片岡翔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ題名からして別れの物語ってわかるし、絶対悲しいやんって思ったけど読んでしまった。
案の定後半泣きっぱなしで思い出しても泣きそう。
でもただ悲しいだけじゃなくて、あたたかくてほっこりした気分にもさせてくれる物語でした。
昔からぬいぐるみが大好きで、喋れるぬいぐるみに子供の頃どれだけ出会いたかったことか。
亡くなった愛犬が天国で寂しくないように、一緒に虹の橋を渡ってくれた大切なあの子を思い出しました。
ファンタジックなお話が苦手でなければぜひ読んでいただきたい1冊です。 -
購入済み
初っ端からもう涙腺ばちばちに攻撃してくる。ムッシュが星太郎のことを「せいたろ」と呼んでるのも可愛らしさがあって好き。
星太郎とムッシュの子供じみたくだらない会話も、星太郎が余命宣告を受けてからはすごく大事な尊いものに変わる。
ムッシュがたまに人生で大切なことや、ハッとするようなことを言ってくるのが良き。
お互いがお互いをすごく大切に思っているのがよく伝わってきた。
ほぼ泣きどおし。
とても温かい1冊。 -
Posted by ブクログ
ムッシュが堪らなく可愛過ぎる。
昔の曲が大好きで家の中で熱唱したり、本が好きで物知りなのに、ちょっとおバカなところもあって、そして何より星太郎が大好き。
個人的には、体をあわわわとされるところがお気に入り。
星太郎が一番辛い時にそばにいてくれ、家族として、友達として、星太郎と一緒に過ごしてきた。
そして大人になった星太郎は、小さい人形のムッシュの様子に、子供を愛おしく思う親のような気持ちも持っているように感じる。
「死ぬのが怖いのは、大切な人を守れなくなるから。」
この言葉に二人の築いてきた絆の深さ故の、星太郎の苦しさが詰まっている。
余命宣告を受け、死への準備をする話なのに、ムッシュと -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の好きな女の子が陰でいじめられてると知り、復讐のために悪魔に頼る男の子から物語が始まります。
クラスの人間が悪魔の力で死んでいく中、突如現れた転校生のひとでちゃん。
そのひとでちゃんは、圧倒的な美貌で周囲を虜にするが、謎のオーラも纏っている人物。
物語が進んでいくにつれて、ひとでちゃんの重大な秘密が明らかになっていき、続きが気になってどんどん読み進めてしまいました。
ちょっとした伏線がたくさん散りばめられていたり、登場人物の名前が連想しやすいようなわかりやすい名前ばかりで、終始楽しく読めました。
最初はひとでちゃんの謎が多すぎて、不審に思いながら読んでいましたが、次第に謎が解けていき、主人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ母が亡くなったその日に、突然喋りだしたコアラのぬいぐるみのムッシュ。そのぬいぐるみは、母が自分の余命を知って星太朗が寂しくないように作ったものだ。コアラは漢字で「子守熊」と書くらしい。星太朗が大人になった今でも、20年、ムッシュは話し続けている。
ある日しゃっくりが止まらなくなったことをきっかけに、星太朗は自分が母と同じ病にかかっていることを知る。
ファンタジックな設定なこともあり、途中まで、引きこもりがちな大人になりきれない人のための児童書みたいだなと、冷めた気持ちも抱えつつ読んだ。だけど、星太朗とムッシュのお互いを大切に思う心に、少しずつ心を奪われていきました。
もし、大切に -
Posted by ブクログ
ネタバレ明日は腫ぼったい目で過ごすことになります。
自分の大事なぬいぐるみと重ね合わせてしまうと顔中洪水状態です。外で読まなくて本当に良かった。大変なことになるところだった。
『さよなら、ムッシュ』
安直な私はお話できるぬいぐるみであるムッシュとのお別れを魔女の宅急便でいうジジと会話出来なくなる的な形で終わるのかなと思っていたが良い意味で裏切られた。
せいたろはなんて優しい人なのだろう。
私だったらムッシュを最期まで連れて行きたい、連れて行く選択をしてしまうだろう。でもそれはムッシュのこれからを奪うことになるのだと気付かされた。
ムッシュがいたから出来たこと、一緒だから出来たこと、そしてムッシュ -
無料版購入済み
暇だったので時間つぶしに読んでみたけど、まぁまぁおもしろかった
謎の美少女ひとでちゃん
めっちゃポンポン首が飛ぶ(笑)
なので怖いというかシュールな感じでした。