大河内直彦のレビュー一覧

  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

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    気候変動が社会の重要アジェンダになって久しいが、その議論レベルは果たして進歩しているのだろうか?
    初版から15年以上経って初読したが、少なくともこれまで読んだ気候変動を題材にした本の中でダントツである。
    政治ではなく科学として議論されることがいかに重要かがよくわかるし、逆にこの水準の書籍がどんどん出てくるようにならないと、この課題は先に進まない気がする。

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    2025年11月30日
  • 石油のものがたり

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    石油は環境によくないから使いたくはないけど、使わないといまのようなくらしはできないから、どうしても使わないといけないのかなと思った。

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    2025年10月28日
  • 地球の履歴書

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    海、山、川、地球の生まれた経緯を詳しく教えてくれる
    何故川はしょっぱくないのに海はしょっぱいの?フォッサマグナって?

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    2025年09月17日
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

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    あとがきにも書かれているが、一般向けの気候変動を扱う本で、ここまで深く気候変動の科学史を追っている本は稀有だと思う。気候変動理論は常に科学的挑戦を受けてきて、その科学的ロバスト性は新しい理論とともに紡がれてきている。今後新たな理論が、既存の理論を覆す可能性がないわけではなく、そういう理論を頭越しに否定するのではなく、科学的に評価していきたいと思う。

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    2025年03月17日
  • 石油のものがたり

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    とてもわかりやすい。エネルギー問題を考えるときに石油の理解は欠かせない。できかた、使われ方から温暖化への影響まで、簡潔にまとまっている。

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    2024年06月09日
  • 地球の履歴書

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    自然科学の視点から、悠久の時の流れと地球環境の変化中で私たちが生きていることを、分かりやすく、時には詩的な物語のように教えてくれる本。序文で科学者がこのような一般書を書くことのジレンマが書かれているが、それを乗り越えてこのような一般層へのアウトリーチをしてくれたことに対して著者の大河内さんに感謝したい。

    海底火山の上に成長する珊瑚礁がプレートと共に動きながら冷えていくプレート自身の厚みで沈んでいき削り取られた珊瑚礁の部分が地上の石灰岩の地層になる。白亜紀。
    オントン・ジャワ海台を形成した超巨大海底火山の噴火によって気候が変動し、海の流れが止まり、海洋無酸素事変が起きた。海で分解されずに堆積し

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    2024年04月06日
  • 石油のものがたり

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    小学生対象に書かれた「石油」理解の内容
    しかし、「石油」は難しいことが多い。この本は中学生にも充分対象となる内容
    この内容を読み、理解を深めて行きたい部分を検索を重ねては広く社会を理解するところへ広めてゆくのがいいのだろう。

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    2023年11月19日
  • 石油のものがたり

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    石油の正体が子どもに分かりやすく説明されている話。大量発生した植物プランクトンが長い年月を経て、エネルギー源として形を変えたものが石油。太陽エネルギーを植物プランクトンが溜め込んだお陰だと言う。そうか、お日様って本当に偉大だなあと実感した。

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    2023年07月29日
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

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    気候変動に関する研究とそれが生み出されてきた歴史について描かれる骨太な科学読み物。

    正直なところ、すべて理解できた訳ではないが、そてでもとても面白く書かれていて、多少飛ばし読みしてもついて行くことは出来た。

    地球の過去の温度がどう推定されてきたのか、地球の温度はどうして変化するのか、その変化はどの程度のスパンで起こるのかなど、素人にも分かりやすく説明される。

    読み終えると、なんだか賢くなった気がする一冊だった。

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    2022年05月22日
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

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    気候変動というと、センセーショナルな話題とか、社会的経済的側面からのやや感情的な話題とか、そういうのが多い気がするが、この本はそういったものとは一線を画す。
    今だけに限らず長期的な視点でとらえているのと、科学的な見地から冷静に気候変動現象を解説しているところがよい。

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    2022年04月11日
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

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    正直な所、環境問題に対して意識無かったのだが、若い世代のSDGs熱を感じつつ、満ち足りた世代の興味が行く先で、自分には関係無いとさえ思っていたが、最近読んだイーロンマスクの本で、彼が猛烈に環境問題への意識が高くて更にビジネスとして成立させている様をみて、環境に関する本をあたってみるかと検索してこの本を手に取ってみた。
    読み始めると海の底に降り積もったプランクトンの死骸(有孔虫の殻)の成分に含まれる酸素同位体の比率から大昔の気温を調べるアイデアまで一気に述べられる。水温と殻に含まれる酸素同位体には実験の結果相関がある事が突き止められて、大昔に水温の大きく変動した時代が存在する事が証明されたと…

