御舩由美子のレビュー一覧
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脳科学からコミュニケーションを考える本。
酔っぱらいの態度から、今彼の脳はどういう状態で、どんなコミュニケーションをとればいいのか、ヒト脳、サル脳、ワニ脳にわけて考える。
ヒト脳はいちばん新しく理性的に判断する脳。
サル脳は感情を司り、後先がどうなるかなどよりも感情を優先する脳。
ワニ脳は原初の脳で、ここまで来ると『凍結』『逃走』『闘争』のどれかしかない。
何も酔っぱらいでなくとも人はストレスをうけると理性的なヒト脳は機能しなくなる。
バッドニュースを人に伝える時、相手はストレスに寄って一時的にワニ脳まで後退してしまったりする。
そんな時、つらつらと理由などを述べても理解はして貰えず、相手とコミュニケーションが取れなくなってしまうため、
ワニ脳にはワニ語で話す必要性が出てくる。
短く、簡潔に安心させることが必要だ。
そこから機能を取り戻すと、今度はサル脳が現れる。
感情的になり、激情を吐露するかもしれない。
ここはサル脳なので、根気強く、感情を受け止め、理解しているという姿勢を見せなければいけない。
落ち着かなければヒト脳に移行せず、理性的な話し合いは不可能だからだ。
人によっては、そのミーティング内でヒト脳に戻らない場合もある。
話が通じない時は、相手の脳によって語りかけを変えるべきである、との言葉がとても納得できて、
基本的にはビジネスの場面のお話なのだが、これは子育てにも使えそうだなぁと思った。
ミラーニューロンや、性格分けなど、面白い話がたくさんあり、役に立つ本だと思う。
ただ、全てを実行できるようになるには相当な訓練が必要そうで、理論はわかっても常におひさまではいられないよ〜
という感想も、ある。
脳の働きについてかなりわかりやすく書いてくれているので、興味のある人にもおすすめ。 -
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ネタバレ自分にとっては学びが多すぎる良書でした。
ワニ脳、サル脳、ヒト脳という捉え方とその仕組みは本当にわかりやすく、目から鱗モノでした。
ワニ脳の人に出会っても、そういう人なのだと決めつけるのではなく、ただその時たまたまそういう状態になる条件が揃っただけであり、誰でもそうなる可能性はあるのだという視点は自分にはあまりなかったので非常に良い視点をもらった気がする。
ワニ脳には簡潔に、サル脳には共感を、そしてやっと具体的な解決策などの話をするヒト脳にというステップが必要だというのは、何においても誰が相手でも使えそう。
学校では教えてくれない本当の対人関係のやり方としてこの本は必読書のような気がしました。
大学生ぐらいの時に読んでおきたかったが、とにかく学びの多い本に出会えて良かったです。 -
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20年ほど前から5年ほど、趣味でロードバイクで一人遠乗りしてして、結婚後はロードバイクを毎日の通勤に使っていて、ストレスや集中力不足で悩むことがほぼありませんでした。
コロナ禍になって、テレワーク中心になり、自転車通勤もしなくなったら集中力不足で悩まされることが増えてきました。
本書を読んで、脳と運動の関係が科学的実験の論文引用も交えて説明されていたので、毎日 心拍数の上がる運動をすることに前向きに取り組めるようになり、体調だけでなく、頭脳も若返りはじめた実感があります。
なによりも、自分の体調やストレス状態をスマートウォッチで見える化して、客観的により運動したくなるように自分をコントロールするようになり、その成長過程がとても楽しいです。
2026/80/14
13 集中物質「ドーパミン」を総動員する
薬に頼らずにドーパミンの分泌量を増やす方法はないのだろうか?
