リズ・フィールディングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ淡々と流れる話で、大きな盛り上がりもなく、ロマンス小説らしいエモーショナル描写もない。
ただ、若いシングルマザーの女性と砂漠の王国の王太子がたまたま出逢い、互いに激しく惹かれ合いながらも、その立場と境遇のありの違いゆえに、それぞれの想いに正直になれないというだけの話。
だが、私は逆に、その平坦な現実的な物語が何故か、とても心に残った。
恐らく、この広い地球上のどこかでは、このような秘めたるロイヤルロマンスが現実に起こり得るのではないかと容易に信じられるーそのリアリティさがとても良いと思ったし、ちっとも俺様でも強引でもないヒーローと、自分の恋より家庭や幼い我が子を優先し守ろうとする慎み深いヒロインにも好感が持てた。
また、ヒロインがただ慎ましいだけでなく、意外にお喋り好きで陽気なところもかえって人間味があって好ましい。
身を焦がすような情熱的な恋を描くのに、何も必ずしも官能的シーンが必須というわけではない。
このように、当人たちが秘めよう、抑えようとすればするほどに切ない眼差しや一人の物想いの描写からも、激しい恋情を表現することはできるのだと学べる。
逆に、その手の描写が一切ないからこそ、この物語は一種の清々しさや二人の切なさがより感じられるのではないか。
恐らく物語りの冒頭からラストまで、二人が出逢って数日程度の時間しか流れていないのではないかと思うが、運命に導かれるようにして出逢い、一瞬で恋に落ちた若い二人が真実の想いから眼を背けようとしつつも、互いを恋する心に抗いがたい様子がよく描かれていた。
まさに、二人の出逢いも結婚も、「アッラーの思し召し」だったに相違ない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白いし、とても読後感の良い小説だと思う。
若気の至りで、皇太子の地位を剥奪され、国外追放となったシークと、彼が父王と和解するために「契約妻」となった秘書の純愛。
シーク自身も言うように、「結婚してから恋に落ちた」二人だが、実はシークの「過ち」はわざと起こした騒動で、その裏には哀しい事情があったー。
彼は自身の政略的都合で迎える他国の王女が弟と恋仲であることを知り、自ら「事件」をでっちあげ、王位も婚約者も弟に譲ったのだ。
ハーレの一般的ヒーローとは違い、こちらのヒーローは俺様でもなく、ひたすら自分より他人のことを気遣う優しさと男気を併せ持つイケメン。
また、ラストまで主役カップルが一線を越えないところも、プラトニックで素敵だ。
その他は、終盤でヒロインがヒーローと想いを確かめ合った直後、ヒーローを庇って瀕死の重傷を負うシーンがあるのだけれど、そのシーンの前後、シーンの切り替えがもの凄く鮮やかというか、切れ味が鋭い展開というか。
たとえるなら、舞台劇を見ていて、舞台が素早く暗転するような感覚で読んだ。
長年、小説を書いてきて、当たり前だが、本当に学ぶことは多いんだなと痛感した。 -
購入済み
超かわいいお話です。
デイジーは、兄の幼馴染のロバートに恋し続けている。でもそれはロバートには秘密。そして、デイジーは、この恋心に終止符を打とうと決めます。画中にある曜名さんの絶妙な合いの手がとにかくツボ。デイジーの恋心は切ないはずなのに、曜名さんの軽快な突っ込みで、とても明るい雰囲気になっています。曜名さんの話は、このように誰かの作品でもご自身の作品でも、明るいのが魅力です。
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購入済み
最高コンビ!
ストーリーテラーの天才リズ・フィールディング女史と日本人向けに話をまとめるのが上手な佐柄先生の最良コンビ作品だった!私はハーレクイーンの主人公がおデブちゃんだと知った時は衝撃的だったけれど、この話は面白かった。ヒロインのドティは、美人である面には無頓着で、自分の興味対象には情熱に突き進む強さをもつ才能豊かな芸術家であるけれど、男性の騙された過去を持ち、そのことで過食症になってしまったし女性。彼女は愛する妹の結婚式のために、痩せることを決意して、そこで、ヒーローと出会う。ヒーローは、過去に大きな挫折をしたけれど、それをバネにビジネスを成功させ、かつ女性にもひどい目に会ったことのある男性だったけれど、ヒロインの愛情深さに徐々に惹かれていっていた。一見成功しているように見える二人だけど、過去と葛藤しながら日々努力をしている姿が良かった。
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ネタバレ 購入済み
ヒロインを応援
津谷さとみ先生のだいぶ前の作品ですが、生き生きとした表情が素敵だと思います。
事故で足が不自由になったヒロインが、前向きになって自分を取り戻してゆくストーリー。
ヒーローがヒロインの見た目ではなく、内面を見ているところが好印象だし、
自分のちょっとした言動を反省しつつ、ヒロインに対して思いやりのある人柄も良いです。
お互いの心の傷を知り、寄り添ってゆくのもいいですね。
ヒロインがリハビリも頑張って、前向きな未来が垣間見れるラストです。
ヒーローに出会う前のお話も付加されていて、
ヒロインに頑張ってーと応援したくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもを授かることのできない姉のために代理母となったヒロイン。その瞬間からすべての運命が狂い始めた―。
ヒロインは兄夫婦の子どもを代理母として出産したと信じていたのに、何と精子提供者は義兄ではなく、弟の方で、彼とヒロインは10年前に恋に落ちながらも哀しい別離を経験した仲だった。
兄夫婦が生後まもないその娘を残して事故死、帰郷した弟(元恋人)からヒロインが聞いたのは衝撃的な事実。
―君が生んだ赤ん坊は兄の子ではない、僕の娘だ。赤ん坊は兄夫婦の子ではなく、僕たちの子なんだ。
絡み合う運命と感情の糸、この関係が何の拘わりもない人同士だったらばまだしも、かつて愛し合っていた恋人というところが興味深かったです。
様々な行き違いを乗り越え、最後は三人が親子として、あるべき姿におさまり、生きていくことになりました。
ホッとしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいとこの結婚式に出席するために、朝早く列車の食堂車に座っていたベロニカは、発車間際に慌しく乗り込んできた有名な実業家ファーガスに、思わず目を奪われます。花婿候補を押し付けてくること間違いなしの母親をかわすために、結婚式でエスコートしてくれる男性を探していたベロニカは、彼に白羽の矢を立てることに…。一方のファーガスも妹の結婚式を控えており、望まない花嫁候補を押し付けられそうになっていた為、利害が一致した2人は協力しあうことにします。
これが、ある事情により結婚を考えていないベロニカと、事業と手のかかる妹たちの面倒で自分の結婚を考える暇もなかったファーガスの運命の出会いでした。
偽りの恋人(婚約者)関係を続けるうちに、お互いに好意を抱くようになる2人の関係がロマンチックで良かったです。
ヒロインの抱える事情込みで、全てを包み込んでくれたヒーローの懐の深さと、だからこそ起きた奇跡に感動しました。 -
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かわいい女の子にワンちゃん
それだけでも評価が高くなっちゃいます^m^
それにしても、秘書のヒロインって
髪アップ&メガネが圧倒的に多いのはなぜなのでしょう
で、おろすとキレイ…みたいなww