【感想・ネタバレ】タブーと結婚 「源氏物語と阿闍世王コンプレックス論」のほうへのレビュー

あらすじ

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古代人が抱え込んでいる、「愛」と「結婚」と「性」の深層を、物語から抉り出す!源氏物語、万葉集、蜻蛉日記から、精神分析学をとりこみつつ、思想を先取りする主人公たちの心性を明らかにする、かつてなかった独創的な古典文学論。

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Posted by ブクログ

返却期限がきたから一旦泣く泣く返す…

難しく、
とばしとばし読んでいたがインタビュー形式の章は
目からウロコというか
とても納得できた。

現実に不倫や浮気は
軽蔑すべきものとする考えが一般的なものの、
不倫を題材にした歌やドラマ、小説、漫画の
人気がある理由が
"結婚"は社会を円滑に動かすためのあくまで"制度"であるからだということ、
古語の似ているがニュアンスが異なる2つの言葉から"愛"という言葉が許容する意味の幅の広さを
導き出すくだりが
非常に面白かった。


人間の心は
社会制度の枠に
おさまらないくらいに、
情緒豊かで複雑で魅力的である。
それは今も昔も同じなのだと改めて感じた。

0
2012年11月10日

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