みやしろちうこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界観の作り込みが本当にすごい!「血縁しか愛せない王」という設定がまず強烈で、ファンタジー要素と倫理観のせめぎ合いが絶妙に絡み合い、話の展開も先が全く読めません。
1巻の100ページほどしか読んでいない段階なのに面白さで何度も深呼吸する羽目になり、「1巻で本当に収まる…?」と不安になるほど引き込まれました。初夜の描写も今まで聞いたことのない声で、思わず何事かと動揺するインパクト。
足弱(受け)はなかなか見ないタイプですが、それがまた良くて、読み進めるうちにどんどん可愛く見えてきます。純粋さが愛おしく、40手前とは思えない無垢さや優しさに感情が追いつかなくなる場面も。最後の方では、こちらまで従事したい気持ちにさせられました。そんな受けを絶対に抱くのをやめないレシェイヌも最高で、「やめて」と言われても華麗にスルーし、「兄上様大好きです」で全部丸め込む強さがたまりません。
執着強めに足弱を全力で大好き大好きしているレシェイヌ(攻め)がとにかく可愛くて悶え。
展開の読めなさと物語の完成度、世界観の緻密さに唸らされ、特設サイトの「モンスター級傑作」という言葉やランキング常連なのも心から納得しました。
面白かった、という言葉では足りないくらい、すごすぎる一冊でした!
本編?は2巻で一区切りですが、続きも読むの楽しみです! -
Posted by ブクログ
世界観の作り込みが本当にすごい!「血縁しか愛せない王」という設定がまず強烈で、ファンタジー要素と倫理観のせめぎ合いが絶妙に絡み合い、話の展開も先が全く読めません。
1巻の100ページほどしか読んでいない段階なのに面白さで何度も深呼吸する羽目になり、「1巻で本当に収まる…?」と不安になるほど引き込まれました。初夜の描写も今まで聞いたことのない声で、思わず何事かと動揺するインパクト。
足弱(受け)はなかなか見ないタイプですが、それがまた良くて、読み進めるうちにどんどん可愛く見えてきます。純粋さが愛おしく、40手前とは思えない無垢さや優しさに感情が追いつかなくなる場面も。最後の方では、こちらまで従事したい気持ちにさせられました。そんな受けを絶対に抱くのをやめないレシェイヌも最高で、「やめて」と言われても華麗にスルーし、「兄上様大好きです」で全部丸め込む強さがたまりません。
執着強めに足弱を全力で大好き大好きしているレシェイヌ(攻め)がとにかく可愛くて悶え。
展開の読めなさと物語の完成度、世界観の緻密さに唸らされ、特設サイトの「モンスター級傑作」という言葉やランキング常連なのも心から納得しました。
面白かった、という言葉では足りないくらい、すごすぎる一冊でした!
本編?は2巻で一区切りですが、続きも読むの楽しみです! -
ネタバレ 購入済み
実験小説っぽいラノベBL
読みやすく、どこかユーモラスな空気感が漂う筆致にさらに磨きがかかってきたように感じました。もちろん今回も色彩の美しさは健在です。特に角…
絵師様がまたピッタリ多謝〜 他作品でも絵師様のを拝観しておりますが、いつも溜息が漏れる美麗さに眼福眼福眼福… 表紙絵の目力が、蕩けそうな目が、また佳き!
はじめ、物語の設定に、???ばかりでして、拝読しながら、作者様は何を描こうとしているのだろう、と混乱もしました笑。鬼という日本昔話っぽいキャラを使いつつ舞台は英国。階級社会が厳然と残る英国を、鬼社会へと拝借景でしょうか? 異人を鬼と評し恐れたこともある日本史にならい舞台を外国としたとか?
