【感想・ネタバレ】偽父のレビュー

あらすじ

元極道の辣腕社長・大地と父娘同然に暮らしていた心花。日増しに募る恋心を抑え切れず、想いを伝えようとすると言葉を遮るようにキスされて!? 「好きだ。もう絶対に手放さない」胸を揉まれ頂を吸われると甘い痺れが走る。雄の滾りで貫かれれば激しい快感に襲われ――。「俺んとこに嫁に来い」ぶっきらぼうだけれど情熱的なプロポーズに幸せの涙が溢れる超年の差溺愛!

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ホッとしました

「義父」のスピンオフ作品。

母子家庭で育った心花は、母親が息を引き取る直前に聞いた父親を探します。
大地は本当のお父さんではないんだろうなと思って読み進めていたけれど、なぜ「偽」の字が使われたのか納得しました。
今が幸せという心花に試着を勧めた洋服を全て買ったり、結婚式のサプライズなどもっと求めて良いんだよと言わんばかりに与えてあげる年上の男の余裕を感じました。

1
2020年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ


亡き親友の娘を引き取り「父親代わり」として共に生きてきた男と、彼に長年想いを寄せてきた少女。
血の繋がりはないのに、確かに“家族”として築かれた関係が、ある日を境に少しずつ軋み始める――そんな危うい境界線を丁寧に描いた物語でした。

ヒーローは理性的でありながら、ヒロインに対してだけは抑えが効かなくなってしまう大人の男。
彼が葛藤しながらも「父親」と「男」の間で揺れる姿は、とにかく切なくて苦しい。
一方のヒロインも、決して子どものままではいられない気持ちを抱えながら、それを隠して健気に振る舞おうとする姿がいじらしい。
“偽父”というタイトル通り、二人の関係性が“擬似”から“真実の愛”に変わっていく過程は、背徳と純愛の狭間を歩くような緊張感があって見応えたっぷりでした。

恋情が抑えきれなくなった瞬間の描写は麻生先生らしい濃密さと繊細さが共存していて、言葉の一つひとつが痛いほど響く。
ヒーローの「おまえは誰にもやらん」という台詞に、すべての想いが詰まっていて震えました。
決して許されないと思いながらも、惹かれ合ってしまう――そんな愛の形を“救い”として描いてくれるのがこの作品の魅力。

ヒロインの成長や、ヒーローの覚悟の深さを噛みしめながら、読後にはどこか静かな余韻が残る一冊でした。
背徳なのに美しい、苦しいのにあたたかい。そんな“麻生ミカリワールド”を堪能できる名作です。

0
2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

TL小説にハマるきっかけになった作品。

唯一の肉親だった母を亡くし、破れた写真を手がかりに父親を探し、たどり着いたのがヒーローのところ。

ヒーローは最初から勘違いされてるとわかっていても、ヒロインの心を守るために父娘として振る舞う。

父親だと思ってるのに、惹かれる気持ちを抑えれないヒロインと父親代わりとして幸せになって欲しいと身を引こうとするヒーロー。

二人の気持ちが微妙にすれ違ってて、もどかしくてなんとも言えない気持ちでした。

ヒーローの大人ぶりつつも、子供みたいな嫉妬とかすごく可愛かった。まぁ、その分、エロさもありましたけどね!

0
2020年11月17日

ネタバレ 購入済み

面白かった!

優しくいつもそばで見ていたお父さんかもと思っていた人が傍にいるほどに好きになっていく…主人公のその心情が小説を読んでいくうちにどんどん話にのめり込んでいって…あっという間に読み終えてました。
また年上との恋愛小説を書いてくれることを楽しみにしてます!

0
2020年05月10日

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