ある。
そう、身体を動かすことだ。
2025/10/16
p.150
生存可能性は、脳が集中力を高めることによって増える。私たちの脳は、祖先がサバンナで暮らしていた時代からさほど進化していないため、現代でも、とくに運動しているときに同じメカニズムが働く。身体に負荷を与えると、脳はそれが生死を分けるほどの重要な行動だと解釈するのである。そして、結果的に集中力が高められるのだ。 -
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完璧などありえない。にもかかわらず完璧を志向し、完璧になれない自分を責め続けていては、心がもたない。だから完璧主義者の心は折れやすい。最初は努力できても、失敗すると、無意識に労力を減らしたり、先延ばししたりする。つまり完璧から遠ざかる行動をとってしまう。そしてまた自責する。
つい最近、ある仕事をとても頑張った。完璧主義的だった。周りの同僚たちが、自分を大いに称賛することを夢想した。しかし実際にはそう上手くいかず、しぶしぶ提出した仕事に対して、いくつかの修正依頼が出た。しばらく経つが、私はまだその修正をせず、他の仕事を優先させている。まさしく先延ばしていることに、この本を読みながら気づいた。
過去に何度同じことを繰り返したように思う。週末に缶詰で勉強しようと意気込んだものの、結局は1分も勉強していない、なんてこともあった。5分でも勉強していれば、完璧に少しは近づいただろうに。
実際に研究では、完璧主義と仕事や学業のパフォーマンスの間の相関が、とても低いことが分かっている。
にもかかわらず、世間が完璧主義者を称賛するのは、「成功者バイアス」である。たしかに成功した著名人はいるが、その裏側に多くの成功していない人がいる。また我々の激しい競争の経済システムが、我々に完璧の仮面を被ることを強制している。
完璧主義には、「他者との関わり」という側面がある。完璧主義者と求道者の違いはここにある。私の場合は、「他者より優れていたい」という欲求がとても強い。身近に自分よりも成功している人がいると、自分が欠陥品のように思えてくる。求道者であれば、このような思考にはならないだろう。 -
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1 どんな本?
食事を軸に、脳機能を最適にする生活を提案
する本。何が何故良いのか悪いのか、科学の見
解か著者の見解かをしっかり書いてある本。
2 なんで読んだの?
(1) 脳機能を最適にしたいから。
(2) 食べてダメなもの良いものを知りたい。
(3) 食生活を変えた状態になりたい。
3 構 成
全3部12章構成476頁
著者の母の不調から始まり、Q &Aで終わる。
コラムが途中に挟んであり章毎にまとめが有
って、骨太本を分かりやすくしている。
4 著者の問題提起
健康はあなたが生活に変化を与えられる究極
の反応だ。
5 命題に至った理由
著者の母の不調の原因が食事にあるのではな
いかと思ったから。
6 著者の解
一生健やかに保つ秘訣がある。その秘密は食
べ物にある。
7 重要な語句・文
(1) EVOOを食事の油の軸に使おう。サラダの
ドレッシングも。
(2) 糖質は脳の遺伝子と相互に作用し合い、神
経可塑性や認知機能を低下させる。
(3) 糖化反応の最終的な生成物AGEは炭水化物
を摂ることで生成される。
(4) インスリンが出てる時は脂肪は燃えない。
(5) 炭水化物だけで無く、変質した油、有害な
化学物質がインスリンの調節を狂わせる。
(6) 過度なインスリンの分泌は認知機能を蝕む。
(7) ケトンは脳の燃料を減らすスーパー燃料
(8) 食物繊維は酪酸塩を、酪酸塩はBDNFの産
生を増やす。
(9) GABAとグルタミン酸(陰と陽)
(10) アセチルコリン(食事からコリン
(11) ビタミンDとオメガ3でセロトニン
(12) 同じ事の繰り返しから離れる。(ドーパミン)
(13) ニュースはたまにしか見ない。
(14) サウナ、ファスティング、運動。適度なス
トレスが私達を健康へ導く。
8 感 想
骨太で読むのにとても時間がかかった。
刺さったのは糖質の害。分かっちゃういたけ
ど舐めてた。上手に炭水化物を摂りたいと思う。
深く知りたい事は不安の軽減。ビタミンDと
オメガ3意識的に取ろう。
人に勧めるならファスティング。朝飯要らない。
タイトル通り脳が強くなるか楽しみだ。
気になる事は著者の母のその後病状はどうなっ
たんだろ?
