あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
古代人が抱え込んでいる、「愛」と「結婚」と「性」の深層を、物語から抉り出す!源氏物語、万葉集、蜻蛉日記から、精神分析学をとりこみつつ、思想を先取りする主人公たちの心性を明らかにする、かつてなかった独創的な古典文学論。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
返却期限がきたから一旦泣く泣く返す…
難しく、
とばしとばし読んでいたがインタビュー形式の章は
目からウロコというか
とても納得できた。
現実に不倫や浮気は
軽蔑すべきものとする考えが一般的なものの、
不倫を題材にした歌やドラマ、小説、漫画の
人気がある理由が
"結婚"は社会を円滑に動かすためのあくまで"制度"であるからだということ、
古語の似ているがニュアンスが異なる2つの言葉から"愛"という言葉が許容する意味の幅の広さを
導き出すくだりが
非常に面白かった。
人間の心は
社会制度の枠に
おさまらないくらいに、
情緒豊かで複雑で魅力的である。
それは今も昔も同じなのだと改めて感じた。