え? もう一つの人族世界における温暖化の影響? うわぁ~、平行世界を、こう描く!! 多世界解釈を描くにしても、かなり実験的な作品だなぁと思いながら面白く拝読しました。
主人公の白鬼くん受けと赤鬼さん攻めのやり取りに、身分差や階級差はあっても、横槍が全く無い展開です。また白鬼くん受けは健気だけれども何だかんだで強かな一面を自省もしていて、結局一周回って白鬼くんは健気、赤鬼さん攻めと致すのもおするすると… 波乱万丈な物語を好まれる方には物足りなさが残るかもしれません笑。
エンディングも、最近のラノベとは一線を画し、未来を読者へ丸投げです。人様によっては不完全燃焼での放置と捉えるかもしれませんが、今作品はこれが味わい深いって思います。かつては割と丸投げ小説が多かったと思いますが、今は番外編が花盛りで、そういう最近流行の構成を好まれる方にはお勧めしません。
最後に苦言を一つ。何ヶ所か、同じ言葉(文脈)での説明(表現)だなぁと引っかかりもあり、それでも許容範囲でしたので敢えて論うことはしませんが、ノイズになりますからご注意願いたく。 -
購入済み
しんどい
積読していましたが、この度手を取り読み始めたところ、もういい加減にしてほしい、どっぷりハマり、睡眠時間が削られ、仕事に支障をきたしても読みたくて読みたくて、現在4巻まで読み終わりましたが、溢れる想いが冷めやらず、もう1月もずっとこうだと身体は流石にしんどいです。まだあと2巻読めることに胸が躍ります。
この不思議な世界に出会えたこと、望外の喜びでございます。 -
ネタバレ 購入済み
人間ではないものの感覚
物語は、ケリーの視点で語られ、ケリーとともに小さい窓から世界を眺めているような感覚がありました。なかなか全容がみえずもどかしいような。そこが面白いと思いました。全容が見たいが見れない。もがき続けているような。それが一般の人間の視点なのかもしれないなどと考えました。
全容を見わたせるのは、悠久な特別な存在のみ。しかしその大きな視点からでは、小さな人間の恋心を理解できないのでしょうか。自分が愛されていることを、自分が愛していることを知ることはないのでしょうか。
人間でないものの感覚。ここまで具体的に考えたことはありませんでした。それを実感できそうな作品です。しかし、神と渡り合うのは命懸けです。 -
購入済み
何回も
最初は小説投稿サイトで読みました
序盤ふたりが出会うまでも長くて、ダラダラゆっくり読み進めてましたが、出会ってから急に話が進んで面白くなります。
そこからは一気読みでした。
2回連続で読んだので、これは今後も何回も読み直すなと思い、電子書籍で購入しました
最高に面白いです
ちょっと癖のある文ですが、読み進めていくうちに作風に合っていて、逆に読みやすくなります。
おまけもあり、灰色狼目線の序盤の足弱も読めます
1冊が長く、とても楽しめます!
2巻目が気になる終わり方をしているので、2冊同時に読まれることをおすすめします! -
Posted by ブクログ
初めて読む作家様で…。
神から一方的に愛されてしまうというとんでもない話で驚きました。
騎士のケリー。
闇の祠へ向かいそこで…。
心も身体も病み療養に8年。
そして出会ったラドネイドからの隠すことの無い好意にどんどん引き込まれていってしまうのがとにかく凄い。
何故なのかが分からず、逆らう事も出来ずと。
ラドネイドの正体、訳を知るとただただケリーにとっては私からすれば可哀想でしかなく。
ラドネイドにしてみればそれは当たり前の行動であるのも分かるしと。
長い時を経てようやく「花嫁」を手に入れられたラドネイド。
ケリーの幸せは…。
天の神、地の神、闇の神と神々の関係とか中々で。
私には中々難しく読むのに3日かかりました。
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匿名
ネタバレ 購入済み『緑土なす』著者の新刊
いつもながら読み易い文体と、ユーモラスな雰囲気をそっと醸し出すのがお上手な作者様。とてもとても愉しませて頂きました。
異形の神が一つの魂に執着し追いかけ続けて数百年を拗らせた挙句の、その魂が入った器(=現世の人物)へぶつける愛の物語、と存じましたが、邂逅の初っ端は凄まじいものでした笑… いや笑えないのですが。
前作『緑土なす』でも人智を超える現象がたくさん描かれていましたが、今作『前々世から決めていた』も、作者様の想像力の質量に圧倒されながらやはり面白さに惹き込まれてしまいました多謝。
あと色が、絵画のようにまた視えるのが作者様の良さと存じているのですが、今作ももちろん健在です。前作ではその繊細な色彩の表現が魅力的でしたが、今作では趣向が変わり大胆な色使いというか、明度と彩度がキッチリとしキャンバスを大きく切り分け一色ベタ塗りをそれぞれにするような印象を受けました。前作が細密画と言うなら、今作はポップカルチャーのような? マチスとか?
この物語の主人公である「男神」の姿形ですが、人型の時は老若男女問わず陥落させる絶世の美人です。しかし基本の形は蚯蚓? のような? どうしても他の生物が思いつかず… 蚯蚓は地中を良くしてくれる益虫ですが、巨大蚯蚓となると埒外です笑。
そんな神さんに愛された魂が入った器は今世では「男性近衛騎士」です。神さんはいわゆる鳥の目と虫の目をいくつも持っているようで、騎士くんは逃げようにももう気付いたら囲われていました笑。
邂逅時の衝撃的な営みも、その魂が入った器が男性かつ騎士でなかったら、器はとっくに粉々になり、魂はまた彷徨っていたのではないでしょうか。自制心が課題の神さんと心の中では文句を告げていても、何かと流されているように見受けられる騎士くんです笑。
アンダルシュノベルズ様でしたので無料小説サイトへ参りましたが、続きや番外編等は無く(今後も無し? でもお気に入り登録は済み)、少し残念…
今作も前作のように巻数表示は無く、副題「今世では花嫁が男だったけど全然気にしない」を変えての次巻発刊となるのかどうか。作者様の一ファンとしてはそうして欲しいですが、出版社様が異なりますから小さく期待し、続刊のお知らせをお待ちしたいと存じます。
一つ、引っかかった箇所がありました。「十日のあいだ、闇族は娘を鑑賞し続けた」ですが、恐らく闇「族」ではなく闇「神」のように思いましたが果たして。