【感想・ネタバレ】人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

印象に残った話
・キャリアの下降と向き合う
・ストライバーの呪い
・成功依存症から抜け出す
・弱さの中で偉大さを獲得する
・西洋、東洋美術の違い

要約の言葉
モノを使い
人を愛し
神をあがめよ

書を手に取った背景はこれからのキャリア人生をどう生きるかのヒントになればと思ったため。

28歳で管理職に立った自分は
ここに出てくるまさに『ストライバー』だった。最近、引け目を感じる事も多かった。それら弱さを認めるのが怖かったから。

今思えば年々歳を重ねるうちに成功依存症が患い
求めるものが『成功』や『威信』で
仕事が目的化していたのかもしれない。

そんな所からの離脱するためのヒントになればと思いこの本を読んだ。

話の一説に東洋美術と西洋美術の違いが出てくる。
一方は白地に書き『足す』一方は無駄を『削る』
キャリアも同じで自分は積むことに意識が向いていたと感じる。

何を大切にし、どんな意義と楽しさを戻るのだろう?
そう考えることが大切だと感じた。

稲森さんの生き方 と重ねて読めば
さらに心に届くものがあると感じる


ただ、海外の要約本なので
表現が少しわかりづらい点が理解しづらかった。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

永遠に続かないものは、いつか終わる=仕事の成功もいずれは終わる。
ダーウィンは、50歳で『種の起源』を書いたのち、名声も富もあったがそれ以降の業績はなく、不幸だった。
物理学者なら50歳、科学者なら46歳、医学者なら45歳が新しい発見のピーク。
ベンチャーキャピタルの出資を受けた創業者の年齢は、20歳から34歳に集中している。
クリエイティブな仕事は経験20年目にピークを迎える。
ポーリングは30代の著書『化学結合論』でノーベル化学賞をもらった。その8年後反核運動でノーベル平和賞をもらった。その後優生学を推進したりビタミン大量療法で主流派から偽医者扱いわれた。
高い業績を出したスポーツ選手は引退すると一時的には不幸になる。

落ち込みに抵抗する、落ち込みに屈する、新しいスキルを身に着ける、の3つしか方法はない。
第一の曲線から第二の曲線に飛び移る。うまく移らないと失望が待っているだけ。
林住期を始める。

高齢者は語彙を身に着けるのが得意。語彙力は伸び続ける。
流動性知能は低下するが、結晶性知能は伸びる。教える仕事に適している。
依存症は幸福になるよりもハイになることを優先する。仕事中毒も同じ。
アルコールが脳に与える作用に夢中になっている。成功依存症も同じ。
バケットリストを潰すことは、成功依存症と同じ。
依存症は、どんどん深まるだけ。
世間の基準で選んだバケットリストは、どんどん深まるだけ。
世間の定義を捨てて、自分の本質を探し出す。

満足とは、欲しいものを手に入れること、ではなく
持っているもの÷ほしいもの、である。
欲しいものが多くなればどんなに持っていても満足ではない。
リバースバケットリストを作る=世俗的な欲と執着を書く。今後、これらのために人生を費やす価値があるか、を考える。なければ消す。

ひとりを喜ぶことが孤高、一人でさみしいと思うことが孤独。
孤独な職業のランキングは弁護士と医者。

終わりを意識して時間を割り振る。
自分にしかできない役割を果たす。
誠実、思いやり、信頼、に投資する。
エピクロス主義とストア哲学に関心が高まっている。エピクロス、セネカ、マルクスアウレリウスなど。物質的ではない精神的なものに浸る。
瞑想、祈り、読書、実践に時間を割く。健康増進と同じくらい重要な自己改善。
林住期を始める。

自分のマシュマロを見極める=本当に欲しいものは何か。
今やっている仕事そのものが報酬になる。成果や目標達成の手段ではない。
仕事の楽しさと意義が重なる領域を見つける。
キャリアは直線的でなくていい。

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2023年11月07日

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