ダニエル・カーネマンのレビュー一覧

  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    下巻は、統計的な手法から距離を置き、各人の資質、個人の判断を中心として、バイアス、ノイズの排除に関する考察です。

    下巻の範囲は以下

    第4部 人間心理に立ち戻り、ノイズが生じる根本原因の検討(途中から)
    第5部 判断を改善しエラーを防ぐ実際的な問題への取組み
    第6部 ノイズの適正水準はどの程度なのか。経済的な要請からの考察

    終章に展開される結論は以下です。

    人間の判断を補うために、今日よりずっと幅広くアルゴリズムが導入されるようになる
    複雑な判断はシンプルな媒介評価項目によって分解される
    できるだけ多くの独立した判断を集めて統合される。
    統計的な視点が組織的な判断プロセスに組み込まれるよ

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    2022年05月22日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ノイズ(Noise)とは、原因不明な異音、転用して、判断に含まれている説明のつかない誤り

    628頁、29章にも及ぶ大作、統計学、心理学、行動経済学にまたがる
    理解困難な難書でした。見慣れない用語が、複数の章にまたがって、現れるので
    その確認を含めて、一読に1週間以上も時間がかかってしまいました。

    冒頭には、本書をまたがる、大きな地図があり、また、各部の冒頭、各章の終わりにはまとめがあって理解を助けてくれます。

    刑罰への量刑とか、病気への診断とか、人事評価とか、似たような状況なのに、人間によって、その判断が大きくことなっていて、理解不能な不平等がこの世に広がっている。その差は人々が考えてい

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    2022年05月22日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    行動経済学という学問をまさしく一般に普及させた立役者の一人といえば、『ファスト&スロー』等の著作で知られるダニエル・カーネマンであろう。彼が、ナッジ理論の理論的中枢もであるキャス・R・サンスティーンらと記した新作にあたり、行動経済学の新たな世界が開けた、といっても過言ではない面白さに満ち溢れている(私はこの本をコロナワクチン3回目接種の副反応で寝込んだベッドの中で読み通してしまった。そのくらい面白い)。

    行動経済学の定義は幾つかあると思うが、オーソドックスな定義の一つは”人間の不合理な行動やエラーというのはなぜ起きるのかを解き明かす学問”であるというものではないか。その際によく言及されるのが

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    2022年03月21日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    行動経済学という学問をまさしく一般に普及させた立役者の一人といえば、『ファスト&スロー』等の著作で知られるダニエル・カーネマンであろう。彼が、ナッジ理論の理論的中枢もであるキャス・R・サンスティーンらと記した新作にあたり、行動経済学の新たな世界が開けた、といっても過言ではない面白さに満ち溢れている(私はこの本をコロナワクチン3回目接種の副反応で寝込んだベッドの中で読み通してしまった。そのくらい面白い)。

    行動経済学の定義は幾つかあると思うが、オーソドックスな定義の一つは”人間の不合理な行動やエラーというのはなぜ起きるのかを解き明かす学問”であるというものではないか。その際によく言及されるのが

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    2022年03月21日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    上巻の方では、ノイズとは何かについて紙幅が割かれていた。
    今回の下巻の方では、ノイズを防ぐ方法について言及されている。
    本書(上下両巻)を読んでいくと「ノイズは厄介だ!良い判断をするためにも、全ての意思決定プロセスを厳しく取り決めよう!」という発想に陥りやすい。たしかに、筆者たちは「判断ある所にノイズあり」と繰り返し訴えている。ノイズが意思決定において好ましくない存在であることはその通りなのだ。その領域が、医療業界など、専門性の高い分野なら尚更のことである。
    しかし、全ての判断をアルゴリズムやAIに委ねることも危険だと筆者らは言う。結局のところ、最終的な判断は人によって下されることが望ましい。

