小川敏子のレビュー一覧

  • MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する
    本書は「機械との競争」「セカンド・マシン・エイジ」などの著者として有名なMITのアンドリュー・マカフィー氏による最新の本です。一貫して読みやすく、データも豊富に提示されているのであっと言う間に読めました。本書の主張したいことは明白です。資本主義とテクノロジー進化は、(少なくともアメリカにおいては)脱...続きを読む
  • デタラメ データ社会の嘘を見抜く
    「数字は嘘をつかない」のではなく「嘘つきは数字を使う」ことを見にしみて理解できる本でした。よくある宣伝広告に書かれた数字の嘘から話は始まりますが、そこまではまあわかる話です。でも本書がすごいのは、そこから機械学習などの最新テクノロジーや、科学論文という「さすがに信じてよいのでは?」と思えるものにまで...続きを読む
  • 食糧と人類 飢餓を克服した大増産の文明史
    地球ができる前あたりから始まり、現代の飽食と飢餓の問題まで。人類の歴史が語られた教科書。現代の問題に取り組む時、最初に読むべき。
  • 食糧と人類 飢餓を克服した大増産の文明史
    農業が余剰食糧を生み出すことで、全員が農業に従事する必要がなくなり、文字や青銅器、耕作など近代科学が発展した。なるほど今まであまり考えたこと無かったが、そりゃそうだと思い、引き込まれていきました。

    そして定住生活に移行して人口が増加し、食糧の確保が必要となり、人類の叡智でそれに対応してきた経緯を詳...続きを読む
  • デタラメ データ社会の嘘を見抜く
    パオロ・マッツァリーノの反社会学講座を思い出した。
    目新しい主張は少なめ。よくある統計のトリック話。
    AIの学習方法は面白かった。
  • NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版
    すぐにイライラしてしまうことも多いし、人の言動に影響されることが多いから、この本はひとつの考える種になる気がする。
  • 危機と人類(上)
    フィンランドのマリン首相の訪日、5/12NATO加盟の意向表明、本書を改めて読み直しました。
    =ソ連が安全でないと感じている限り、フィンランドの安全はありえない。
    =マリン首相の発言にある、ウクライナ侵攻で、ロシアとフィンランドの関係は根本的に変わった。
    今後、このままでは何が起こってしまうのか。日...続きを読む
  • 食品産業の未来 ネスレの挑戦
    1.SDGsが叫ばれている中、実際の企業はどのような取り組みをしているのかが気になったので読んでみました。
    今後の食のトレンドについて、グローバルな視点で語っている人の意見を聞きたくなりました。

    2.1997年に著者がネスレのCEOとして就任して以来、「共通価値の創造」を宣言し、単なる食品企業では...続きを読む
  • 危機と人類(下)
    上巻に比べると、読み易さは変わらないと言えども、現在進行形という事もあり、非常に呻吟しつつ読んだ感じ。
    二度目に取り上げる米、豪州、独逸が俎上に。

    自国だけってアメリカへの切り口は鋭く、内容もつぶさ。方策論も多岐にわたる。
    豪の現代史、特に英国コンプレックスを切り抜け、日本の侵略までが知らない事ば...続きを読む
  • MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する
    経済成長するにつれて資源の消費量が増えていき、やがて使い果たしてしまうという言説の間違いを指摘して、明るい未来と何をすべきかを提言する。

    「希望の四騎士」として挙げられていた、資本主義、テクノロジー、政府の行動、市民の声によって、消費する資源を減らしつつ経済成長していく、というの理論は面白かった。...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    観光でしか訪れたことのないフィンランド、チリ。ナショナルアイデンティティという視点から国の在り方や国民性が分析されるとは。銃・病原菌・鉄にも劣らず日本の明治の動きも記されており、興味深く読み進められた。
  • デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略
    次の流れにて、著者からのメッセージと読み解きました。

    生涯に幾度も起こるデジタルの変革への警告

    WHY、WHAT,HOWによる問いかけ

    結論:新しい思考をすること、チーム、ネットワーク、速さ、顧客志向

    結論に対して、メフェルトと野中からの10の提案
  • MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する
    マルサス 人口論 1798年
    マーシャル 
     人間の欲求と欲望は数限りなくある。
     もっと良質、より多くの選択肢、全く新しい要求を満たしてくれるものを求める。
    脱物質化  ~より少ないものから、より多くのものを
     アメリカでの原材料の消費はピークを過ぎた。経済成長は続いているにも。
     リサイクルは経...続きを読む
  • MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する
    著者は、マサチューセッツ工科大学のスローン経営大学院主席リサーチサイエンティスト。デジタル技術が世界をどう変えるかを研究している。
    資本主義への信頼が揺らいでいる中で、資本主義とテクノロジーの発展が世界を豊かにしている事実と理由を解き明かしてくれる。ただし市場だけでは対処できない問題も多く、市民の意...続きを読む
  • 危機と人類(下)
    危機をどうキャッチして伝えるか?戦時や破綻以外に。その視点が足りない気がする。あるべき姿、国や企業をこうしたい、することがワクワクする未来が来る。その想いが無いから危機を感じないのかな、と。日本の記述は示唆に富んでる。
  • 危機と人類(下)
    何事においても、何かを変化させるときには最低限自分が行動することが必要だと言う事を皆が理解していれば、人のせいばかりにする事も随分少なくなるだろうに。
  • 危機と人類(上)
    第2章
    なぜフィンランドが豊かで、世界トップクラスの科学・教育リテラシーがあり、社会民主主義国家なのか
    そこには大国ソ連と長い国境を接する地政学的理由があり、類稀な愛国心があり、人口600万という小国ならではの綱渡り外交があった
    真田三代みたい!

    第3章
    鎖国日本に対する西洋からもたらされた危機に...続きを読む
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック
    人は自分でもわかっていない理由で物事をしりぞけることがある。そこで適切な質問が最も重要となってくる。
  • 危機と人類(下)
    注)感想は上巻と同じです

    ジャレドさん、銃病原菌鉄に続いて2冊目。
    この本では、いつくかの国に訪れた危機と、その危機にどのようにして対応したのかが描かれている。

    まず、はじめに思ったのは、知らないってことは恐ろしいな、と。この本に書いてあることが、真実なのかどうか、私には確認する術がないけど、そ...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    ジャレドさん、銃病原菌鉄に続いて2冊目。
    この本では、いつくかの国に訪れた危機と、その危機にどのようにして対応したのかが描かれている。

    まず、はじめに思ったのは、知らないってことは恐ろしいな、と。この本に書いてあることが、真実なのかどうか、私には確認する術がないけど、それでも、歴史について知ること...続きを読む