ダニエル・カーネマンのレビュー一覧

  • ファスト&スロー (下)

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    ネタバレ

    まとめると、この上下巻の結論は、二つのキャラクター(システム1, 2)、二つの人種(理論の世界に住む架空の人種エコンと、現実の世界で行動するヒューマン)、二つの自己(現実を生きる「経験する自己」と記録をとり選択する「記憶する自己」→冷水実験、持続時間の無視とピーク・エンドの法則)が存在するということ。そして常に認知的錯覚があるということを知っておく必要があるということ!

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    2017年09月10日
  • ファスト&スロー (上)

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    ファスト(システム1)とスロー(システム2)の状態説明。
    ハロー効果、平均回帰。行動経済学では投資家の心理など。

    著者は、認知心理学者でノーベル経済学賞受賞者。
    C0011

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    2016年08月25日
  • ファスト&スロー (下)

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    システム1(直感)の錯覚をシステム2(熟考)にいかに是正させるか。ということで直感が犯す間違いがこれでもかと出てくるが、中には、その間違いは人としていいんじゃないかと思うようなものもある。また、直感の間違いっぷりがいかにも数字に弱いアメリカ人らしく、アジア系なら結論は変わらないにせよ、もう少し比率が変わってくると思われる。
    折に触れて思い出すと、仕事にもプライベートにも様々な場面で応用が効きそうな手がかりがてんこ盛りであり、興味深い本であることは間違い無い。

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    2014年03月19日
  • ファスト&スロー (下)

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    人の行動を左右する因子は多くあります。
    アンカーリングとは、最初に見たことや聞いたことにその後も左右されてしまうこと。
    ハロー効果とは、あることにより全てのことが引きづられてしまうこと。例えば学歴や良い業績などにより、その人がすべて素晴らしいと思えてしまうことです。
    プライミング効果とは、慣れ親しんだものが好ましく思えることです。
    エンディング効果とは、最後が良いか悪いかで全ての印象が変わってしまうこと。
    人の金銭感覚は、現状維持して損失を回避する方向に向かいます。そのために損失に目を向けないように利益を強調することが大切です。

    とにかく人は、自分に対して過剰な自信をもち、自分を過大評価して

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    2013年10月31日
  • ファスト&スロー (下)

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    プロスペクト理論

    損失回避性 利益を手に入れようという動機よりも、損失を回避しようとする動機のほうが強い

    保有効果



    経験効用ー決定効用
    ピークエンドの法則
    持続時間の無視

    エコンとヒューマン
    経験する自己と記憶する自己

    焦点錯覚
    あなたがあることを考えているとき、人生においてそのこと以上に重要なことは存在しない

    脳は物語を扱うことには長けているが、時間をうまく処理するようにはできていない

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    2013年08月28日
  • ファスト&スロー (下)

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    初めての一般向けの著作だとのこと
    以前読んだこの著者の本の内容とほぼ同じ

    かなりボリュームがあるので、お得な本だけれど
    最後まで読み通すには、意外と時間がかかるので
    何冊かに分割して、テーマ毎に題名をつけて出版した方が、一般への受けは良いような気がする

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    2013年08月01日
  • ファスト&スロー (下)

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    システム1直感的にわかるもの、システム2計算など頭を使わないとわからないもの。システム2は怠け者で、知的努力を嫌がる。
    この二つのシステムを使い、人は意思決定をしていると。例文が米国的過ぎてピント来ない箇所も多かったが、面白かった。
    以下、印象に残ったトコ。

    平均的には最も活発な投資家が最も損をし、取引回数の少ない投資家ほど儲けが多い。

    単純で統計的なルールの方が直感的な「臨床」判断よりも正しい

    ヘッドフォンの検証だと言って縦に頭を振りながら主張を聞かせると、賛成しやすい。横に振らせると、反対しやすい。

    プライミング効果
    笑顔を作ればよい。本当に気分が良くなるから。
    親切で優しい気持ち

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    2013年05月27日