小川敏子のレビュー一覧

  • 危機と人類(上)

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     フィンランドの対ソ戦争、明治日本、チリのクーデターとその後、インドネシアのクーデター未遂後を襲った危機。その時、「国」はどういう選択をしたのか。

     重要だったのは、必要だったのは「選択的変化」。
    「危機に直面した個人と国家にとって難しいのは、機能良好で変えなくていい部分と、機能不全で変えなければならない部分との分別だ。そのためには、自身の能力と価値観を公正に評価する必要がある。」

     明治日本は選択的変化によって国家的危機を解決した。それは「他に類を見ないほど公正な自国評価」、つまり欧米は日本よりも強いという真実と、日本が強くなるためには欧米から学ぶ以外に方法はないという真実を受け入れたということだ。一方、1937年以降の日本は「現実的かつ慎重で公正な自国評価を行うのに必要な知識と経験が欠けていた」。それが壊滅的状況をもたらした。

     今の日本も1937年から何も変わっていないような・・・・

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    2020年09月19日
  • NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版

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    コミュニケーションの当事者としてのNVCの他に、調停者としてのNVCがある事を知った。まずは当事者として自身の内なる葛藤を解決していこう。

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    2020年08月24日
  • NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版

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    相手と自分自身へのコミュニケーションのあり方を見直す上で非常に参考になった。相手に苛ついたり否定的な感情を抱くのは、自分が相手に抱く期待からずれたり、期待よりも下の答えが返ってくるからであると、筆者は主張する。そして、感情的に自分の感情や意見を伝えるのではなく、「何が自分をその感情にさせ、何を相手に期待していたのか」を伝えることこそ、良好な関係性を構築する重要なステップであると、本書では繰り返す述べられている。
    このコミュニケーションのやり方は、私も以前に実践して、大きな効果があった。それはある日に友人より、「仕事に価値を見いだせない。自分が今の仕事に向いてるし、成果も出せているけど、意義を見いだせない」と相談されたときだ。この相談を受けて、わたしは「自分の強みを仕事に活かせてるけど、意義を感じれないやね。おれに相談してくれたのは非常に嬉しい。ほんで、おれに相談するのを通して、どんな言葉を言ったり、どういう感情になることを期待してるの?」と質問した。そこから彼は、自分が求めている期待を教えてくれ、一緒に今後のキャリアを前向きに考えることが出来た。
    言葉や感情の背後には、常に自分や相手への期待がある。だからこそ、自分や相手の感情や言葉を注視して、何を期待しているかを適切に把握することが大切だと本書より学んだ

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    2020年08月10日
  • 危機と人類(下)

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    ジャレドダイアモンド様にどハマりしました。

    上下で危機に直面し、変えることのできない制約と選択できる変化とを分別して危機を乗り越えた国家の事例を解説してくれる。

    国家が紡いだ歴史から、どう組織は危機を乗り越えるのか。何が危機を生み出したのか、などを世界史を知らない人でも1から学べる。

    その上でその国の課題やあるべき姿を提言する。
    それは説得力に富んでおり、国が取るべき対応策まで歴史から学べる気がする。

    なによりも適切な自己評価、それに伴って最善の行いを行うことの大事さを感じる。
    危機に迫られると、人や国家は変わる。それは、ピンチはチャンスということにもつながるのかな。

    逆に自己評価を謝ると、破滅的な結果を招くことも歴史から学べた。

    問題や課題から目を逸らさずに忍耐強く取り組むこと。
    そして、組織を団結させるために神話的なストーリーを繰り返して組織のアイデンティティを増強するなどの方策もまなべた。

    いろーんな矜恃に満ち溢れた良書の典型だった。

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    2020年05月26日
  • 危機と人類(下)

