御舩由美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これまでもランニングや筋トレを続けてきたが、この本を読んで、運動は身体を鍛えるためだけではなく「脳を鍛える」という意味でも大きな価値があることを知った。
特に印象に残ったのは、運動によって集中力、記憶力、創造性、ストレスへの抵抗力など、さまざまな脳機能に良い影響が期待できるということ。
身体を動かすことで脳の働きにも変化が起こり、自分の行動によって脳を変えていけるという考え方がとても印象に残った。
また、生まれ持った能力には個人差があっても、「与えられた能力を活かすかどうかは自分次第」という考え方にも強く共感した。
自分が持っている能力を最大限に活かすためにも、運動だけでなく、睡眠や食事などの生活習慣を大切にしていきたいと思った。
ランニングと筋力トレーニングで記憶への影響が異なるという内容も興味深かった。有酸素運動だけ、筋トレだけと偏るのではなく、さまざまな運動を取り入れることは、身体能力だけでなく脳にとっても意味があるのだと感じた。
【これから実践したいこと】
・ランニングを中心とした有酸素運動を継続する
・筋力トレーニングも取り入れ、身体と脳の両方を鍛える
・可能な日は朝に散歩や軽いランニングを取り入れる
・運動後の時間を読書や勉強にも活用する
・睡眠や食事、休養も含めて生活習慣全体を整える
一番心に残ったのは、
「持っている能力を活かすも殺すも自分次第」
という考え方。
自分にどれだけの能力があるのかは分からない。それでも、運動や生活習慣など、自分で変えられることを積み重ねることで、今持っている潜在能力をできる限り発揮していきたい。
もともと運動は好きだったが、「なぜ運動を続けるのか」という理由がまた一つ増えた一冊だった。 -
Posted by ブクログ
運動したほうがいい。
それはわかってるけど、時間があれば読書がしたい…。
そんな横着な私がたどり着いたのが、週末にAudibleを聴きながらの2時間くらいのウォーキング。運動になるし、本も読めるし、一石二鳥!くらいに思っていたけど、この本を読んだら一石十鳥くらいあるようだ。
走るのはつらくて長続きしないので、ほぼ競歩のような速さで歩いている。
家だと何かと中断されるけれど、ウォーキング中なら誰にも邪魔されずに物語に集中できる。
歩きながら本を聴いていると、不思議と家で座って読むよりも、物語に入り込める気がしていた。
「この場所であの本のあのシーンを聴いていたな」と、結構以前の記憶でもその場所に来ると自然と思い出すこともある。
この本を読んで、そう感じていたことにもちゃんと脳科学的な理由があると知った。
今まで健康と趣味を両立させるためと思ってやっていたことが、実は脳にとても良いことをしていたんだと知って嬉しい。
ほぼ競歩もゆっくり歩くより、脳にも良い効果があるようだ。
なぜ運動すると脳にいいのかをきちんとした科学的データで裏付けて説明してくれるので何よりも信用できる。
これでもかというほど科学的データが出てくるので、そんなに効果があるなら運動しようと自然に思えてくる。
何を説明していても結局は「それは何だと思いますか?──運動です!」となるので、小川哲さん作品の〈あの先生〉を思い出して笑ってしまった。
「運動しなきゃ」ではなく、「これからも歩きながら本を聴こう♪」と前向きに思える良本だった。
Audibleにて。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◯自分的にコペルニクス的転回にあたる本
運動は、ストレスを減らし、集中力を上げ、鬱を予防し、記憶力を高め、アイデアを引き出し、学力を伸ばし、長生きの秘訣となる。一石七鳥くらいの万能さ。しかも、毎日ではなくとも週に3回以上、1回30分ほどランニングなどで体を動かすと効果が得られる。薬やサプリメントを飲むよりも効果があるのでは?
