大河内直彦のレビュー一覧

  • 地球の履歴書
    自然科学の視点から、悠久の時の流れと地球環境の変化中で私たちが生きていることを、分かりやすく、時には詩的な物語のように教えてくれる本。序文で科学者がこのような一般書を書くことのジレンマが書かれているが、それを乗り越えてこのような一般層へのアウトリーチをしてくれたことに対して著者の大河内さんに感謝した...続きを読む
  • 石油のものがたり
    小学生対象に書かれた「石油」理解の内容
    しかし、「石油」は難しいことが多い。この本は中学生にも充分対象となる内容
    この内容を読み、理解を深めて行きたい部分を検索を重ねては広く社会を理解するところへ広めてゆくのがいいのだろう。
  • 石油のものがたり
    石油の正体が子どもに分かりやすく説明されている話。大量発生した植物プランクトンが長い年月を経て、エネルギー源として形を変えたものが石油。太陽エネルギーを植物プランクトンが溜め込んだお陰だと言う。そうか、お日様って本当に偉大だなあと実感した。
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る
    気候変動に関する研究とそれが生み出されてきた歴史について描かれる骨太な科学読み物。

    正直なところ、すべて理解できた訳ではないが、そてでもとても面白く書かれていて、多少飛ばし読みしてもついて行くことは出来た。

    地球の過去の温度がどう推定されてきたのか、地球の温度はどうして変化するのか、その変化はど...続きを読む
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る
    気候変動というと、センセーショナルな話題とか、社会的経済的側面からのやや感情的な話題とか、そういうのが多い気がするが、この本はそういったものとは一線を画す。
    今だけに限らず長期的な視点でとらえているのと、科学的な見地から冷静に気候変動現象を解説しているところがよい。
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る
    正直な所、環境問題に対して意識無かったのだが、若い世代のSDGs熱を感じつつ、満ち足りた世代の興味が行く先で、自分には関係無いとさえ思っていたが、最近読んだイーロンマスクの本で、彼が猛烈に環境問題への意識が高くて更にビジネスとして成立させている様をみて、環境に関する本をあたってみるかと検索してこの本...続きを読む
  • 地球があぶない! 地図で見る気候変動の図鑑
    表紙に、「小中学生の環境教育・環境学習にぴったりな一冊」とある。まさにそのとおりだ。大型の図版で意匠を凝らした世界地図が全編を通してテーマごとに登場するので、どの地域にどんな問題が偏って発生しているのか、また、国ごとの対応はどれだけ隔たりがあるのかなどが、グラフィカルな紙面を通して視覚的に理解するこ...続きを読む
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る
    気候変動のシステムの解明を目指す、一世紀にも渡る科学者達の成果をまとめた本。何故過去数万年の気温を推定することができるのか、目前に生じ得る地球温暖化のイベントとは何か、その答えが分かる、、、?
  • ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑
    インフォグラフィックス表現がシンプルでわかりやすい。社会問題・環境問題に対して、個人ができるアクションが書かれているのもよかった。

    肉になる家畜が穀類を食べているのに、食糧難で死ぬ人間がいるとは、なんて皮肉なんだろう…
  • ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑
    現時点の環境問題が変わる情報をインフォグラフィックで分かりやすくまとめた一冊。見開きごとに情報を分かりやすくまとめてあって、読みやすいがその問題は根が深い。
  • ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑
    30代男性
    SDGsの推進を目的に、地球環境の現状を理解するために、読みました。
    世界各国、年代との対比をグラフで示し、地球環境(経済も含む) に関する数値を解説するととに、自分にできることも紹介している。
    改めて現状の地球環境の悪化・厳しさを痛感した。地球に降り注ぐ太陽光の一時間...続きを読む
  • 地球の履歴書
    (確か青山ブックセンター本店の平台で見かけて興味を持ったような記憶)
    地球を様々な観点から見る科学的な本。深海、海底、白亜紀、南極、塩、地中などを説明してくれる。

    なんと言ったらいいか。ちょうど絶妙に知らない事と知ってる事の狭間を埋めてくれる、読んだ事のない面白本だった。物理とか化学とかの苦手でよ...続きを読む
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る
    今回この本を読んでみて、このまま温暖化していって、気象予報番組がだす100年後の予想気温が現実になるのか、それとも、一部でささやかれている寒冷化が実現するのか、もしくは、今までの気候の常識に当てはまらない未知の気候に移るのか、いろいろ考えてみました。一番シンプルというか、安易な推測は、南極やグリーン...続きを読む
  • 地球の履歴書
    「科学ってすごい。科学者はもっとすごい!」。
    顕微鏡の世界と衛星軌道上からの視点を結びつけ、数十億年前の原初地球を想像しつつ、古代人の思考を読み解く。そして現代社会の問題を解決する糸口を提供する。
    科学と科学者の価値を見にしみて感じた読書でした。
    良いっ!
  • 地球の履歴書
    地球の成り立ちや活動のおはなし。おもしろい…浪漫があります。
    自然現象の解説本かなと思ったら、いや、それだけでも十分「へぇ、そうなんだ」と読み進めてしまうのですが、歴史や文化、時代背景のことも書かれていたり、用語などもわかりやすく説明する内容が本文中に書かれていて「この本を書いてる方はどれだけ頭がい...続きを読む
  • 地球の履歴書
    科学的な記述の中に、ときおり挿入されるエピソードに、心が踊った。例えば、南極の初到達を争った2人の、勇猛さと悲哀。どこを向いても、南がない不思議な地点への人類初到達を、命をかけて目指した。気温はマイナス40度。防寒具なしで人間が外に出たら、血液が凍るレベルだ。1人は、最初北極点に向かっていたが、他の...続きを読む
  • 地球の履歴書
    学校の授業がこんな切り口だったら、さぞ楽しかっただろうな。
    読み進めるほどに、なんだか自分がすごい発見をしたような興奮を覚える。
    特に、第4章の深海底での巨大な火山活動。
    海底に突如巨大な裂け目が幾つも生じ溶岩が溢れ出す。マグマが尽きることなく100万年にわたって溢れ続けた。。。想像するだけで恐ろし...続きを読む
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る
    地球温暖化、異常気象という単語は誰もが耳にしたことがあると思います。これらの現象を研究対象とする科学がどのように進歩してきたかを辿る科学ノンフィクションです。
    誇大に危機感を煽るような書き方を一切廃し、気候変動をどのような方法で観測し、研究を積み重ねて来たのかを分かり易い文章で解説しています。取り扱...続きを読む
  • 「地球のからくり」に挑む
    エネルギーを軸に、地球史・人類史を説明した本です。

    著者の専門からはちょっとはずれた内容のようですが、すさまじいほどの博識ぶりを遺憾なく発揮していると思います。
    エネルギーという一貫したテーマで、ここまで大きなことから小さなことまで広く語れる人は、なかなかいないんじゃないでしょうか。

    とく...続きを読む
  • 地球の履歴書
    地球の成り立ちから、主に海や地殻の事がとても分かりやすくまとめられている。
    例えば、
    その昔(約二万年前)、海面は今よりも130メートルも下にあったようだ。海底で見つかる遺跡のような巨大な石なども、実は当時の人々の営みが海面上昇により沈んだものなのかもしれない。また当時は黒海も干上がっており、その後...続きを読む