大河内直彦のレビュー一覧
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「いいから、読んでみろ」と言いたくなる、圧巻の語り口。エネルギーに関する史実、科学的事実を興味深いエピソードを交えながら書き上げた本書は、今年読んだ中ではいまのところ、最も面白かった。特にエネルギーの変遷について、大きな流れ以外について、一応は専門である私も知らなかったことも紹介されており、網羅的に...続きを読むPosted by ブクログ
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地球温暖化がCO2の増加だけが影響していると思っている人に読んでもらいたいかな。
ミランコビッチ・サイクル、海洋深層水の動きや火山の噴火等々、色々な研究結果から地球温暖化について考えさせられる本。Posted by ブクログ -
まず前提となる地球のエネルギー総量と農耕に頼ると地球の定員は窒素の量であることが書かれいます。
ハーバー・ボッシュ法の窒素肥料がなければ現在の70億人の人口はなかった。
石油や石炭などがどのように発見され使われてきたかが書いてあります。
脱原発は燃料を海外から輸入し続けて公害問題を受け入れて火力発...続きを読むPosted by ブクログ -
エネルギー問題もさることながら人工窒素の問題もあることを知った。
あと日本人はアメリカ人に比べておならのメタンの含有量が少ないのでおならが臭いことも知った(゚д゚( 人 ) =3 ブッPosted by ブクログ -
地球上の生物の生息に不可欠なエネルギーの本質とは何なのか、ということが本書のテーマである。
素人にも判りやすい表現になっており、論理的で説得力があった。
人類の「都市化」という現象がエネルギー連鎖破壊の大きな要因になっていることは興味深い。この問題への解決が今日のエネルギー問題の本質ではないかと感じ...続きを読むPosted by ブクログ -
最初の章は、具体的な数字で地球規模でエネルギーの終始を説明してるので、数字が出てくる理科が苦手な人はページをめくる手が止まってしまうかもしれないけど、その後の章では石油・石炭・天然ガス・原子力などについて、エネルギーを生み出す機構や人類の歴史との絡みが分かりやすく書かれてます。
人類が石炭や石油を...続きを読むPosted by ブクログ -
素晴らしかった.
今改めて考えないといけないエネルギーの問題の根本について地球科学の立場から書いた本.
と,書くと堅苦しい感じだが,時代や歴史との交錯がとても面白く,読みやすい.
是非多くの人に読んでほしい本.Posted by ブクログ -
むずかしいエネルギーの話を、非常にわかりやすく解説してくれる本である。化学式やイラストを用いた説明、資源活用の歴史など、内容も豊富で最後まで飽きさせない。ジェームズ・ラブロック氏の「ガイア理論」に通じる部分も多いと感じた。
本作を読んで改めて感じたが、人類が大きなエネルギーを手に入れ、それらを散々...続きを読むPosted by ブクログ -
地球の営みと人間の暮らしがどのような原理で結びついているのかを、エネルギーを軸に、さまざまな時代の出来事にスポットを当てながら考えてみる、という本である。
とかく専門的になりがちな理数系の話も多いのだが、キャプション入りの写真や図説などが手間を惜しまず適所に挿入されており、ことのほかわかりやすく、か...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!
いえ、気候変動のメカニズムとして書いてある内容はほとんど理解できていないけど、それにも拘わらず、面白かった!と思わせてくれる本です。
資料を駆使して、よくわからない読者にも、なんかわかった気にさせてくれる構成力、文章力が素晴らしい。
海底の資料を顕微鏡で覗く地味な作業を発端に、太古...続きを読むPosted by ブクログ -
地質学の見地から地球のエネルギーについて書いた一冊。
海洋無酸素事変、炭素の地球深部循環、メタンハイドレートの成因など最新の地質学の知見を解説しており、とても勉強になった。Posted by ブクログ