あらすじ
元極道の辣腕社長・大地と父娘同然に暮らしていた心花。日増しに募る恋心を抑え切れず、想いを伝えようとすると言葉を遮るようにキスされて!? 「好きだ。もう絶対に手放さない」胸を揉まれ頂を吸われると甘い痺れが走る。雄の滾りで貫かれれば激しい快感に襲われ――。「俺んとこに嫁に来い」ぶっきらぼうだけれど情熱的なプロポーズに幸せの涙が溢れる超年の差溺愛!
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ホッとしました
「義父」のスピンオフ作品。
母子家庭で育った心花は、母親が息を引き取る直前に聞いた父親を探します。
大地は本当のお父さんではないんだろうなと思って読み進めていたけれど、なぜ「偽」の字が使われたのか納得しました。
今が幸せという心花に試着を勧めた洋服を全て買ったり、結婚式のサプライズなどもっと求めて良いんだよと言わんばかりに与えてあげる年上の男の余裕を感じました。
Posted by ブクログ
亡き親友の娘を引き取り「父親代わり」として共に生きてきた男と、彼に長年想いを寄せてきた少女。
血の繋がりはないのに、確かに“家族”として築かれた関係が、ある日を境に少しずつ軋み始める――そんな危うい境界線を丁寧に描いた物語でした。
ヒーローは理性的でありながら、ヒロインに対してだけは抑えが効かなくなってしまう大人の男。
彼が葛藤しながらも「父親」と「男」の間で揺れる姿は、とにかく切なくて苦しい。
一方のヒロインも、決して子どものままではいられない気持ちを抱えながら、それを隠して健気に振る舞おうとする姿がいじらしい。
“偽父”というタイトル通り、二人の関係性が“擬似”から“真実の愛”に変わっていく過程は、背徳と純愛の狭間を歩くような緊張感があって見応えたっぷりでした。
恋情が抑えきれなくなった瞬間の描写は麻生先生らしい濃密さと繊細さが共存していて、言葉の一つひとつが痛いほど響く。
ヒーローの「おまえは誰にもやらん」という台詞に、すべての想いが詰まっていて震えました。
決して許されないと思いながらも、惹かれ合ってしまう――そんな愛の形を“救い”として描いてくれるのがこの作品の魅力。
ヒロインの成長や、ヒーローの覚悟の深さを噛みしめながら、読後にはどこか静かな余韻が残る一冊でした。
背徳なのに美しい、苦しいのにあたたかい。そんな“麻生ミカリワールド”を堪能できる名作です。
かっこいい!
鎌倉のおじさんがスピンオフに!
感激です!
言葉遣いのキレイなイケおじ最高です。
義父を読んだときはなんか初老の雰囲気を感じちゃったんですけど、今巻を読んでガラリと印象が変わりました。
なんつーか、滴るようなエロさにゾクゾクしました。
そんな人が最愛の女に、大地さん、とか呼ばれてメロメロになってるのが良いです。
素敵すぎです
言葉遣いの丁寧な大人のオトコ、めっちゃかっこいです!!
博多のオンナとしては、彼の博多弁にも注目しました。一箇所だけ、一番いいところのがちょっとばかし残念でしたが、よくある無理くり博多弁じゃなかったのでホッとしたり。
スピンオフで喜んでましたが、ワタシ的にはこちらの方が好みでした。
元極道ものでしたが、基本穏やかで優しい雰囲気の作品でした。
Posted by ブクログ
TL小説にハマるきっかけになった作品。
唯一の肉親だった母を亡くし、破れた写真を手がかりに父親を探し、たどり着いたのがヒーローのところ。
ヒーローは最初から勘違いされてるとわかっていても、ヒロインの心を守るために父娘として振る舞う。
父親だと思ってるのに、惹かれる気持ちを抑えれないヒロインと父親代わりとして幸せになって欲しいと身を引こうとするヒーロー。
二人の気持ちが微妙にすれ違ってて、もどかしくてなんとも言えない気持ちでした。
ヒーローの大人ぶりつつも、子供みたいな嫉妬とかすごく可愛かった。まぁ、その分、エロさもありましたけどね!
「義父」のスピンオフ
作者さんの作品が好きで、特に現代モノは、数多く読んでいるつもりです。安定の面白さはもちろんのことですが、前の作品のスピンオフだという、知る人のみの楽しみが、よかったです。竜児・大地の次に、獅王の話も読みたいです。
面白かった!
優しくいつもそばで見ていたお父さんかもと思っていた人が傍にいるほどに好きになっていく…主人公のその心情が小説を読んでいくうちにどんどん話にのめり込んでいって…あっという間に読み終えてました。
また年上との恋愛小説を書いてくれることを楽しみにしてます!
イケおじ!
いや〜25歳の年の差はちょっと無理があるのではと思うけど、好きになったら関係ないのかな?
お互いの気持ちが分かってから、クールなイケおじから甘いイケおじになるヒーローに悶える!
年上の男性が好きな人にお薦め
親子ほども年齢の離れた男性と恋をする、ということが私にとっては、想像するのも難しいことなのですが、そこまで年齢が離れていなくても、年上の男性に溺愛されて守られる、という設定が好きな方にはたまらないお話かと思います。
2回読んだのですが、どうも、主人公の思い人の大地さんが、どういう人間なのか、というまとまった印象を作ることができずにいます。年齢や来し方もあって、たくさんのペルソナを持つ人、という捉え方もできますし、もしかしたら、そこが大人の魅力として、描かれているのかもしれません。
ただ、結構Sポイようなので、S好きの私には、ポイントが高かったです。
TLの部分を除いても、結構いい作品だと思いました。
登場人物のレオさんのお話がスピンオフで出たら、読みたいと思います。