御舩由美子のレビュー一覧
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ネタバレ自分にとっては学びが多すぎる良書でした。
ワニ脳、サル脳、ヒト脳という捉え方とその仕組みは本当にわかりやすく、目から鱗モノでした。
ワニ脳の人に出会っても、そういう人なのだと決めつけるのではなく、ただその時たまたまそういう状態になる条件が揃っただけであり、誰でもそうなる可能性はあるのだという視点は自分にはあまりなかったので非常に良い視点をもらった気がする。
ワニ脳には簡潔に、サル脳には共感を、そしてやっと具体的な解決策などの話をするヒト脳にというステップが必要だというのは、何においても誰が相手でも使えそう。
学校では教えてくれない本当の対人関係のやり方としてこの本は必読書のような気がしました。 -
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20年ほど前から5年ほど、趣味でロードバイクで一人遠乗りしてして、結婚後はロードバイクを毎日の通勤に使っていて、ストレスや集中力不足で悩むことがほぼありませんでした。
コロナ禍になって、テレワーク中心になり、自転車通勤もしなくなったら集中力不足で悩まされることが増えてきました。
本書を読んで、脳と運動の関係が科学的実験の論文引用も交えて説明されていたので、毎日 心拍数の上がる運動をすることに前向きに取り組めるようになり、体調だけでなく、頭脳も若返りはじめた実感があります。
なによりも、自分の体調やストレス状態をスマートウォッチで見える化して、客観的により運動したくなるように自分をコントロールす -
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ネタバレ
今では、運動をした直後にドーパミンの分泌量が増えることがわかっている。運動を終えた数分後に分泌量が上がり、数時間はその状態が続く。そのため運動後には感覚が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、心が穏やかになる。頭のなかがすっきりして、物事に難なく集中できるようになる。そして、唸りのような雑音も消えるのだ。
加えて、身体に与える負荷が多いほど、ドーパミンの分泌量も増えるようだ。
ADHDの特性を持つ人は報酬中枢におけるドーパミンの受容体が少ないという。これは報酬系がうまく働かず、快感を得るには通常よりも多くの報酬が必要ということだ。
およそ2万人もの70~80歳の女性を対象にし、20年以上に -
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ネタバレアンデシュハンセン著
運動脳
★★★★★
運動が脳を劇的に変えられることを学べる。運動をすると集中力・記憶力が高まり、不安やうつを和らげ、さらに認知症の予防にもつながる。しかも効果は即効性があり、たった20分のウォーキングでも脳が活性化する。運動は薬やサプリよりも強力で、人生を前向きにする“最強の処方箋”。上記内容を科学的根拠をもとに読みやすくまとめられている。年齢や体力に関係なく、誰にとっても読む価値のある一冊。
【運動が脳に与える即効性の効果】
運動は気分を爽快にし、集中力・記憶力・創造性を高める。思考のスピードや情報処理能力が向上し、知識を効率的に引き出せる。20〜30分の有酸素運動 -
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ネタバレストレスが減る、集中力が上がる、記憶力が上がる、創造力が上がる寿命が伸びる、これほどの利点を凄まじい説得力を持って説明されていた。大人になっても、又脳の障害を持っていたとしてもいつでも脳が変化しうるのは希望が持てた。前頭葉、海馬、側頭葉などあらゆる分野が活性化され調和が取れるのだと思った。神経症と天才の違いがおそらくそこなのだろう。心拍数が上がる時は、生死に関わる時であるため、生物学的に集中力が上がることが証明されている、というのは興味深かった。筋力トレーニングと有酸素運動どちらもすることが効果的らしい。特にランニング30分くらいがベスト。ただ、運動しすぎて疲労感があるのはよくないらしい。筋力
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完璧などありえない。にもかかわらず完璧を志向し、完璧になれない自分を責め続けていては、心がもたない。だから完璧主義者の心は折れやすい。最初は努力できても、失敗すると、無意識に労力を減らしたり、先延ばししたりする。つまり完璧から遠ざかる行動をとってしまう。そしてまた自責する。
つい最近、ある仕事をとても頑張った。完璧主義的だった。周りの同僚たちが、自分を大いに称賛することを夢想した。しかし実際にはそう上手くいかず、しぶしぶ提出した仕事に対して、いくつかの修正依頼が出た。しばらく経つが、私はまだその修正をせず、他の仕事を優先させている。まさしく先延ばしていることに、この本を読みながら気づいた。
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スマホ脳の著者:アンデシュ・ハンセンの本
運動の効能がことかまかにかかれていて、めちゃ面白かった!!
印象的だったのは、緊張は運動で耐性がつく、ということ。
緊張を科学的に解明すると、心拍数があがり体内でコルチゾールというストレス性物質が生まれる。
しかし運動をするとエンドルフィンなど幸福を感じる物質が生まれ、かつ心拍数もあがるため、緊張するようなシーンで心拍数が上がってもストレスを感じにくくなるのだそう。
現に、約3ヶ月、毎日運動をしてきたが
心が晴れやかになるし緊張もしなくなった!
むしろ堂々としている、とも言われるようになった笑
この本は母親にぜひ読んでほしいな。
めちゃおもろい! -
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まず、本のタイトルがいいですよね。
脳の働きについてとても分かりやすく書かれた本でした。
ヒト脳、サル脳、ワニ脳のそれぞれの状態の特徴をとらえて、相手の脳がそのような状態にある時に、どのようなアプローチができると良いのかが分かりました。
また、自分自身にも当てはめてみた時に、疲労が溜まっていたり、ショックな出来事に余裕をなくしてワニ脳化しそうな時にも、「あ、私ワニになりかかってるな。ヒトにもどれ〜ヒトにもどれ〜」と客観視して理性的に対処できることにも繋がりそうだなと思いました。
自分の傾向としては、自分の感情を発露して共感してもらいたいサル脳の時が多いのかも、と思ったりしました。
引用の中で“ -
Posted by ブクログ
10年前からランニングをしている私にとっては、答え合わせの連続だった。
ダイエット目的で始めたランニングだったが、それと同時に感じていた自分の変化、例えばストレス軽減や集中力の高まり、深い睡眠などが、ランニングという運動とリンクしていた可能性が非常に高いと感じている。この本に書かれているところの、コルチゾールの制御能力が上がった結果なのかもしれない。
他にもこの本から、人類がサバンナにいた頃の話と関連し、報酬を得ることによる喜びと集中力の高まりの関係性についてヒントを貰えた。運動とは離れるが、勉強や技術の習得に利用できそう。
研究結果の詳細やデータ部分は興味が薄いので読み飛ばし、理論や考