ではなぜ、運動はこのような効果を生むのか。それは、運動をすることで脳の様々な部位が強化されるから。例えば、ストレス反応のブレーキや短期記憶を長期記憶にするなどの働きがある「海馬」は、運動をすることで、大きくなることが研究でわかっている。また、人を幸せに感じさせるホルモンであるドーパミンは、運動後に出る。また、「脳内最強物質」と呼ばれるBDNFの分泌量は運動によって増える。そして、子供たちは運動をすれば、集中力や注意力記憶力、ワーキングメモリー、決断力が高まる。
では、なぜ、運動で体にいいことがたくさん起こるのか。そこで、筆者は、私たちの脳はサバンナで狩りをしていた頃と同じだという。脳の進化は、現代の急激な社会変化についていってないのだ。だから、人は体を動かすことで生き延びてきたわけなので、体を動かすことでいいことが起こるようにプログラムされているのだ。
ストレスにも、勉強にも、創造性にも、特別なことは必要ではない。運動をすれば何もかも良くなる。これは、私の中では革命的なことだった。
◯感想
この本を読み、週に3回くらいのペースで運動を始めた。すると、体力がつき、ストレスを抱えなくなった気がする。何より、気持ちがすっきりするし、達成感もある。しかも、運動でこれだけ自分の体にいいことがあるのだからやるしかない。
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私は仕事の立場上人の悩みや相談を受けることが多い。最近は何回も面談をしても全く話が進まないことが増え、次第に自分も疲弊してしまい「いい加減にしてくれ」と思うこともあった。今思えば態度に出ていたかも。
でもこの本から脳の構造からタイプが異なるため、それぞれに合わせた話し方で対応すると信頼関係が生まれることや、受容の方法について詳しく書いてあり「確かにそうかも」と思える内容がぎっしりあった。
次の日から実践できるストレスへの対応もあり、現在実践中。聞く側の気持ちの持ちようや態度が変わるだけで、面談の質が向上すること、それに伴いストレス値も大きく変わることを理解した。
また、そのような仕事でなくても同僚や家族とよりよい関係を築くためにも必要なスキルでもあると思われる。 -
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まさに今の自分が困っていたことで、目から鱗!
日本語で話しているのに、全く話が噛み合わない人がいた。それだけじゃなく、上司の立場なので、自分が理解を示さないと行けない立場だったけど、本当に難しかった。
業務のことを打ち合わせたいのに、突然自分の人生について語り出したり、質問しているだけなのに急に怒り出したり。
私はヒト脳で話しているのだが、相手はほとんどサル脳かワニ脳だった。
私がヒト脳で話すことが気に入らない感じで、私の振る舞いがそうさせてしまったかもしれないが、こっちが病むのでコミュニケーションを諦めた汗
こう言うタイプの人に出会ったら、ちゃんと使い分けよう。 -
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最近AIに「私の思考のクセって何?」って聞いてみたら、「完璧主義の傾向があります」とのこと。そんな時に見かけて思わず手に取った本。
完璧主義
自分が欠けているせいで愛されない、欠けているせいで他者から軽視されるという思い込み、不安からくる。
完璧は測定できない。主観的。
なので、常に自分が欠けているという劣等感。
成功を喜べない。満たされない。
完璧主義は、世界の捉え方。自分ではなく、他者から期待されていると感じる基準。
結論、現在の社会、文化が私たちを完璧主義に仕向けている。だから社会を変えなければ、みたいな話でその点では救いがなさそうな感じ。
ただ、自分を苦しめているものが何か(社会、文化の仕組み)を知ることで、完璧さへの執着が自分のせいではないと分かる、だから知識をつけよう、というのは良かったかも。