9 TODO
(1) 糖質制限食
(2) サラダにはオリーブオイル
(3) 有酸素運動はゆっくり長く。
(4) チャレンジ
(5) 果物はベリー類
(6) 日々ファスティング
10 問 い
心身て何?
11 答 え
与えた物の結果 -
購入済み
運動と脳の関係性がよく分かる
実際の研究事例を頻繁に引用しながら,運動が脳の様々な機能に良い影響を与えることを示す本書。
そもそもなぜ運動が脳に良いのか,という理由の部分からして,なるほどと思わせる内容であり,詳細は今後の研究成果を待たねばならない部分が多々あるものの,本書で主張する,脳をより健康に and/or 認知症のような問題が生じないように保つためには,運動することがが最適な方法である,という前提は,確かに崩れないように思われます。 -
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運動がいかに脳に良いかが書かれていて、運動したくなる。
運動によって脳は物理的に鍛えられる。
生活習慣が脳を作る。
運動すると前頭葉と海馬が偏桃体の興奮を鎮めるため不安やストレスが抑制される。体を動かすことで、心拍数や血圧が上がっても不安の前触れではなく良い気分をもたらすものだと運動が脳に教え込む。また運動は集中力も高める。
運動すると心地よいのは、人間の祖先が狩猟や住処を探す時に走っていたためと考えられる。
ウォーキングよりランニングの方がドーパミンが出る。
ADHDの特性は狩猟民族にとっては有利だったが、農耕民族にとっては不利。
定期的に運動する人には皮肉っぽい気質や神経質な性格の人が少ない。
新しい環境だと脳の新細胞の生存率が上がる。
体力があると知力も上がる。
脳があるのは移動する生物だけ。脳の仕事は生物を移動させること。 -
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昔、喫煙がいかに有害かひたすら説明されている読むと禁煙できる本ってのがあった気がするけど、その運動版。ストレス、集中力、うつ、モチベーション、記憶力、アイデア、学力、健康、これらすべてに運動が驚くほど効くらしい。
平日はとにかく座りっぱなしで、さすがにこれはまずいと今年からウォーキングや筋トレをゆるーく始めていたのだけど、この本を読んでウォーキングの時間を増やした。ランニングにも挑戦できるようにシューズも購入。
英語学習の時間を削ってでも運動を優先しよう!と思ってたけど、ウォーキングしながら英語ニュースのPodcastを聞くようになったから、むしろ英語や世界情勢の摂取量が増えたし、朝日を浴びて歩くのは気持ちがいいし、いいことしかない。
「意識して歩くと「認知症」発症率が40%減」
「「血圧」「血糖値」「体内の炎症」も改善する」
仕事も勉強も育児も家事も、ありとあらゆる楽しみや幸せも、心と体の健康あってのもの。40代も半ばになるとそれを痛感する日々。食事・睡眠とあわせて、運動も継続・改善していく! -
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運動がとにもかくにも脳の機能アップや鬱の療法にいいよって話が、様々な脳内物質の面から語られる。物質は違うのだろうが、切り口と流れが同じ話が何度も出てくるので、後半は少し飽き気味に。でもマラソンで少しずつ距離を伸ばして練習している私にとっては、今読んで嬉しい本だったな。頑張ろうって励みになる。ウォーキングよりもランニング。心拍数が上がる程度の運動であることが重要らしい。
機能的にすぐれた脳とは、各領域がしっかりと連携している脳である。身体を動かせば、その連携を強化できる。