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    2021年12月21日
  • 地球があぶない! 地図で見る気候変動の図鑑

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    表紙に、「小中学生の環境教育・環境学習にぴったりな一冊」とある。まさにそのとおりだ。大型の図版で意匠を凝らした世界地図が全編を通してテーマごとに登場するので、どの地域にどんな問題が偏って発生しているのか、また、国ごとの対応はどれだけ隔たりがあるのかなどが、グラフィカルな紙面を通して視覚的に理解することができる。家庭でもグローバルな視点に立って、現在の気候変動の状況を俯瞰することができる、格好の良書だ。原題「CLIMATE EMERGENCY ATLAS----WHAT’S HAPPENING-WHAT WE CAN DO

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    2021年09月18日
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

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    気候変動のシステムの解明を目指す、一世紀にも渡る科学者達の成果をまとめた本。何故過去数万年の気温を推定することができるのか、目前に生じ得る地球温暖化のイベントとは何か、その答えが分かる、、、?

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    2021年01月24日
  • ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

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    インフォグラフィックス表現がシンプルでわかりやすい。社会問題・環境問題に対して、個人ができるアクションが書かれているのもよかった。

    肉になる家畜が穀類を食べているのに、食糧難で死ぬ人間がいるとは、なんて皮肉なんだろう…

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    2021年01月22日
  • ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

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    現時点の環境問題が変わる情報をインフォグラフィックで分かりやすくまとめた一冊。見開きごとに情報を分かりやすくまとめてあって、読みやすいがその問題は根が深い。

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    2020年11月04日
  • ひと目でわかる 地球環境のしくみとはたらき図鑑

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    ネタバレ

    30代男性
    SDGsの推進を目的に、地球環境の現状を理解するために、読みました。
    世界各国、年代との対比をグラフで示し、地球環境(経済も含む) に関する数値を解説するととに、自分にできることも紹介している。
    改めて現状の地球環境の悪化・厳しさを痛感した。地球に降り注ぐ太陽光の一時間分のエネルギーが世界の年間エネルギー量に匹敵することには驚いた。

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    2020年09月13日
  • 地球の履歴書

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    (確か青山ブックセンター本店の平台で見かけて興味を持ったような記憶)
    地球を様々な観点から見る科学的な本。深海、海底、白亜紀、南極、塩、地中などを説明してくれる。

    なんと言ったらいいか。ちょうど絶妙に知らない事と知ってる事の狭間を埋めてくれる、読んだ事のない面白本だった。物理とか化学とかの苦手でよく分からない分野とはちがって興味はあるのが地学。そっち方面を、ど素人には分からないけれど、専門家に読ませるほどでもない、まさに自分のレベル程度に書かれていた。

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    2020年04月11日
  • チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

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    ネタバレ

    観測が出来得るまでの範囲で古気候の変遷を解き明かしていくことで、
    地球の気候システムのメカニズムに迫ることができる。

    ここ100年くらいの間で、
    気候の科学分野で業績を積んできた数々の科学者たちのストーリーを辿りながら、
    この本が書かれた2007年までで最先端の、
    気候についての知見を知っていく内容になっています。
    とてもおもしろく、かつ、学べます。
    ここ一年くらいでもっともお薦めしたい本でした。

    現在は完新世と呼ばれる、氷河期を抜けた温暖な間氷期です。
    10万年周期で移り変わるという説があり、
    ミランコビッチ・フォーシングという理論がもとになっている。
    この理論は、地球の公転するわずかな

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    2020年03月01日
  • 地球の履歴書

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    「科学ってすごい。科学者はもっとすごい!」。
    顕微鏡の世界と衛星軌道上からの視点を結びつけ、数十億年前の原初地球を想像しつつ、古代人の思考を読み解く。そして現代社会の問題を解決する糸口を提供する。
    科学と科学者の価値を見にしみて感じた読書でした。
    良いっ!

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    2020年02月08日
  • 地球の履歴書

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    地球の成り立ちや活動のおはなし。おもしろい…浪漫があります。
    自然現象の解説本かなと思ったら、いや、それだけでも十分「へぇ、そうなんだ」と読み進めてしまうのですが、歴史や文化、時代背景のことも書かれていたり、用語などもわかりやすく説明する内容が本文中に書かれていて「この本を書いてる方はどれだけ頭がいいんだろう…」と感動しきりでした。パタパタとドミノが気持ちよく倒れるように、こうで、こうで、こうだからこっちとつながってという様に「おぉぉぉぉなるほど」と笑みがこぼれました。

    地球史(本の帯にそう書かれていたので)好きな方にとって情報量などが良いのかはわかりませんが、全くの素人、せいぜい聞きかじり

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    2019年11月21日