い
・成功依存症から抜け出す
・弱さの中で偉大さを獲得する
・西洋、東洋美術の違い

要約の言葉
モノを使い
人を愛し
神をあがめよ

書を手に取った背景はこれからのキャリア人生をどう生きるかのヒントになればと思ったため。

28歳で管理職に立った自分は
ここに出てくるまさに『ストライバー』だった。最近、引け目を感じる事も多かった。それら弱さを認めるのが怖かったから。

今思えば年々歳を重ねるうちに成功依存症が患い
求めるものが『成功』や『威信』で
仕事が目的化していたのかもしれない。

そんな所からの離脱するためのヒントになればと思いこの本を読んだ。

話の一説に東洋美術と西洋美術の違いが出てくる。
一方は白地に書き『足す』一方は無駄を『削る』
キャリアも同じで自分は積むことに意識が向いていたと感じる。

何を大切にし、どんな意義と楽しさを戻るのだろう?
そう考えることが大切だと感じた。

稲森さんの生き方 と重ねて読めば
さらに心に届くものがあると感じる


ただ、海外の要約本なので
表現が少しわかりづらい点が理解しづらかった。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

永遠に続かないものは、いつか終わる=仕事の成功もいずれは終わる。
ダーウィンは、50歳で『種の起源』を書いたのち、名声も富もあったがそれ以降の業績はなく、不幸だった。
物理学者なら50歳、科学者なら46歳、医学者なら45歳が新しい発見のピーク。
ベンチャーキャピタルの出資を受けた創業者の年齢は、20歳から34歳に集中している。
クリエイティブな仕事は経験20年目にピークを迎える。
ポーリングは30代の著書『化学結合論』でノーベル化学賞をもらった。その8年後反核運動でノーベル平和賞をもらった。その後優生学を推進したりビタミン大量療法で主流派から偽医者扱いわれた。
高い業績を出したスポーツ選手は引退すると一時的には不幸になる。

落ち込みに抵抗する、落ち込みに屈する、新しいスキルを身に着ける、の3つしか方法はない。
第一の曲線から第二の曲線に飛び移る。うまく移らないと失望が待っているだけ。
林住期を始める。

高齢者は語彙を身に着けるのが得意。語彙力は伸び続ける。
流動性知能は低下するが、結晶性知能は伸びる。教える仕事に適している。
依存症は幸福になるよりもハイになることを優先する。仕事中毒も同じ。
アルコールが脳に与える作用に夢中になっている。成功依存症も同じ。
バケットリストを潰すことは、成功依存症と同じ。
依存症は、どんどん深まるだけ。
世間の基準で選んだバケットリストは、どんどん深まるだけ。
世間の定義を捨てて、自分の本質を探し出す。

満足とは、欲しいものを手に入れること、ではなく
持っているもの÷ほしいもの、である。
欲しいものが多くなればどんなに持っていても満足ではない。
リバースバケットリストを作る=世俗的な欲と執着を書く。今後、これらのために人生を費やす価値があるか、を考える。なければ消す。

ひとりを喜ぶことが孤高、一人でさみしいと思うことが孤独。
孤独な職業のランキングは弁護士と医者。

終わりを意識して時間を割り振る。
自分にしかできない役割を果たす。
誠実、思いやり、信頼、に投資する。
エピクロス主義とストア哲学に関心が高まっている。エピクロス、セネカ、マルクスアウレリウスなど。物質的ではない精神的なものに浸る。
瞑想、祈り、読書、実践に時間を割く。健康増進と同じくらい重要な自己改善。
林住期を始める。

自分のマシュマロを見極める=本当に欲しいものは何か。
今やっている仕事そのものが報酬になる。成果や目標達成の手段ではない。
仕事の楽しさと意義が重なる領域を見つける。
キャリアは直線的でなくていい。

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2023年11月07日

Posted by ブクログ

能力は衰えていくので若い頃からのキャリアにしがみつかず人間関係を大事に豊かに過ごすことを提案している。東洋の芸術は、既に存在しているもの(例:翡翠の仏像)を周囲の部分を削り落として目に見える形にする、というところは取り入れたい考え方だなあと思った。足し算ではなく、無駄を剥ぎ取って本当の自分を見つけることが大事、ということ。

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2023年08月05日

Posted by ブクログ

私は30代後半にさしかかったところなので、本書のターゲットとなる50歳前後ではない。私はまだ流動性知能が高められる年代なので、その時点で第二曲線に移行することについては筆者は何と言うのか気になる。早めに気づいてよかったね、さっさと移るべきだ、と言うのか、いや第一曲線でまだ頑張った方がいい、と言うのか。オチはそうなんだろう(第二曲線に移った方がいいんだろう)とは思うけど、まだ第一曲線で「やり切った感」がないからなかなかえいやと移る気にならない。
あ、これが罠なのか?そう思うことは本能的に自然なことではあるけど、それだと50歳になっても満足できませんよって、そういうことか。じゃあ今移ったほうがいいんかなぁ…

◾️心に残った箇所
・「私は幸福になるよりも、特別になりたいのかもしれないわ。幸福になることは誰にだってできるけど、特別になることは、誰にでもできることじゃないから」
※私だ!!!!と思った。ドンピシャ言い当てられている。

・人は何かを崇拝せずにはいられない。問題はなにを崇拝するかだーー自分の偶像を崇拝してはいけない。
※大企業勤務かとか、難関資格を持っているかとか、見た目がいいかとか、子供がいるかどうかとか、そういう「ラベル」をかき集めて惚れ惚れするのは、「自分の偶像を崇拝」していること(そして、永遠に満足できずに足し算を続けることになる)なんだ、ということ。人は何かを崇拝せずにはいられず、ともするとこういう不適切なものを崇拝してしまうから、その「崇拝の隙間」の余地がなくなるように、神を崇拝せよ、ということになるんだろうな。とてもしっくり来た。

・心からの親友を持つべき。そのために時間を使うべき。配偶者も親友であるべきだが、配偶者しかいないとなると婚姻関係の破綻が人間関係全ての破綻になってしまうので、家族の外に親友を持つべき。これは私の両親を見ていても強く思う。

・足し算を続けるのではなく、削ぎ落とすべき。真っ白なキャンバスに色を足し続けるのではなく、岩から彫刻でない部分を削ぎ落していくように、本質的に自分に必要ないものを引き算することが大切。赤の他人の評判が下がることなど恐れず、本当に大切な人のために時間を使う。

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2023年08月04日

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