ダニエル・カーネマンのレビュー一覧

  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    # 組織的エラーの仕組みと正しさへの道標

    ## 面白かったところ

    - バイアスが強いエラーなのか、ノイズ起因のエラーなのか、この下巻を読むことでより明瞭になった点

    - 企業理念やルールや規範が人間社会で長生きしている理由がわかる点

    ## 微妙だったところ

    - 特になし

    ## 感想

    組織...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    上下巻感想
    自分の判断、会社としての判断は正しいのか?大丈夫?と考え読み始めた。
    例えば難民認定の許可は審査官によって大きく違い、ある人は5%ある人は88%の許可していた事や100人の精神科医の診断結果は54%しか一致しなかったなどなどの沢山の事例や調査結果に驚かされた。そう言った判断は明確な基準が...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    興味深い本だった。
    ノイズやバイアスは時に、不公平を生み出し、様々なところで影響を及ぼす。
    人間の思考からノイズやバイアスをいかに除去するか、色々な方法がある。
  • 「バカ」の研究
    一言でバカと言っても定義は広く各々でバカについて真面目に研究していることが「バカらしくて」好き。(褒めてます)
    悩んだ人にオススメしたくなる本でしたので、知人に紹介してしまいました。
    僕の結論は「バカは相手にしない」でした。
    自分も誰かのバカであるということに改めて気付かされた本です。
    一度はバカら...続きを読む
  • ファスト&スロー (上)
    ダニエル・カーネマン。人びとの日常における判断がいかにいいかげんかわかり、とても面白い。
    大筋は認知的錯覚について説明し、それをさらに3つの観点から説明している。下巻は経済学との関連が多く難しかったが、実験や例えなどが大量に散りばめられておりページをめくるたびにへぇ~と感じるだろう。翻訳もので上下巻...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    上巻よりも読みやすかった。
    バイアスとノイズ。
    計量経済学での攪乱項を深く分析していると認識しました。
  • ファスト&スロー (上)

    楽しく読めます

    間違っていながら自信たっぷりってことありますよね。今更ながら反省することが多い私は、文中の事例がふに落ちるものばかりで、とても楽しく読めました。おすすめします。
  • ファスト&スロー (下)
    人間の認知選択の特性はこの本を読んでおけば事足りるのではないかと思えるくらい網羅的に書かれている。
    プロスペクト理論により選択を間違えることはかなり多そうなので、計算に基づいた選択をするように心がけていこう。
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?
    前著「ファストアンドスロー」が人間のバイアスについて書かれた本であったのに対して、本著は「ノイズ」(=標準偏差。ばらつき)について書かれた本。
    同じ人間でも、判断する気分・時間・外部要因によって答えを変えてしまう。それに対応するためにはどうすればよいのか?
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?
    バイアスについての名著『ファスト・アンド・スロー』の内容の繰り返しにならないかを懸念してたのですが、杞憂どころか、ノイズという全く新しい視点で書かれた目から鱗の内容でした。統計学的な中央値のずれがバイアスなのに対し、標準偏差の大きさがノイズです。

    経営判断や司法判断などの一度きりの判断は、繰り返し...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    第16章 パターン
    パターンノイズについて話そう
    「あなたはずいぶん自信ありげだが、この問題はそうかんたんではない。情報はいろいろな可能 性を示している。別の解釈も可能だということを見落としていないだろうか?」
    「君と私は同じ候補者と面接し、いつものように同じような質問をした。なのに、君と私は正反 ...続きを読む
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?
    第1章 犯罪と刑罰
    量刑のノイズについて話そう
    「調査によると、同じ犯罪に対して刑の厳しさに大幅なちがいがあるらしい。これは不公平だ。どの判事が担当するかで量刑がちがうのはどう考えてもおかしい」
    「重さが裁判官の機嫌だとか、その日が暑いとか寒いといったことに左右されるべきではない」
    「量刑ガイドライ...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    下巻は、統計的な手法から距離を置き、各人の資質、個人の判断を中心として、バイアス、ノイズの排除に関する考察です。

    下巻の範囲は以下

    第4部 人間心理に立ち戻り、ノイズが生じる根本原因の検討(途中から)
    第5部 判断を改善しエラーを防ぐ実際的な問題への取組み
    第6部 ノイズの適正水準はどの程度なの...続きを読む
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?
    ノイズ(Noise)とは、原因不明な異音、転用して、判断に含まれている説明のつかない誤り

    628頁、29章にも及ぶ大作、統計学、心理学、行動経済学にまたがる
    理解困難な難書でした。見慣れない用語が、複数の章にまたがって、現れるので
    その確認を含めて、一読に1週間以上も時間がかかってしまいました。
    ...続きを読む
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?
    行動経済学という学問をまさしく一般に普及させた立役者の一人といえば、『ファスト&スロー』等の著作で知られるダニエル・カーネマンであろう。彼が、ナッジ理論の理論的中枢もであるキャス・R・サンスティーンらと記した新作にあたり、行動経済学の新たな世界が開けた、といっても過言ではない面白さに満ち溢れている(...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    行動経済学という学問をまさしく一般に普及させた立役者の一人といえば、『ファスト&スロー』等の著作で知られるダニエル・カーネマンであろう。彼が、ナッジ理論の理論的中枢もであるキャス・R・サンスティーンらと記した新作にあたり、行動経済学の新たな世界が開けた、といっても過言ではない面白さに満ち溢れている(...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    上巻の方では、ノイズとは何かについて紙幅が割かれていた。
    今回の下巻の方では、ノイズを防ぐ方法について言及されている。
    本書(上下両巻)を読んでいくと「ノイズは厄介だ!良い判断をするためにも、全ての意思決定プロセスを厳しく取り決めよう!」という発想に陥りやすい。たしかに、筆者たちは「判断ある所にノイ...続きを読む
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?
    この本は、裁判官や医者などの社会的地位が高く、信用の高い人たちの判断にもノイズ(判断のばらつき)がありますよー!しかも思ったより大きなばらつきです❕と考察しています。
    めちゃくちゃ論理的で納得できるいい本でした!
    ぜひぜひ読んでみてください。
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?
    本書は、ノーベル経済学賞を受賞した「ファストアンドスロー」の著者であるダニエルカーネマン等が
    ヒューマンエラーである「ノイズ」について考察した本です。
    多角的に研究された内容が多数紹介されており、この本を読めるというのは「めちゃくちゃ、お得だー❕」と思いました。
    医者や裁判官の判断でさえ、ノイズがあ...続きを読む
  • ファスト&スロー (上)
    行動経済学に興味がある人ならきっと聞いたことのある本であるし、そうでなくとも、出てくる話や実験をどこかで耳にしたことがある人は少なくないはず。
    でも、そんなことは抜きにぜひ読んでほしい一冊。掛け値なしに面白い。

    直感や熟考といった私たちの様々な思考の形態が、実際のところどんな働きをしているのか。
    ...続きを読む