小川敏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔からサザエさんの状況を他人と共有できる回想シーンに、あれが使えればなぁと思っていた。
いくら筋道を立てて論理的に話しても、聞き手と同じレベルの情報を共有することはほぼ無理。なぜなら価値観、経験、状況が異なるから。という身も蓋もない前提から始まる。たしかに同じ本を読んだって(読書なのだから自発的に)、読後の感想は180度違うこともある、全く同じなんてことはない。
そこを出発点として、どうしたら能動的に聞いてもらえるか?心を開いて話してもらえるか?会話できるか?を説いていく。題名は「話し方」だしテクニックという言葉もでてくるが、人間は機械ではないのでマニュアルはないと認識しているように、ハウ -
Posted by ブクログ
会話を始めるにあたってのコミュニケーションの難しさをはじめに書いたうえで、
◆聞き方
相手の情報を引き出すためには
感情との向き合いかた
潜在的なメッセージの読み方
◆話し方
話しにひきつけるための方法
相手の抵抗への対応
といった内容が書かれています。
コンサルタントとしてクライアントと話しているときに、必要以上に反発してくる方もいらっしゃいます。
そんなときには相手の抵抗への対応という部分に書かれていた内容が参考になるなと思いました。
人が本音を悟られまいとして全然関係ないところで反発しているのを、突然ロジックで隠れた衝動をむき出しにしてしまうというのは危険なので、
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Posted by ブクログ
本書はアメリカで長年売れ続けて、やっと日本に翻訳されて発売された
らしい。著者は、心理学博士であり、それなりのキャリアを持っている。
本書の内容は、まず相手はこちらの話しなど聞く気もないし、聞いてない
という大前提を理解する事から始まる。そして、会話を進めていくに場合に
そって、助言を述べている感じか。内容は、結構ボリュームがありそうで
少ないので、以下に重要だと思われる点だけ述べる。
会話にのってもらうには、
1.会話の目的を告げてから会話に入る
2.相手の気持ちを尊重する
3.質問の内容を考える
まぁ、至極当たり前な内容になっていると思う。
しかし、当たり前な事が出来ていない事が多