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    ジャレットダイアモンド氏の歴史書。政治史・社会史
    国家的な危機について、その内容・原因・解消の分析が
    個別の事例で紹介せれている内容です。
    フィンランド・近代日本・チリ・インドネシア・ドイツ・
    オーストラリアの6か国の歴史と
    日本とアメリカの進行中の危機
    現代日本の進行中の危機についての論述と分析について
    非常に有意義で深い内容であったと思います。
    また、この内容が個人的に個人の危機と
    その原因や解消すべき方向に対する示唆があるように
    思いました。
    また、本当に今の日本の問題意識の本質を指摘している
    ものだと思います。

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    2020年05月05日
  • 危機と人類(上)

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    国家と危機と個人の危機の共通している部分とそうでない部分を見ていく。上巻はフィンランド、日本、チリ、インドネシア。12の分類により地理的な条件や指導者、ナショナル・アイデンティティの深さなどについて細かく比較していく。
     『銃・病原菌・鉄」も読んだが、ジャレド・ダイアモンド氏はカテゴライズするのが好きなんだなぁと感じた。

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    2020年05月01日
  • 危機と人類(下)

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    ドイツは地政学的に弱く、そこでヴィルヘルム2世とヒトラーという独裁者が誤った方向に国を導いてしまった。大戦後はブラント首相が自国の非を認め新たな国づくりに乗り出し、EUの基礎を築いた。
    オーストラリアは、歴史的形から白豪主義を取っていたが、地政学的条件から必然的にアジア移民の受け入れを行い政治体制も徐々に変化していくことになり、50年前とは全然違う時ものとなった。
    アメリカは、今格差の拡大に直面している。経済と政治的分断が進行しているが、これを認めて立ち向かえるかどうか、日本はアジアとの関係および人口減、財政赤字拡大、自然資源の浪費といった問題に適切に対処できているのか。
    世界的には、環境問題特に新興国が先進国の1/32しか資源を消費しておらず、これがキャッチアップすることで人口は数百億人のレベルと同様の資源消費となりうる。これに対しては、問題の認識、正当な自己評価、妥協の受け入れが世界的レベルでできるのか過去に事例はなく、各国の認識をパリ協定のようなもので確保して、さらに個別の判断を地味に積み上げていくことで対処できるかもしれない。

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    2020年03月15日
  • 危機と人類(上)

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    フィンランド、日本、ドイツ、インドネシア、チリ、オーストラリア、アメリカの7カ国の近代史における変化と対応を述べて、今直面しているグローバルな危機にどう対処できるかを問う。
    危機の認識、責任を受け入れる、現実的判断、他者から学ぶ、選択的変化の推進、強固なナショナルアイデンティティ、公正な自己評価、失敗の許容、地政学的条件が危機への変化には重要である。
    フィンランドは、ソビエトとの対応。圧倒的大国に隣接していることに対して、他国からの援助も期待できず、何が重要なことでそのためには妥協的態度も取りうることを多数の神て犠牲を出して学んだ。
    日本は、ペリー来航から他国に学び、ナショナルアイデンティティに沿った形で変化していった。
    チリは、恵まれた国土で民主主義国家だったが、短期間で軍事独裁に転化してしまい、未だにその時代の処理をしきれないでいる。インドネシアも同様。両国ともナショナルアイデンティティには欠けていた。

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    2020年03月15日
  • 危機と人類(上)

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    ベストセラー「銃・病原菌・鉄」の作家として知られるジャレド・ダイアモンドが、「個人的危機」と「国家的危機」の共通点と相違点を示しながら、危機全般とその危機に対する対応策について考察を行っているのが本書。

    本書の構成が、①個人的危機、②国家的危機、③世界全体の危機、というように徐々にスケールアップしつつ議論を展開してくれているので、自然と自分の視座を高くしていくことができ、大いに知的好奇心を刺激してくれる。
    もちろん、他著書と同じくジャレド・ダイアモンド氏の圧倒的な教養・知識は満載だ。

    様々な読み方ができる本書だが、私はまず自己啓発書として読んだ。
    その場合、単純に自己だけに焦点を当てた啓発書に比べ、視点が広い。

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    2020年03月07日
  • NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版

