リチャード・セイラーのレビュー一覧

  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    人間の意思決定には バイアスがある

    「選択アーキテクト(選択の設計者)」:人々が意思決定する文脈を整理して示す責任を負う

    医師も書式やウェブサイトを作る人もセールス担当者も親も選択アーキテクト。
    中立的な設計などない あらゆることが重要な影響を与える。

    計画の錯誤:必要な時間を過度に楽観的に見積もる
    現状維持バイアス:惰性。人はいくつもの理由から、現状維持するかデフォルト(選択する人が何もしなかったら選ぶ選択肢)の選択肢に従う強い傾向
    (例 スマホはデフォルト設定のまま)

    「アンカリング」 アンカー(自分が知っていることなど)を出発点として 影響を受け、調整して考える

    「リア

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    2025年11月21日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    分かりやすい事例を出しながら、行動経済学というかデザインというか、人を動かす少しずつのアイデアについて知ることができる。

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    2024年04月21日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    読みやすく楽しい文章だったけど、長くて集中力が必要だった。身の回りのあらゆるものがなぜそういう設定になっているのかについて都度考えるようになりたい。保険についての考え方はこの先実践したい。デフォルト・オプトイン・オプトアウトについて意識しながら生活していきたい。

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    2024年04月07日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    Nudgeとは、親象が鼻で小象をそっと触れる様子。表紙がズバリそれ。複雑で選択が多い世の中に、仕掛けをして人々が賢い選択をできるようにする。逆がスラッジ。物事を複雑化、ステップを多くすることで人々の選択する行動を止めさせる。携帯電話のキャリア変更が正にそれだった。
    著者はNudgeを人々が良い選択をする手助けをするためであるということは一貫していて、サブリミナル効果と何が違うのか?や、選択の自由を奪うのでは?と言った反論にもきちんと対応している。
    カフェテリアのメニュの並べ方も、人々の行動を促しているということが新しい気づきだった。だとしたら、Nudgeは特に権力者や持てるものだけが行っている

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    2024年02月16日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    この初期設定、誰のためのNUDGE なの?
    手続き簡単、自分の為ですよね……
    この商品のカタログの説明書、大きい字と小さい字の差は何?よく読めません……
    大事な事は、小さな字で書かれているそうです。
    考えさせられました。

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    2024年01月11日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    実践で使える賢い選択をうながす仕掛けを、行動経済学から説明した本。知っている事例もあったが、なるほど人間はそう動いてしまうのかと驚く内容も多数あり面白かった。やはり人間はめんどくさいことが嫌いで、デフォルト設定に従いやすい生き物であるとつぐつぐと感じた。

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    2023年10月08日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    もう一度読み返すとしたら、15章の「ナッジをめぐる“から騒ぎ”」かな。
    選択アーキテクチャによって誘導されているように見えようとも、多くのナッジは人々を助ける。キュレーションがしっかりと行われていて、絞り込まれた“選択肢”の中から選べるようになるとありがたいし、よく考えられた“デフォルト”が提示されていて、かつオプトアウトしたければそうできるのであれば助かる。
    われわれは、人々が“バカ”だとは考えていない。世の中が複雑すぎるのだ!
    ごもっとも。

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    2023年08月14日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    ナッジとは、行動科学の知見から、望ましい行動をとれるよう人を後押しするアプローチのこと。日本育英会は、面接の際に十分なナッジを取ってくれたかな?と若い頃を思い出しましたが。記憶はない。

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    2023年03月31日
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版

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    2008年に初版が刊行された、行動経済学の実践的概念の一つである「ナッジ」のメカニズムと活用手法を解説した一冊の増補改訂版。

    人々が日々行う意思決定において直感に頼った場合に陥り易いバイアスや誤謬、他人からの誤った影響に起因するミスを回避し、より良い選択を”そっと後押しする仕掛け”がナッジであり、最も望ましい選択肢をデフォルトにする、多過ぎる選択肢を適切にキュレーションする、さりげなくインセンティブを設定するなどの”仕掛け”により、カフェテリアのメニューの配置から確定拠出型年金や臓器提供といった公共性の高い政策を含めた幅広い分野において、最終的には自らが選択する自由を確保しつつ、「より良い選

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    2023年01月13日
  • 行動経済学の逆襲

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    行動経済学の本は分厚くても面白く読めるのが良い。この分野の本は割と読んでるので、新しく感銘を受けたとかは特になかったけど、あーそうだった、というのはあるので、定期的に触れていないと忘れるから、また読もう。

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    2022年08月11日
  • 行動経済学の逆襲 上

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    内容的には行動経済学の歴史が年代ごとに書かれていますし、リチャード・セイラー氏が駆け出しの頃から、主流派の経済学者らに色々と叩かれながらも行動経済学が発展してきた様が書かれています。
    行動経済学の歴史が学べるという点でも良書ですが、この本の肝は6章の「効率的市場仮説に抗う」は投資をしている人間としてとても興味深かったです。

