吉田昌生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
我々の脳は無意識に常に高速で思考し続けており(その数何と一日に6〜7万回!)、しかもその思考は大体がネガティブに陥りがちである。そのネガティブ思考がパターン化してしまうと脳は疲れ果て、慢性的にストレスを感じるようになってしまう。考えすぎによる脳のエネルギー漏れを防ぐために、意図的に何も考えない時間を作るのがマインドフルネス瞑想。
……ということのようだ。
「瞑想」と聞くと何やら宗教的なものを連想してしまうが、このマインドフルネスの考え方は、瞑想しなくても日常で実践できると思った。
例えば、自分のネガティブ思考を「ああ、また後ろ向きなことを考えているな」と対象化できるだけでもずいぶん楽にな -
Posted by ブクログ
・聴覚瞑想:?注意を音に向ける?近くの音に耳を澄ます?遠くの音に耳を澄ます?音と音の間にある静寂にも耳を澄ます
・呼吸瞑想:?背筋を伸ばして座る?お腹か鼻先の感覚に意識を向ける?1分間、呼吸の感覚をありのまま観察する?注意が呼吸からずれたら呼吸に注意を戻す
・「やばい!」と思ったことに気づいたら、「・・・って思ったけど本当?」と、心の中でつぶやく
・感覚のボキャブラリーを増やす:嫌悪感、孤独感、罪悪感、自己嫌悪感、自責感、絶望感、喪失感、無価値感、無力感、落胆
・その人の人生を想像する。その人の悩み、苦しみに共感していく。その人が悲しんでいる姿を思い浮かべる
・この人は、人生で、悩み、苦しみを -
Posted by ブクログ
全体的に読みやすく、内容も分かりやすかったです。
YouTubeなどを見ながらマインドフルネスを実践された方であれば、本著を一読されると心の持っていき方や細やかな作法が腹に落ちマインドフルネスが一層深くなるのではないでしょうか。
私の通う心療内科では週に1度のマインドフルネス研究会という名目でただ付属CDを流していました。このCDでは著者ご本人が瞑想を誘導してくれるのですが、1〜4曲目およそ15分ほどで自然と力が抜けていい具合になります。誘導は好き好きですし相性があると思うので話半分かなとは思います。私の場合ある時期に何とか浮上できないかと毎晩聴きいっていて、その内に吉田先生の声で傾眠してし