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    ネタバレ

    【20年積み重なった「あの人とは分かり合えない」を、今日解消する対話術】
    対話術と書いておきながら、実際はもっと深層の話です。
    NVC(Non Violent Communication)によって自分や周囲の人生に喜びが増えるだろうと私は感じました。なぜなら、NVCによって、自分や相手が喜びを得るために、何が必要かが具体的に明らかになっていくからです。

    NVCはティール組織で紹介されていたり、海外教育に取り入れられ、注目を集めています。また、企業において「EQ」感情を上手に取り扱えるリーダーが必要とされている文脈でも、NVCは有効なようです。

    NVCを実践するには、4つのステップを踏む必要があります。
    1,自分の人生の質を左右する行動の「観察」
    2,観察したことについて抱いている「感情」
    3,そうした感情を生み出している価値、願望、「必要としていること」
    4,人生を豊かにするための具体的な「行動」
    起きがちなこととしては、私も含め、これまで「感情」を表現する機会が少なかったので、何かに対して自分がどう感じているかを表現することがうまくできなかったりします。

    NVCを今日からまずやってみようと思ったので、「自分が何に」「どう感じたか」これを言語化するところから挑戦したいと思います。

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    2019年12月30日
  • 危機と人類(上)

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    『銃・病原菌・鉄』や『文明崩壊』、『昨日までの世界』など、広範な知識を元に人類の歴史をグローバルな観点で分析をしてきたジャレド・ダイヤモンドの最新作は、近現代史における国家的危機を分析したものであった。

    原題は、”UPHEAVAL: Turning Points for Nations in Chrisis”
    UPHEAVALという耳慣れない単語は、激動・動乱といった訳語が当てられる。激動や動乱は、一般的には非常に個別の事象で、その場そのときに固有のものである。本書では、国家的危機の事例がいくつか並べられているが、そういった意味で「危機と人類」と大ぐくりにされるのはいかがなものか感がある。地政学的な違いや歴史の違いから危機に対しての行動や結果も違っていたというのがこの本の主旨であるので、どこか人類一般に適用されるような一般論を語っているわけではない。

    本書で取り上げられるのは、まずはいくつかの過去の国家的危機 - 第二次世界大戦までのフィンランドの対ソ戦、日本のペリー来航から明治維新、1970年代から始まるチリの軍事独裁政権、1965年のインドネシアの軍事クーデーター、ドイツの第二次大戦後から東西統一に至る変遷、1972年のオーストラリアの白豪主義廃止を含む急激な変化、が取り上げられる。そして、現在すでに進みつつある将来の危機として、日本の女性の役割/少子化/人口減少/高齢化という社会的問題、アメリカの政治的妥協の衰退、気候問題などグローバルな危機、である。

    著者も断っている通りなのだが、この本で個別に取り上げられた国のリストは、著者自身が何らかの関係があり、自身の経験としてもよくしており、友人知人の話も直接聞くことができるという理由で取り上げたものであり、決して網羅的なリストでもない。少し考えればわかる通り、優先的に取り上げられるべき上位の国ですらないかもしれない。
    世界には興味深く取り上げられるべき「危機」と「変化」を経験した国には枚挙にいとまがない。
    例えば、隣国の韓国が二十世紀に経験したこと、そして今も分断された国としてあることは、どの国にも負けず国家が向き合う危機として記録され、分析され、記憶されるべきものだろう。地政学的な要因をこれほど強く受けて翻弄された国もそう多くない。チリで取り上げられた独裁者による悲劇では、その悲惨と与えた影響を鑑みるとカンボジアを外すわけにはいかない。フィンランドと同じように大国に翻弄された国でそこからの復活した事例としてはベトナムが外れることはないだろう。悲惨な結果を招いた民族対立とそこからの復興についてルワンダを始め、アフリカ諸国にも無視すべきではない多くの事例が存在する。国家としてのアイデンティティの観点からも南アフリカは、オーストラリア以上に興味深い事例である。そして、もちろん、かつてソビエト連邦として知られたロシアの歴史と連邦としての崩壊についても分析すべき価値がある。