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    2022年02月16日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    この本は、裁判官や医者などの社会的地位が高く、信用の高い人たちの判断にもノイズ(判断のばらつき)がありますよー!しかも思ったより大きなばらつきです❕と考察しています。
    めちゃくちゃ論理的で納得できるいい本でした!
    ぜひぜひ読んでみてください。

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    2022年01月07日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    本書は、ノーベル経済学賞を受賞した「ファストアンドスロー」の著者であるダニエルカーネマン等が
    ヒューマンエラーである「ノイズ」について考察した本です。
    多角的に研究された内容が多数紹介されており、この本を読めるというのは「めちゃくちゃ、お得だー❕」と思いました。
    医者や裁判官の判断でさえ、ノイズがあるとは、、、
    ぜひぜひ読んでみてください。

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    2022年01月03日
  • ファスト&スロー (上)

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    行動経済学に興味がある人ならきっと聞いたことのある本であるし、そうでなくとも、出てくる話や実験をどこかで耳にしたことがある人は少なくないはず。
    でも、そんなことは抜きにぜひ読んでほしい一冊。掛け値なしに面白い。

    直感や熟考といった私たちの様々な思考の形態が、実際のところどんな働きをしているのか。
    数々のユーモアあふれる実験結果とともに、筆者が紐解いてくれる。
    読み進めるうちに、自分の身近な例で思い当たることも色々と出てきて、より引き込まれるだろう。

    余談だが、上下巻としてもかなりのページ数と文章量があり、正直なところ物理的にそれなりに重い。
    比較的平易な翻訳がされているので、手段があるなら

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    2021年04月10日
  • ファスト&スロー (上)

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    自分で決定してると思っていることの、なんと無意識の気分(システム1)に誘導されていることが多いんだろう!本書をよむと、いかに直感がでたらめなのかよく分かる。迷ったら直感に従うことを心情にしてる人こそ読むべき。

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    2020年10月04日
  • 「バカ」の研究

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    「バカ」はla connerieで、bullshitの意味らしい。各種の認知バイアスとかの話をインタビューでわかりやすくやるってやつ。読みやすいのでよいだろう。

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    2020年12月28日
  • 「バカ」の研究

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    とても面白かった❗️24人の超一流科学者、心理学者、元ジャーナリストのそれぞれの【バカ】に対する個性的な知見が特に興味深かった。しかも読みやすい構成で一気に読めました

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    2020年08月14日
  • 「バカ」の研究

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    「あぁ、俺はなんてバカなんだ」「またあいつはそんなバカなこと言ってんのか」
    自分も日常で結構頻発してしまっている「バカ」とは何なのか、20人以上の学者、著名人が大まじめに定義しようとしたり、分析、考察している。
    中には直接「バカ」に言及していないインタビュー対談などもあるが、心理学や近年の脳科学ブームも敏感にとらえて、実に様々な視点から研究されていてとても面白い。
    人間観察や対人スキルから、ネット社会での生き方、自己変容など、いろいろな応用がきく知見満載の秀作。

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    2020年08月08日
  • ファスト&スロー (下)

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    ネタバレ

    直感的に働くシステム1と、熟考するシステム2という人間の意思決定について書かれた本。直感であっても、プロが下すものや長年の経験があれば正しく判断できたりするなど、システム1も侮れない。
    より広いフレームで考えること、なるべく多くの選択肢を比較して決定することが大事。そうでないと「見たものがすべて」になり、狭い選択肢で判断してしまうことになる。
    本書でプロスペクト理論と確率決定加重の、行動経済学にこける2つの重要な考えが出てくるので、是非読んでいただきたい。

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    2020年07月24日
  • ファスト&スロー (上)

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    プライミング効果
    確証バイアス
    ハロー効果
    メンタル・ショットガン
    質問の置き換え
    少数の法則
    アンカリング効果
    利用可能性ヒューリスティック
    代表性ヒューリスティック
    基準率
    平均回帰
    後知恵バイアス
    妥当性の錯覚

    これらがキーワード。

    システム1、システム2の働きを理解した上で、認知のエラーを見越して直感に頼らずデータから読み取ることが大切だと学んだ。、

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    2019年05月27日
  • ファスト&スロー (上)

