麻生ミカリのレビュー一覧
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購入済み
キュンする
二十歳の誕生日に結ばれた二人
結局別れることになってしまっても
こうちゃんと二人頑張ってきた
巡り会うってやっぱり素敵 -
購入済み
優しい時間
あらすじからはイマイチ内容が想像出来なくて
大好きな麻生ミカリ先生×芦原モカ先生の著書なのに購入を見送っていましたが
LINE連結クーポンの期限切れが迫り購入。
結果的に大好きな1冊になりました。
ヒロイン・ヒーロー共に愛らしく楽しい人柄で
好感度が高いです。
急展開や恋の駆け引きとかではなく
じっくり味わう感じで物語は進みますが
随所にミカリ先生のオモシロが効いていて
読んでる間も読後もあたたかい気持ちになりました。
恋のライバルや
嫌がらせなどの展開が苦手な自分には今作のヒーローみたいなはっきりとした好意の表明が読み進めていくうえで安心感があり何度も読み返したくなる1冊です。 -
ネタバレ 購入済み
麻生ミカリ先生の代表作
【きみの全部が好きすぎる】で麻生ミカリ先生を知り今作が現代もの12冊目の購入時点での個人的な感想をレビュータイトルにつけました。
今までと違う風味の作品なので
"試し読み"推奨です。
ここからは
TL小説歴=ミカリ先生作品購入数の私が書く
初めてのレビューになります。
【ヒーロー】
北斗くんや神崎さん、瞬一郎社長のような行き過ぎた愛情表現の溺愛過多なヒーローが好みなので当作品の武坂先生は真っ当なヒーローで
かっこょ…と何度も感嘆。
【ヒロイン】
恋愛体験アリの真っ当なヒロイン。
プロローグでは生真面目さが顕著なのでヒーロー側に肩入れしましたが読み進めると好感しかありません。
【設定・描写】
患者の家族という立場で
都指定の休日・全夜間診療事業実施医療施設の24時間救急医療にお世話になった経験があるので実体験と重なる描写が多々あり感動や胸キュンとは違う思いを抱きました。
担当医が武坂先生のような有能長身イケメンドクターだったので個人的にはヒーロー描写もリアルに感じました。
弁護士の先生にお世話になった事もありヒロインの正義感や仕事っぷりも…リアルぃぃ…と。
担当してくださった救急医・弁護士双方が腕利きの人格者だった幸運により当作品への没入感が更に高まりました。
【総評】
対立描写やヒーロー・ヒロイン以外の登場人物に過度な表現がなくハラハラし過ぎずに読めました。
TL小説に何を求めるのかは千差万別。
非日常感な設定や愛情過多な登場人物などの物語を好む傾向にある私ですが
当作品はミカリ先生ファンとして先生の才能を存分に浴びた心地でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはもう“シリーズを読んできた人への最高のご褒美短編集”でした…!