    もちろん著者はこの本で取り上げた国が網羅的でないことは百も承知である。著者はこの研究をさらに進めて、現代的な計量的手法を取り入れたいと考えていたが、そこには至らず、「本書は、叙述的な探索的研究」であり、「本書がきっかけとなり、今後計量的な検証がおこなわれることを希望する」としている。ここで取り上げた7つの国の事例だけでは、統計的に有意な結論を導き出すには少なすぎるのである。

    一方、危機に際してどのように対処するのかを分析するための下地として、心理療法において使われる個人的危機の解決の帰結を左右する12の要因を国家的危機にも当てはめる。その12の要因とは、①自国が危機にあるという世論の合意、②行動を起こすことへの国家としての責任の受容、③囲いをつくり、解決が必要な国家的問題を明確にすること、④他の国々からの物質的支援と経済的支援、⑤他の国々を問題解決の手本にすること、⑥ナショナルアイデンティティ、⑦公正な自国評価、⑧国家的危機を経験した歴史、⑨国家的失敗への対処、⑩状況に応じた国としての柔軟性、⑪国家の基本的価値観、⑫地政学的制約がないこと、である。これらの要因によって国家が危機に対応する行動とその帰結を理解できるのではというのが、本書で取り組んでいることのひとつである。確かに個人と国家において共通するところもあるが、そこから新しい定性的な結論を導くには至っていないという印象だ。

    なお興味深いのは、取り上げられた数少ないリストの中で日本に関するテーマが二度語られていることだ。一つ目は明治維新、そして二つ目は近年の少子高齢化社会の危機だ。著者の妻の親族に日本人と結婚した人がいるということもあって、日本に多くのページを割かれることになったのだが、それ以上に近現代史において日本という国が強く興味を惹く素材でもあるということだろう。日本と欧米社会の相違点として、著者は「日本人の親戚や学生、友人、同僚たりは口をそろえて」と言いながら次のように列挙する -「謝罪する(あるいはしない)こと、日本語の読み書きが難しいこと、黙って苦難を耐え忍ぶこと、得意先を丁重に接待すること、徹底した礼儀正しさ、外国人に対する感情、あからさまな女性蔑視的ふるまい、患者と医師のコミュニケーションのしかた、字の美しさが自慢になること、希薄な個人主義、義理の両親との関係、人と違うと周囲から浮いてしまうこと、女性の地位、感情について率直に話すこと、私心のなさ、異議の唱え方」。同意するところ、そうでないところはあるにせよ、著者のような知識人の間においても、日本人に対してこういった視点(ステレオタイプとも言えるかもしれない)がグローバルに共有されているということについては、日本人として十分に意識的である必要があるかもしれない。

    巷間言われるように、明治維新については、隣国の中国がいいように列強に扱われているのと対比して、その指導者層の対応について著者も非常に高く評価している。その要因として、明治政府が海外派遣などを通して自国を公正に評価して、冷静に判断を行っていたことを挙げている。それに対して、第二次大戦前の指導部、特に陸軍における慎重で公正な評価に必要な知識と経験の欠如が、彼らをして誤った行動に駆り立てた原因だとしている。
    また、明治国家の特徴として、国家神道という伝統に接ぎ木をしたような仕組みを浸透させることで強固なアイデンティティを形作っていたことを挙げている。それがどれほど強力であったかは、第二次大戦の降伏条件に国体の護持をあの時点でさえも必須の要件としたことや、「神風」や「回天」などの特攻兵器に多くの若い兵士が志願したことからもわかる。

