【感想・ネタバレ】源氏物語(二) 紅葉賀-明石のレビュー

あらすじ

朧月夜に似るものぞなき--政敵の娘との密会が発覚し,須磨・明石へと流れてゆく光源氏…….六条御息所の生き霊に命を奪われる葵上,新枕を交わす紫上など,優美な女君との恋愛模様が織りなされる紅葉賀から明石までの七帖.新日本古典文学大系版による精密な原文に,最新の成果を盛り込む注解と補訳. (全9冊)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

二巻目に入り、読むのも少しは慣れてきました源氏物語!やはり月に1冊のペースです。一も面白かったけど、二もなかなかでした。

紅葉賀
ここでの青海波が、のちに平家物語の中で維盛が舞う青海波が光源氏みたい!とたとえられる元ネタ、と思うと感慨深さもひとしお…。

花宴
での源氏の衣装の艶やかさ、併読している『源氏物語五十四帖の色』を開いてはうっとり…。


今のところ女君でいうと圧倒的推しの、六条御息所。彼女がふと自分から立ち香る芥子の匂いに気が付いた場面は、ぞわっとしましたし、源氏物語きっての好きなシーンとなりました。ホラー!!
(そして葵が死んで喪に服している間に紫の上に手を出すなよ…)

賢木
野宮神社に行きたすぎる…

須磨
なかなか須磨に下らないので笑いましたが、
身はかくてさすらへぬとも君があたり去らぬ鏡の影は離れじ(源氏)
別れても影だにとまるものならば鏡を見ても慰めてまし(紫の上)
の和歌のやりとり最高に好きだった。。

それから別れの日の
生ける世の別れを知らで契りつつ命を人に限りけるかな、も好きだった

須磨が終わるところで、自分が美しすぎてついに竜王がきたか…ってナルシスト源氏発動してたのも笑いました

明石
明石に手を出しながら、紫の上がやっぱ大事~~って明石からしたらもう身の置き場がなさすぎて、ひどすぎませんか…

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2024年03月05日

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