その完璧さは何のため?誰のため?って立ち止まってみたいと思ったり。
あと、子どもたちには以下
親は無条件に子どもを愛することで、社会や文化が教えてくれない「失敗は誰にでもあること」「失敗を恐れなくていいこと」を伝えられる。
以下メモ
・1990年から2020年の調査で、完璧主義の傾向、特に社会規定型、の人数は指数関数的に増加している。
・良い完璧主義(モチベーションの源泉)はありえない。成果につながらず、ただ無駄に頑張っているだけの人。最初はパフォーマンスが高いが、徐々に頭打ち、低減。
・一卵性双生児は同じ家庭で育っても、別々の家庭で育っても成長したときの正確にさほど違いはない。『子育ての大誤解〔新版〕――重要なのは親じゃない(ジュディス・リッチ・ハリス)』子どもの性格は遺伝子と文化があいまって形成される。
・完璧主義を生む社会、文化
SNS、親の期待、能力主義、仕事
(完璧主義の種類)
・自己志向型:自分に向ける、きわめて高い基準を自分に課す
・他者志向型:他者に向ける、他者に非現実的な基準を課す
・社会規定型:自分への評価を推測する、まわりが完璧さを求めていると推測する
・インスタグラムだけを責められない。サプライ経済のビジネスモデルにそって、私たちに消費を続けさせる。仮にインスタがなくなったとしても、経済は他の手段で私たちの不安を煽り、消費を促す。
・これからの経済:「成長」への依存を減らす
ドーナツ経済、GDP以外の指標、ベーシックインカム
・あなたには美しく不完全な自分と、美しく不完全なこの地球を愛し、その中で満たされた心とともに生きる権利がある。
・完璧(パーフェクト)ではなく、エクセレンスを目指す -
Posted by ブクログ
ストレスによって、ヒト脳→サル脳にもやがかかり、ワニ脳になる。それを知ったとき、これまでの自分の経験の原因が解明された感覚があり、非常にすっきりした。あのときの自分は、あのときのあの人はワニだったのか。あのとき彼女は私にサル語で話してくれていたのか。あの場ではヒトとサルとワニがそれぞれ違う言語で話していたのか。そんな風に自分に当てはめながら読んだらすごく面白くて楽しかった。これらの事実を知ったことで、自分と相手の状態を客観的に捉えることができ、会話や対話における解像度が抜群に上がった感覚がある。
また泥酔とストレスが同じだという話も非常に興味をそそられ、面白いと思いながら先を読み進める一助となった。 -
Posted by ブクログ
社会は、人間関係で成り立っている。その人間関係が難しく、摩擦が起こりやすい。どうコミュニケーションを取るかが重要となる。行動科学者の著者は、太古から人間の脳内にある「爬虫類脳(ワニ脳)」が優位になると人は建設的にコミュニケーションできないと説く。
人間は1つの脳を持っているようでいて、実際には進化の過程が異なる3つのタイプが共存している。ポール・マクリーンが提唱した脳の3つの層で、「脳幹(爬虫類脳)」はワニ脳、「辺縁系(ほ乳類脳)」はサル脳、「新皮質と前頭前皮質(大脳皮質と前頭葉)」はヒト脳だ。
第一に、「ワニ脳」である。これは脅威を感じたときに作動し、「自分が正しい!」と怒鳴る、あるいは黙り込んで無視するなど、極端な行動をとる傾向がある。論理的な議論は一切通じず、むしろ生存本能に基づく反応である。
第二に、「サル脳」である。感情が優位に立ちやすく、「自分だけ損をしている」「あの人に嫌われたかもしれない」といった不安や、グループ内の序列に敏感に反応する。この状態では、感情的な行動や反応が多くなりやすい。
最後に、「ヒト脳」である。これは、客観的に状況を判断し、相手の立場に立って考えることができる理性的な部分である。
相手の脳の状態に合わせて対応を変えるという手法が重要だ。
著者はいう「いま、この人は何を考えているのか? どんな言動をとるつもりだろう? その言動に、私はどう対応すべき? その対応によって、この人は私をどう思う? 好意的に思ってくれるだろうか?