身体を活発に動かすほど脳を変えていくことができる。脳の神経回路に変化を与えられるものは運動以外ない。しかも20分~30分ほどで充分に効果がある。 運動によって脳を変えるメカニズムには、GABA(ギャバ、ガンマアミノ酪酸)と呼ばれるアミノ酸が関与している。GABAは脳内の活動を抑制して、変化が起こらないようにするいわば「ブレーキ」の役目を担っている。しかし、身体を動かすと、そのブレーキが弱まる。運動によって、GABAの脳に変化を与えないようとする作用が取り除かれる。そうなると、脳は柔軟になり、再編成しやすくなる。運動を習慣にしてしまえば、「子供の脳」のように柔軟な脳になるらしい。
扁桃体と海馬の章は興味深々。
人間は強度のストレスにさらされると、扁桃体からの警告に従い、血中のコルチゾール濃度が増加。危機に直面したものと身体は解釈するため、戦闘の準備をしているのだ。
コルチゾールの血中濃度が上がると、自分の命を守るために、闘争あるいは逃走の準備を行った上で、筋肉がたくさんの血液を必要とするために、動悸が激しくなる。つまり、心拍数が増加する。
一方、ストレス反応を緩和して、興奮やパニック発作を防ぐブレーキペダルの1つが「海馬」。海馬はストレス反応を抑制することで、ストレス反応を起こす扁桃体の働きを相殺している。扁桃体と海馬は常にバランスを保ちながら、互いに網引きしている。扁桃体がアクセル、海馬がブレーキ。ストレス的状況が過ぎると、コルチゾールの分泌量は減る。
そして重要なのは、海馬の細胞は過度のコルチゾールにさらされると死んでしまうということ。何ヶ月にもわたって慢性的にコルチゾールが分泌されると、海馬は萎縮してしまう。海馬は記憶の中枢なので、短期間の記憶がそこなわれていく。空間認識にも関わっているため、自分の居場所や方向もわからなくなる。
運動を続けている間は、コルチゾールの分泌量が増える。なぜなら、肉体にかかる活動は一種のストレスだから。
しかし、運動がおわれば、身体はもうストレス反応を要しないのでコルチゾールの分泌量は減り、さらに運動を始める前のレベルまで下がっていく。
そして、運動を習慣づけると、走っている時のコルチゾール分泌量は次第に増えにくくなり、運動を終えた時に、下がる量は逆に増えていく。
定期的に運動を続けていると、運動以外のことが原因でストレスを抱えている時ですら、コルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなっていくらしい。
ストレスに対する反応は、身体が運動によって鍛えられ、さらには抑えられていく。つまり運動がストレスに対して過剰に反応しないよう身体をしつけている。
身体を活発に動かしたことでストレスに対する抵抗力が高まるのだという。
ランナーズハイの章もへぇっとなった。ブラックジャックに出てくるエンドルフィンのお話し、思い出しちゃったな。
1970年代、脳細胞の表面にモルヒネと結合する受容体があることがわかった。と同時に研究者間に疑問そして仮説が生まれた。
「いったいどうして人体にモルヒネを取り込む受容体があるのか。脳は自家製のモルヒネを合成することができ、その物質を取り込むために受容体があるに違いない。」
この研究において、体内性モルヒネ(エンドルフィン)の発見に至っている。エンドルフィンにはモルヒネと同じように目覚ましい鎮痛作用及びこの上ない幸福感をもたらす。
あらゆる苦痛が消え去り、この上ない幸福感に包まれるランナーズハイをもたらしているのは、さてエンドルフインなのかな。 -
Posted by ブクログ
本を読むと脳などが良くなると聞いたので本を途中で読むのをやめることが多い私にとっては、2月22日から今日に至るまで久しぶりの完読しました。
この本で感じたことは、自分が感情を相手にそのまま顔や言葉で伝えると、相手にも同じ感情をうつしてまう。との事です。自分が怒りで怒ってる風に話すと相手も嫌がるし笑って話すと相手も安心できるかと思います。いかに空気を自分から作るのかが大事だと思いました。
他の本になりますが、この本を読みながら進むと自分の好きな漫画(ワールドトリガー)の台詞や自分の経験したことが頭の中で思い浮かび、本をそのままで読むのではなく、自分の頭の中で勝手に作り出した方が納得できやすいです。