伊藤秀男のレビュー一覧
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実は再読でして。
再読しなくても覚えていたんだけど、もう一度読んでみることにしたの。
大島渚監督の絵本だったことに今日気付きました。
大島渚監督の実体験をもとにした絵本。
絵は『つなみてんでんこ』の伊藤秀男さんか。
この絵がまたね。
子供目線での戦争を描いているんだけど、軍国教育でしっかり戦争を刷り込まれた少年が、戦争はよくないものだと思うに至った出来事が描かれる。
やっぱり身近な人が死なない限り戦争がよくないことには気付けないものだったのかな?
洗脳って怖いなぁって思った。
洗脳されたまま気付かずに死んでいった方が幸せだったのかな?
それはそれでいやだな。
なんかなぁ…しんどいよなぁ。 -
Posted by ブクログ
大島渚!?とちょっと驚く。大島渚は終戦の時13歳の多感な時期。その年ごろで価値観の崩壊を目の当たりにしたショックは計り知れない。彼の映画をたくさん見たわけではないけど、基本的に大勢を信じない人だなとは思っていた。
朝まで生テレビで怒鳴ってた姿からは想像できないが、幼い頃はひ弱な少年だったらしい。力が強い者が正しかった時代に、頭は良くても体が弱ければリーダーにはなれず、その経験も彼に影響を与えただろう。
大島渚を知っている者には色々と感慨深いが、大島渚を全く知らない子どもでも、この本は心に響くと思う。
強く明るくさっぱりとして優しいさかいくんのような子どもはいつの時代も愛されるが、父の戦死で明るさと優しさを失う。さらに敬愛する教師まで出征すると知ったさかいくんのかなしみは胸を抉る。
教師の顔だけで文字のないページの語りかけるものは大きい。息子に向かって語られる言葉は押し付けがましくなく、やさしい。いい文章にぴったりの絵がついた、素晴らしい絵本。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ考現学者の両親とともに初めて町のけんきゅうに行くお話。
失礼ながら、始めはあまり興味をそそられなかったのですが、読み進めるにつれて、「けんきゅう」が細部にわたり、大好きだった妹尾河童さんの「河童がのぞいた」シリーズを思い出しました。
お風呂屋さんに通って下着の統計をとったなんてすごいですね。その場でメモを取ったのでしょうか?覚えて帰ったのでしょうか?これが「男性の下着」のみで、私が現場に居合わせていなかったことに安心しました。観察対象は103人だそうです。
その他、傘や乳母車の使い方等、いろいろなものが描かれています。
子どもの初めての研究を描いた作品と思いきや、内容のほとんどは、親の研究の発表。おもしろいのもこの部分。
最初から親の研究一本で行けば、もっと濃い作品になったのにと思いますが、そうすると児童書にならなかったのでしょうか?