前作では強面で危険な雰囲気を纏っていた元極道のヒーローたちが、結婚後はさらに愛情深く、独占欲も増し増しになっていて最高。怖いくらい一途で、妻たちを溺愛しているのが全編から伝わってきて、「あぁこの人たち、本当に彼女たちが人生そのものなんだな…」と改めて感じました。
“おまえは俺のものだ”みたいな重たい愛情表現も、このシリーズだとむしろ安心感があるというか、愛の深さとして成立しているのがすごい。強引さや圧があるのに、ちゃんと相手を大切にしているのが伝わってくるので嫌な感じが全然なく、むしろひたすら甘いです。
短編集という形なのでテンポよく読めるのに、それぞれの夫婦にちゃんと積み重ねが感じられるのも良かったです。新婚生活の空気感や、夫婦になったからこその距離感、独占欲がありながらもどこか穏やかになった関係性がすごく微笑ましい。
新居や温泉、日常の何気ない時間ですら甘くて、どのカップルも“愛されてる感”がすごい。特に、外では近寄り難いコワモテな男たちが、妻の前だと不器用なくらい愛情を隠せなくなるギャップが本当にたまらなかったです。
それぞれのヒロインたちも、そんな重たい愛情をちゃんと受け止められる強さや優しさがあって、お似合い夫婦だなぁとニヤニヤしながら読んでいました。
麻生ミカリ先生の文章は相変わらず柔らかくて読みやすいのに、色気や熱量もしっかりあって、自然と物語に引き込まれます。甘いシーンもただ濃厚なだけじゃなく、ちゃんと“愛情”が感じられるから読後感がとても良かったです。
シリーズを読んできたからこそ、「幸せになってくれてよかった…!」という気持ちが強くなって、読んでいてずっと幸せでした。イケおじ、年の差、執着愛、溺愛系が好きな人には本当に刺さるシリーズだと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ記憶障害という現実を抱えながらも前を向こうとする綾夏と、彼女を一途に想い続ける優高。
この物語は、“忘れても、何度でも恋をする”という強いテーマを軸に描かれた、切なくも温かいラブストーリーでした。
第2章では、綾夏の病状が明らかになり、彼女は優高の未来を思って別れを選びます。
けれどその事情を、優高はまだ知らない。
理由も告げられないまま大切な人に去られる彼の姿があまりにも切なく、どちらも悪くないのに終わってしまう恋の残酷さに胸を締めつけられました。
物語が大きく揺れるのは、手術前の優高の覚悟です。
成功率という冷たい数字を前にしても、「成功率はただの数字だ」と言い切り、「金も会社もいらない。ただ生きていてくれればいい」と祈る。
愛する人の命の前では、すべてが些細になる。
あの場面は、優高の愛の深さと覚悟が最も鮮烈に描かれた瞬間でした。
そして、水の中で記憶を追いかける綾夏。
掴みかけた魚の尾が、やがて温かな大きな手へと変わる描写は圧巻。
“忘れても、何度でも恋をする”という物語の核心が、美しい比喩で表現されていて思わず息を呑みました。
エピローグでは、失った記憶を悲劇としてではなく、これから更新していく未来として受け止めるふたりの姿に救われます
その前向きな強さが、静かに心を満たしてくれました。
番外編では、穏やかな朝のコーヒーや何気ないやり取りが描かれ、本編であれほど苦しんだふたりが日常を共有していること自体が何よりのご褒美。
優高の甘さと独占欲がにじむ幸福な空気に、思わず頬が緩みました。
壮絶な切なさを越えた先にある、確かな幸福。
最後まで読んで本当に良かったと思える、最高のハッピーエンドでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
亡き親友の娘を引き取り「父親代わり」として共に生きてきた男と、彼に長年想いを寄せてきた少女。
血の繋がりはないのに、確かに“家族”として築かれた関係が、ある日を境に少しずつ軋み始める――そんな危うい境界線を丁寧に描いた物語でした。
ヒーローは理性的でありながら、ヒロインに対してだけは抑えが効かなくなってしまう大人の男。
彼が葛藤しながらも「父親」と「男」の間で揺れる姿は、とにかく切なくて苦しい。
一方のヒロインも、決して子どものままではいられない気持ちを抱えながら、それを隠して健気に振る舞おうとする姿がいじらしい。
“偽父”というタイトル通り、二人の関係性が“擬似”から“真実の愛”に変わっていく過程は、背徳と純愛の狭間を歩くような緊張感があって見応えたっぷりでした。
恋情が抑えきれなくなった瞬間の描写は麻生先生らしい濃密さと繊細さが共存していて、言葉の一つひとつが痛いほど響く。
ヒーローの「おまえは誰にもやらん」という台詞に、すべての想いが詰まっていて震えました。
決して許されないと思いながらも、惹かれ合ってしまう――そんな愛の形を“救い”として描いてくれるのがこの作品の魅力。
ヒロインの成長や、ヒーローの覚悟の深さを噛みしめながら、読後にはどこか静かな余韻が残る一冊でした。
背徳なのに美しい、苦しいのにあたたかい。そんな“麻生ミカリワールド”を堪能できる名作です。