小川敏子のレビュー一覧
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個人の人生には、自己分析を行い、自分の課題を認識して、それの改善に取り組むことが当然ある。
それを国家に当てはめ、過去に国が直面した課題、それに対してどう対応し、どんな現場が生まれているのかを体系的に説明いた本。
個人に当てはめると、自分の課題が、国家の危機に当たる。
どこまでも現実路線を貫いた国の決断や、逆に国の失政についても学べる。
上はフィンランド、日本、チリ、インドネシアについて書かれている。
世界史を専攻していなかったので、全然知らない世界の歴史についても自然と学ぶことができた。
ジャレドダイヤモンドさんの博学にはビビった。
というか取材と下調べが深い。
的確に自己を捉え、 -
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危機と人類
名著「銃、病原菌、鉄」ほどの衝撃はなかった。文章が他のダイヤモンド氏の著作に比べて叙述的だった。ただ、日本に関する記述が多く、身近に感じられる部分が多かった。アメリカと日本の危機についてわかりやすく書かれていた。
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下巻は、ドイツとオーストラリアにおける過去の危機、そして、現在進行形の日本と米国の危機などが取り上げられ、最後には世界的な問題と、これらの実例から一般化された法則の有無が検討される。
オーストラリアの歴史が中々面白かった。アジア・太平洋に位置しながら英国との一体性というアイデンティティを次第にアジアの国という位置付けに変えていった国民意識の変容がどのようなものであったか、当事者でないと分からない部分はあると思うが、様々な出来事や要素が挙げられていて興味深い。
日本の現在の危機については、概ね理解できるが、資源に乏しい日本が海外の資源を濫費しているという指摘は、少々理解に苦しむ。そういうイメージ -
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クレオ・コイル「コクと深みの名推理シリーズ」の第17弾!
マイクと婚約したものの、結婚式の予定がなかなか立てられないクレア。
巷ではマッチングアプリが流行り、人気のデートスポットとしてクレアの経営するコーヒーハウス「ビレッジブレンド」も大流行りです。
しかし、そのマッチングアプリをきっかけにした発砲騒ぎが店内で起こり、その様子を撮影した動画が大きく取り上げられてしまいます。
さらに、お店の常連客の遺体まで見つけてしまったクレアは、またも素人探偵として推理と調査を進めることになるのでした・・・。
今回の物語のテーマは、「真実の愛との出会い方とは?」でしょう。
多様な出会い方がある現代 -
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NVCとは、Non-violent Communicationの略。直訳すれば、「非暴力的なコミュニケーション」。
それがどういうものかは、少し長くなるが、本書から引用する。
NVCはわたしたちに本来そなわっている力-人を思いやる気持ちを引き出すことで、自分自身と、そして自分以外の人々との交流を容易にする。自分自身を表現する方法、そして耳を傾ける方法を見直すプロセスともいえる。具体的には、次の4つのことに意識を集中させる。観察すること、感情に気づくこと、必要としていることを明確にすること、自分の人生を豊かにするために要求することに。深く耳を傾ける力と、尊敬したり共感したりする力を伸ばし、心の -
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国家の危機に際し、その国あるいは国民はどう対処したのかというテーマで事例を検討する。それは国家的危機の歴史であると同時に、ここで取り上げられた個々の国の重要な歴史を垣間見ることにもなる。
上巻では、20世紀前半のフィンランド、明治維新前後の日本、ピノチェト時代のチリ、スカルノとスハルトが統治するインドネシアが取り上げられている。日本人として、明治維新の歴史が一番よく分かるのはもちろんだが、その他の事例も大変興味深い。それは、ピノチェトやスカルノといった身近な歴史であるからと同時に、やはり、国家的危機への対応というその国の歴史のある種のハイライトだからでもあろう。
下巻も楽しみ。 -
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2020年15冊目
下巻では、ドイツ、オーストラリア、現代の日本、アメリカを扱う。
上巻にも登場した戦前から戦後の日本に続いて、現代の日本について扱う。少子高齢化や資源の獲得について著書は人口が減ることで、日本は必要以上の資源獲得に走ることなく、改善していくと考える。但し、戦争への認識については改める必要があるとか。
歴史は何が正しくて何が間違っているかはその時点ではわからないけれど、ひとつ言えることは強者が歴史を作ってきたことは事実の様な気がしました。
オーストラリアはイギリスとの関係から、アジアやアメリカとの関係に重点を置く。
ドイツは戦後は隣国との関係改善に力を注ぎ、ドイツ統一 -
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読み終わりましたー!
ちょっとした達成感(笑)
上巻レビューも割と詳しく書いたので、こちらは概要的なものは飛ばして、中身に入ります。
上巻に引き続き、国家が危機を乗り越えた事例としてドイツとオーストラリアの紹介があります。
ドイツについては、敗戦にまつわる自己憐憫的な振る舞いから一転し、政治的中枢を担う人物がきっちりナチスドイツの暴虐を謝罪し、教育にもその反省が生かされている点が評価されていました。
その点で、曖昧な態度を取り続ける日本の今の問題点も、後の章で取り上げられます。
オーストラリア編では、母なる国イギリスへの奉仕を中心に進んでいきます。
これを読んだ時、オーストラリアではな