相手がこちらの発言に耳を傾け、尊重してくれていると感じると、自己肯定感や自信が持てる。反対に軽視されたり、まともにとりあってもらえなかったりすると、自分を肯定できず、自信を失う。」
どうコミュニケーションをとるのか?
相手がどの「脳」状態で話しているのかを見極めることが、良好なコミュニケーションの第一歩となる。
ワニ脳の人への対応(安全確保が最優先)
ワニ脳が作動している場合に、正論(ヒト脳の思考や言葉)をぶつけることは、火に油を注ぐことにほかならない。何よりも刺激しないこと。相手をさらに追い詰めないよう注意する。相手を落ち着かせること。 相手の生存本能を安心させるために、低いトーンで、ゆっくり、短い言葉で話す。
話すときに時間を置くこと。 脳が「安全だ」と認識するまで、物理的・時間的に距離を取る。
サル脳の人への対応(感情のケアが最優先)
サル脳は「認められたい」「仲間でいたい」という欲求が強く現れる状態である。相手に共感を示すこと。「それは大変でしたね」「お気持ちわかります」など、まずは感情を受け止める。相手の存在を肯定すること。 相手がグループにとって重要な存在であることを伝える。話すときには否定から入らないこと。「でも」や「しかし」は避け、まずは肯定する(Yes, and法を用いる)。
ワニ脳には、ワニ脳でシンプルに。 サル脳には、サル脳で。 人間としてきちんと話す。
「子どもは、大人の言うことは聞かないが、大人の真似はする」ジェスチャーが重要。
実際には素晴らしいと思っていないのに、それを常に言うことで、関係を保つ。ヒト脳の論理的思考で対応できるのは相手もヒト脳でなければ通じ合えない。つにに相手をリスペクトすること。それが利己的遺伝子の働きであり、そのことで自分を守ることができる。
あなたが、飼い犬にとてもやさしい声で言ったとしよう。
「まあ、なんてみっともないイヌなの」。それでも、イヌはうれしそうに尻尾を振るだろう。イヌには声の調子しか伝わらないからだ。飼い主として、あなたが持っている最大の武器は声のトーンである。
「何を言ったか」―つまり言葉は、ヒト脳で解釈されるが、これは重要ではない。
「どのように言ったか」―ボディランゲージと声のトーンで発信されたシグナルは、ワニ脳とサル脳で解釈され、理解される。
コミュニケーションの手段は、言葉・声のトーン・ボディランゲージ・顔の表情である。非言語パワーがある。
「人は愛されることを望んでいる。それが叶わなければ、称賛されることを望んでいる。それが叶わなければ、恐れられることを望んでいる。それが叶わなければ、憎まれ、蔑まれることを望んでいる。[中略] 人は忘れ去られることを身震いするほどに恐れ、どんな代償を払ってでも人とのつながりを求める」ヤルマル・セーデルベリ著書『ドクター・グラス Doctor Glas』
ガンジーはいう「私たちは世界を映している鏡にすぎない。外の世界のあらゆる傾向は、私たちのうちなる世界である。そして、自分をかえることができれば、世界もきっと変わる」
右脳が感情脳で、左脳が論理脳である。それは、ロゴストパトスを使う。お日さま脳とどんより脳。お日さま脳にスイッチを入れる。ポジティブになる言葉とネガティブになる言葉がある。
コミュニケーションスタイルは、どんどんやろうのドリス、和気あいあいのアイダ、フィーリングのフレディ、アナリストのアレックスがいる。生存本能がとる態度を決め、前進モードは青、脅威モードは赤、鎮静モードは緑であり、緑を増やすことだ。赤、青、緑で、光の三原色なんだね。
そして、心のトゲを抜こう。
話が通じないのは、相手の性格が悪いのではなく、脳の状態が悪いだけだと思わせる。それにしても、こんな単純なレッテル貼りで、コミュニケーションがうまく行くのだろうか?でも、本書を読みながら、つくづく、私はワニ脳で生きていると思った。