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    システム1とシステム2。速い思考と遅い思考。意思決定を行う際にわれわれは直感による速い思考を行っている。直感の出番がない場合には論理で考える。これが遅い思考である。直感は自動的に連想を働かして結論をだす。それは論理的思考でもないし統計的思考でもない。ただうまくストーリーができていればよい。われわれはそれを自信をもって正しいと思い込む。ちゃんと論理的思考の出番があれば間違わなかったはずの結論も直感を信じたために間違えた結論を下す。また思考には色々なバイアスがあり、それによって間違った結論を出してしまう。このようにわれわれの意思決定の仕組みを解き明かした心理学者にしてノーベル経済学賞受賞者の一般読

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    2018年10月20日
  • ファスト&スロー (上)

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     マイケルルイスの本の主人公であるダニエル・カーネマンによる人間の意思決定の研究を解説した本である。
     マイケルルイスの本を読んだ後だけに、すんなりと読むことができた。実際、ルイス本は、本書の抜粋ではないかと思うくらいだ。
     人間の意思決定は、直感的で感情的なファースト思考のシステム1と、意識的で論理的だが怠惰なロー思考のシステム2から成ると説いている。そこから本書の題名が来ている。
     様々な例を挙げてそれを説明するが、自身でも心当たりのあるケースもあり、十分説得力がある。なにしろノーベル賞を受賞しているのだ。
     もっと本書を読み込んで、自分の行動や思考を分析し、難しいかもしれないが自分を変え

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    2017年11月07日
  • ファスト&スロー (下)

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    ネタバレ

    上巻に続き、さらに深い世界へ。特にプロスペクト理論、「経験と記憶」は秀逸。いつも読み飛ばす解説も上下巻をうまく総括してくれており、さらにカーネマンの2つの論文付と魅力満載!

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    2016年06月25日
  • ファスト&スロー (上)

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    ネタバレ

    実に面白い。以前から経済学的な綺麗なモデル(例:完全競争)に比べ、「人間とは?」を的確に捉えた一冊。この本を読むまでは、システム1ではなく、システム2を使う習慣を身に付けることが大事だと思っていたが、肝心のシステム2が実はシステム1に騙されやすいことを知った。では、どうすれば人間は論理的に思考できるのか、考えさせられる。

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    2016年06月18日
  • ファスト&スロー (下)

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    下巻では、上巻で述べられた認知バイアスのフレームを受けてさらに議論が進み、一般的傾向としての「自信過剰」の問題と、実はそれが資本主義の原動力になっていることや、計画の錯誤、保有効果、稀少確率の過大評価、メンタル・アカウンティング、感情フレーミング、「経験する自己」と「記憶する自己」の2つの自己、物語として記憶される人生、幸福の基準などなど、どれをとっても興味深い話題がてんこ盛り。おもしろくて最後まで一気に読み通しましたが、読み流して終えてしまうにはもったいない深い話ばかりでした。
    この手の話題は、年齢を重ね、経験を経るに連れて一層理解が深まるように思いますし、いずれ時間を経てぜひまた読み返して

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    2015年03月17日
  • ファスト&スロー (上)

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    元々行動経済学は非常に興味を持っていた分野で、その創設者でノーベル経済学賞受賞者のカーネマン自身の書いた本ということで、非常に期待を持って読み始めましたが、期待に違わぬ面白さ。長い本でしたが、一気に読み通しました。上巻の第1章では、この本の表題になっている「速い思考」(直感)と「遅い思考」(熟考)の特性や意思決定における役割などが述べられていましたが、これは行動経済学の文脈ではこれまであまり聞いたことがなく、興味深く読みました。
    第2章のヒューリスティクスとバイアスはこれまでたっぷり読んできた話でしたが、これまであまり知らなかった例や考え方も豊富に取り上げられており、こちらも勉強になりました。

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    2015年03月17日