藤井貞和のレビュー一覧

  • 源氏物語(一) 桐壺―末摘花
    現代語訳の源氏物語を読んでから、一度原文で読んでみたいなあ、と憧れてました。
    見開き左に注釈、解説、右に本文になっていて左⇄右で読み進める事が出来て感動しました!
    本文が右にしかないので、話の進みはとてもゆっくりですが、長い目標として全巻読破できたらなぁと思います。
  • 源氏物語(二) 紅葉賀-明石
    二巻目に入り、読むのも少しは慣れてきました源氏物語!やはり月に1冊のペースです。一も面白かったけど、二もなかなかでした。

    紅葉賀
    ここでの青海波が、のちに平家物語の中で維盛が舞う青海波が光源氏みたい!とたとえられる元ネタ、と思うと感慨深さもひとしお…。

    花宴
    での源氏の衣装の艶やかさ、併読してい...続きを読む
  • 源氏物語(一) 桐壺―末摘花
    家に橋本治の源氏があるものの、今まで読んだことのある源氏は『あさきゆめみし』で、いつか・早いうちに読まねば(あまりにも全ての根幹になっているのだし)と思いつつ、手を付けてこなかった。一つには「所詮、男女の恋物語」というイメージがあり、私は好きではないだろうなと思っていたのが大きい。
    今年は大河ドラマ...続きを読む
  • 物語論
    物語が「何」を示すのかそれ自体・物語の「読み方」ではなく、
    物語というものを構築する言葉に関心のある人向け。
    実践的な面では、四人称の理解や、古典を読む=本文を読み、「研究訳」を作る・注釈を付すための心得などを、わかりやすく学べる。

    個人的に好感度が高かった箇所。158頁
    「アイヌ語に文字はあるか...続きを読む
  • タブーと結婚 「源氏物語と阿闍世王コンプレックス論」のほうへ
    返却期限がきたから一旦泣く泣く返す…

    難しく、
    とばしとばし読んでいたがインタビュー形式の章は
    目からウロコというか
    とても納得できた。

    現実に不倫や浮気は
    軽蔑すべきものとする考えが一般的なものの、
    不倫を題材にした歌やドラマ、小説、漫画の
    人気がある理由が
    "結婚"は社会を円滑に動かすための...続きを読む
  • 日本文法体系
    いやー難しい、というか、読みにくい、というか、ある意味「難解」な類いの本でした。
    古文を教えるのに参考になれば、と思い、読み始めたのだが…(; ̄ェ ̄)
    いわゆる「学校文法」を説明し直す=書き換える、という野心的な目的が本書にはある。“krsm-立体”からの説明は納得。ここに本書の特徴があるのではない...続きを読む