小川敏子のレビュー一覧

  • 危機と人類(上)
    銃・病原菌・鉄の大陸間の緯度経度で、民族の発展が大きく異なるって考察がとても参考になったので。

    上巻はフィンランド、日本、チリ、インドネシアの国家的危機について。
    国家的危機を個人的危機に当てはめて考察する本書のテーマは新しいと思う。

    上の書籍もそうだけど、この人は個別の問題を一つのフレームワー...続きを読む
  • 危機と人類(下)
    上巻と違い、現代日本をこき下ろしている。
    まあ、客観的にはそうみられているのだろうなと言う感じ。

    日本は国益にそうか、ということよりも国民感情みたいなところのプライオリティが高い施策が多く、それが客観的には、ちょっと政策がクソだなと思われていると。

    まあ、アメリカも大概だが、日本ももっと国益を考...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    日本について多く言及されているので、興味深い。
    特に前半上巻での、明治時代の日本の「選択的変化」についての言及は納得感が高い。
    つまり、ペリー来航を機に変えるもの(封建制度)と買えないもの(マインドセットや天皇制)をうまく選び取った稀有な例であると。

    あとはフィンランドの対ロシアの弱腰外交を評価し...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    トランプ元大統領が引き起こしたアメリカ分断の危機。この本を読めばわかるかも。
    国内分断が、国家的な危機を招く。

    個人的危機から国家の危機を簡単づけてわかりやすい。
    統計的な判断ではないが、著者の関係の深い国フィンランド、日本、チリ、インドネシア、ドイツ、オーストラリアの事例と危機後の国民の向き合い...続きを読む
  • ヒューマン・コメディ
    いっぱい本読んでると、またこの展開か、またこういう設定か、と「自分は一体なんのために本を読んでいるんだい?」と頭がぽわわすることがある。(ほぼ毎日)しかしだな、この本はだな、第二次対戦の最中の、耐えしのぐ国民を近所ぐるみで描いているのだが、いちいち心持ってかれるのよ。ホーマーつう14歳の子がもぐりで...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    いつものような、知識だらだら・キャッチ明快本、というのはさておき、確かに、日本という国の不可思議なパワー、という視点は面白い。
  • 危機と人類(下)
    戦後、過去の過ちにきちんと向き合うことで近隣諸国と関係回復したドイツ。戦いで得た独立ではなく与えられた自治のためイギリスを慕い続けたオーストラリア。日本の問題は、合わなくなった伝統的価値観や自国認識、中韓関係。アメリカの問題は民主主義の衰退。

    人類と危機を語る事例として、日本が大きくとりあげられて...続きを読む
  • 危機と人類(下)
    下巻を読むのは時間がかかりました。
    何もかもが定量的に捉まえる必要はないが、傾向はあって、人も国もその経験を知り、行かせることができるのは確かだなあと思いました。
  • 危機と人類(下)
    この本は、ジャレッド・ダイアモンド氏の知ってる国々のお話し。
    フィンランド、日本、チリ、インドネシア、ドイツ、オーストラリア、アメリカ。

    学校で習わなかった知識を得る事が出来る点で勉強になったし、視野を広げてもらえた。

    アメリカについての記述ではあるけど、
    「憲法や法律において民主制を掲げながら...続きを読む
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック
    昔からサザエさんの状況を他人と共有できる回想シーンに、あれが使えればなぁと思っていた。

    いくら筋道を立てて論理的に話しても、聞き手と同じレベルの情報を共有することはほぼ無理。なぜなら価値観、経験、状況が異なるから。という身も蓋もない前提から始まる。たしかに同じ本を読んだって(読書なのだから自発的に...続きを読む
  • 危機と人類(下)
    下巻はドイツ、戦後の日本、アメリカなどについて取り上げ、
    最後に世界全来に害を及ぼす問題にどんなものがあり、今後の危機に世界はどのように立ち向かっていかなければならないかを述べています。
    著書はもともと地理学を専門としているだけあり、切り口や原因に地形や風土、位置に関連性を持たせているところが特徴的...続きを読む
  • 危機と人類(下)
    今この時点で読むと、もっと即物的に答えがほしいよ〜と思ってしまうが。部分的には、フムフムなるほどと思うけれど、自分の体験に引き寄せ過ぎではと思うとところも。要因12はやっぱり多いよ。散漫になる。
  • デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略
    この本で書かれている各種の業種による効果のデータは、本当にそうかどうかなんて別にして、上申資料の参考値としてある程度使えると思う。

    内容は、芯を食ってるか?という点では、本業としてやっている人たちからするとイマイチ感があるかもしれないが、そもそも本で全てさらけだすのも能が無い訳だし、コンサルにそこ...続きを読む
  • デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略
    米国を中心とした豊富な海外事例から多くの示唆が学べる。デジタル化、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションというワード先行型がゆえ、見えにくくなっているしまっている各事業が持つオリジナルストーリーの存在。そしてもデジタル化への対応レベルに応じた施策の存在。①単独に独立ビジネスユニットを...続きを読む
  • ほろ苦いラテは恋の罠
    ほろ苦いラテは恋の罠ー話の舞台はいつものコーヒーショップであるけれども、どの世界でも起こりうる現代ならではの事件です。
  • 「第四次産業革命」を生き抜く ダボス会議が予測する混乱とチャンス
    テクノロジー系の本を探していた時、幅広いテーマを扱っているし、著書が権威ある人?で出典も沢山ついてるので、信頼性が高いと思い購入。テクノロジーが様々な分野に及ぼす影響を予測した本である。広範なテーマを取り扱っているため、未知のテーマに遭遇する事も出来るが、1つ1つの内容が抽象的で薄く、この本だけだと...続きを読む
  • 「第四次産業革命」を生き抜く ダボス会議が予測する混乱とチャンス
    広範囲なテーマをまとめたことに価値があるような気もするが、一つ一つがその分浅い。
    ジオエンジニアリングなどあまり知らない領域は良かったが、他はややイマイチだったかも。
  • デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略
    デジタルトランスフォーメーションにおいて組織に必要な内容、事業を開始するにあたり重要な内容をまとめて書いてある本。
    特に日本企業の特徴にも触れた部分はよく分析されていると思う。日本のマッキンゼーの方の解説部分も、補足的な情報として有用。
    途中からは似たような内容が書かれてあるが、言及している内容が深...続きを読む
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック
    答えを急がないこと。相手の話を最後まで聞くこと。感情は吐き出させること。訓練しないと難しい。しかし全てがインスタントで済ませられるからこそ、忍耐強く話を聞いてくれる人が求められているのかなとも思う。
  • デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略
    世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼーが、今まさに急速に進展しているデジタル化について、現状の将来の方向性について詳しく解説しています。
    デジタル化なんて、すでに世の中に浸透している、とお思いでしょうが、今言われているデジタル化とは、あらゆる電子ツールから収集されるデジタルデータを事業に生か...続きを読む