御舩由美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
完璧主義がヤバイものだ、という感覚を持つには最適な一冊。心のどこかで、「時には必要な感覚であり、悪いと言い切れるものでもない」と思う所があった。著者が言うには、そうではないのだ。気付きがあった。
完璧主義には主に3つあり、「自己志向型、社会規定型、他者志向型」と呼ばれるものだが、これだと単純化し過ぎていて、実際には混ざり合っているという。それぞれ、自分自身にストイックになる自己志向型。他人にそれを求める他者志向型。社会の目を意識した完璧さを求める社会規定型。実際には、社会の目を意識して自己目的を設定するような複合系もあるので、確かに単純化はすべきではなさそうだ。だが、他者志向型が最も面倒なヤ -
Posted by ブクログ
冒頭に書かれているのはゲーテの言葉でした。
「人と接するときは、その人のあるべき姿を見て接しなさい。
人には、その時々の体調や感情があって、他者との交流に対しても常に一定の対応ができるとは限りません。
筆者の行動科学の研究者であるレーナ・スコーグホルムさんは、「人と接しているときに、その人の脳で起きていることに応じてふるまえば、言葉の選択を誤ることはなく、脳科学の知識を頼りに、適切な対応ができる。」と言います。
ヒトの頭蓋骨の中には、人類の発達の歴史が残されているそうで、脳には進化の過程で取得してきた3つの層があるそうです。
脳の最も古い層・・・ワニ脳 本能的に働く。過剰なストレ -
Posted by ブクログ
本書のテーマは「運動こそが脳を育てる」というシンプルかつ強力なもの。
人類の長い歴史の大半は、身体を動かしながら生きてきた。
今のような“座って考える生活”は、進化のスパンで見れば超例外。
つまり、私たちの脳は「動くことで本領を発揮する」ようにできている。
本書では、運動が脳にもたらす科学的な効果が紹介されている。
・自制心が高まる
・集中力がつく
・うつ予防になる
・記憶力が向上する
・知能がアップする
など、その恩恵は多岐にわたる。
特に効果的なのは30分以上の有酸素運動。
軽く息が上がる程度のランニングやサイクリング、スイミングがベスト。
毎日でなくても週3回程度でも効果的。
ポイ -
-