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    2021年05月05日
  • セイラー教授の行動経済学入門

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    恐らく行動経済学について論じた内容をまとめた最初の書籍の日本語版。

    後半の金融部分はあまり馴染みがないためよく理解はできなかったが、前半部分は非常に面白かった。


    例えば、人々が損失に敏感な例として
    インフレ率が13%で給料5%ダウン か
    インフレ率が0%で給料5%アップ かを選ばせるような選択をさせる場合、実質的な賃金は前者の方がアップしているのだが、額面上減っているため後者の方が好まれるという結果になったらしい。(具体的な数値はあやふやだが)

    また、オークション形式で得たもの(油田用の土地など)は実際の評価額の最高額で買い取らざるを得ないことの裏返しであり、決まって損をするという勝

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    2021年02月01日
  • 行動経済学の逆襲 上

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    それまでの経済学の概念ではありえない現実を解き明かすために生み出された行動経済学。生みの親である著者が、その挑戦の人生を面白おかしく語られた自伝とも言えるものです。他の経済学者と違いぐうたらと語る著者は、最初に疑問に感じた学会の常識に、あきらめず愚直に挑戦する芯の強さを発揮されます。その信念が、同じようなことをしている仲間を見つけ出し、一つの成果を形作っていくところまでが上巻の内容になっています。ある程度の権威を得たところで、この世界の常識と向き合うことになるのですが、、、というところまで。
    人間が行うことなので、シナリオ通りに功利のみ追求する結果にはならない。それは何故なのか。どうすれば分析

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    2020年07月06日
  • 行動経済学の逆襲 下

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    いまや、消費者行動を分析する上で、必要不可欠なものとなった行動経済学。その理論的な裏付けを行ってきたリチャード・セイラーによる本。素人にも非常にわかりやすく書かれており、理解が進みます。用いている例も、一般の人が理解しやすい事例なので、そういう意味でも理解が進みます。

    それにしても、いまや世界を席巻している行動経済学ですが、出てきたときは、邪道も邪道扱いだったんですね。

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    2020年03月15日
  • 行動経済学の逆襲 上

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    世の中的には、もはや常識とも言われる行動経済学が、経済学の世界ではまだまだ邪宗扱いされていた頃からの話を、面白おかしく非常にわかりやすい語り口で述べられた本。時系列的にまとめられているので、そう言う意味でも分かりやすい

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    2020年03月08日
  • セイラー教授の行動経済学入門

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    ◯ミクロ経済学の知識がないと、読んでもなかなか頭に入らない。入門の知識だけあっても、状況は変わらず。
    ◯ただ、論証の過程を理解するのは困難だとしても、経済学と実体経済との乖離に関する問題点を洗い出し、提示している内容については理解しやすく、また興味深い。
    ◯解説にもあるとおり、さまざまな要因が複雑に絡み合う社会学において、経済学はまさに真摯に体系立てて理論化していることが感じられる。
    ◯この本では、まだ解明途上である諸問題が、現在どうなっているのか、難しいながらも追い続けていきたくなる。

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    2019年09月05日
  • セイラー教授の行動経済学入門

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    内容としては、『はじめての行動経済学』とかなりかぶっているが、現在の問題意識からか、身にしみた。
    「勝者の呪い」
    「長く自分のものとして享受し用いたるものは、家産であると意見であるを問わず、あるいはそれを所有するに至った経緯にかかわらず、己の存在に深く根を下ろしているゆえに、無理にもそれを引き離そうとすれば必ずやその拳に憤慨し自己防衛せざるなし。」
    いずれも日々の営業活動で感ずることと重なった。

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    2021年08月08日
  • 行動経済学の逆襲

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    先ごろ、ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーによる書。行動経済学の発展を、自身の研究半生を振り返る形でまとめられている。誰と会い、どこから着想を得、どう行動したか、研究者の人生が垣間見える。500ページ近い大著だが、ちょいちょい笑わせてくれ、読みやすい。これで2800円はお得。

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    2017年10月14日
  • 行動経済学の逆襲

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    行動経済学の発展を当事者の立場からたどる。たんなる行動経済学の紹介をする本とは違い、異端視されていた黎明期から、無視できない地位を築くまでの足跡をたどれるようになっている。とくに本書では、「エコン」(経済モデルが想定する合理的な人間像)の牙城と見られていたファイナンスの世界に、多くのボリュームが割かれているのが特徴だ。
    自分が行動経済学に惹かれるのは、自分を含む「ヒューマン」がつい犯してしまいがちな罠を、あらかじめ知っておくことが有益だと考えるからだ。本書でも、実利のある知見はいろいろ得られる。たとえば(すくなくとも米国においては)株式投資のプレミアムは大きいということだとか、グロースよりバリ

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    2017年01月28日
  • 行動経済学の逆襲

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    久しぶりに行動経済学の本を読んだ。満足。
    第20章は組織論と個人(インデックス)投資家へ特にオススメ。
    バリュー投資家には第23章がオススメ。

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    2016年10月02日