片岡翔のレビュー一覧
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これはジャンル詐欺では?
ミステリーだと思って読んでいたら、まさかのファンタジーでした。
いや、これでサイコ系のオチだったらミステリーだけど、本当に登場人物の言うようなスピリチュアルな真相ならばそれはもうファンタジーでしょう。
ぐいぐいと引き込まれた分、肩透かしを食らった気分でした。
あと、全ての兎の目が赤いわけではありません。
赤目は白毛のアルビノ種だけの特徴であり、他は黒やグレーなどが多い。
それに、何を根拠に兎が純粋であると?
友人が兎好きで現在四代目の兎を飼っているのでそこそこ兎は見てきていますが、性格には勿論個体差がありますけど兎全般がおとなしいわけでもない。
特に白兎は気性が荒いと言わ -
Posted by ブクログ
ミス研の同級生たちが、ある館に集まった。それはかつて傑作をたくさん生み出した推理作家が自らの作品に擬えて建てた館で、元ミス研たちはそこでマダミスを楽しむために集まったのだった。しかし実際に死亡者が出てしまう。これはゲームではなかったのか…?混沌とする場に突然現れたのはこの館を始めとした持ち主の一族に仕えるメイド、音更風゛とんでもないドジをやらかしながら、謎を解決してしまった風゛は、そのマダミスを模した殺人事件の計画者に近づくことに成功したが、さらにとんでもない事件に巻き込まれることになり……
風゛でぶうと読む主人公です。正直最初はどうなることやらと思ったしぶーちゃんいい加減にせぇ!と思わない -
Posted by ブクログ
※
片岡翔さんの小説で読んだ1冊目が
『線は、僕を描く』だったので、久しぶりに
目にした2冊目がミステリで驚きました。
招待状、謎解き、館、クローズドサークル
といえば、ミステリーが始まる必要条件。
殺人をミステリーに仕立てるという、
逆転の発想が面白い。
招待状で呼び寄せられたミステリー好きが
集まる館で、次々に殺人が発生するのに
シリアスになるはずの物語を先導するのが、
とんでもなく風変わりな主人公なので
読んでる本がミステリーなのかコメディー
なのか疑問が湧いてきます。
本格ミステリーにも色んなバージョンが
あって良いと、思える一冊でした。