    チリやインドネシアの近現代史は、この本がなければもしかしたら一生触れることはなかったかもしれない。多数の島々からなるインドネシアがひとつの国としてアイデンティティを保っていることはよく考えると不思議なことかもしれないが、そのためには国語が大きな役割を果たしたということや、植民地からの独立やクーデーターなどについては知ることがあまりに少ない。
    また、ドイツについては、冷戦終了後間もない1993年に個人旅行先でベルリンを訪れ、壁を挟んで東西の落差を見て、その後アウシュビッツ収容所後にも足を運んだが、そこに至る歴史を知っていたかと言われるとまったく心許ない。本書を読むと何よりもナチスとの向き合いが国家レベルとしても、とても重要であったことがわかる。著者はドイツと近隣諸国の関係と日本と中国・韓国との関係を何度か引き合いに出す。もちろん、ドイツの戦後のリーダーのふるまい含めて、ドイツが良い結果をもたらしている一方で日本はその事実に向き合うことに失敗しているという枠組みで語るのである。それに対して反対の意見を持っているわけではないが、軽々に語るべきことでもないようにも思う。ただし、ジャレド・ダイヤモンドのような人が冷静な観点でそのように語っていることに対しては謙虚に認識をするべきだと思われる。

    そして、現代の日本社会の課題について滔々と語る第八章は、耳が痛いところが多いのだが、著者に言われなくてもという思いも強い。日本は外圧により動くことが多い(これもまた課題のひとつかもしれない)ので、こういうことを言ってもらった方がよい方向に動くのかもしれないとも思う。女性の役割、少子化、人口減少、高齢化の他にも国債発行残高や移民の少なさも問題として挙げられる。一方で、人口減少は必要となる資源が少なくなることを意味することから大いなる強みになると考えていると続く。本当か、と思うとその次に高齢化はもっと大きな問題と続くので、それはそうだ。女性の地位については、自分が生きている時代の中でもそれでも大きく変わったと思うのだが、まだまだ全く不足だと説く。さらには韓国や中国との間でいまだに第二次大戦のしこりが残っているのは結果として失政としか言いようがない。

    著者は彼にとって身近なアメリカの格差問題、トランプの問題に触れ、さらに核問題、気候変動、資源問題、格差拡大、イスラム原理主義、などを挙げる。ちょっと風呂敷を広げすぎた感があり、結論が出ない問題をこねくっているような印象も受けた。

    自らが住む日本のことにも数多く言及されていたこともあり、眼から鱗が落ちた、といった部分は少なかったが、なかなか楽しめた。著者は、ここで採用したような国家危機の分析を広くまた定量的にも行ってほしいと考えているとのこと。この内容であれば、誰かと共著で『危機と人類 II』というものが出せそうである。御年82歳、誰か後継となるものをそこで指名してもよいのではなかろうか。

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    2019年12月01日
  • NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版

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    読書中からNVCが頭から離れない。
    出会えて良かったと思える名著。今のところ2冊目の人生のバイブル。

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    2019年04月15日
  • NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版

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    具体的な事例とともにNVCの使い方が紹介されていて、わかりやすかったです。

    本書では他者への共感だけでなく、自分への共感の大切さも説かれています。感情とニーズに意識を向けること。
    「あーなるほど」と頭で思うのは簡単で、現実に使っていくのはなかなか難しいです。
    この本を読むのに一週間くらいかかり、その間NVCを何度も試しました。うまくいったり、いかなかったり。一番難しかったのが「対自分」でした。苦笑

    身につけたいスキルなので、他者に対しても、自分に対しても、これからも意識していこうと思います。

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    2018年11月24日
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック

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    第1章 人と分かり合うことの難しさ
    意思疎通を妨げる5つの性質
    ①変わることへの抵抗…人は自身にとって見返りがあることにしか習慣が定着しない。考え方等もそうだ。
    ②相手の話に耳を傾けない。聴講としては、見当違いの発言をする、不必要な質問をする、解決済みのことを蒸し返す
    ③先入観を持った聞き手…聞き手が持つ願望がものごとを歪んだ目で解釈するようにしてしまう。聞き手は勝手に言葉を捕捉し、派内を自分い都合よく解釈してしまう。
    ④根拠のない推測…相手が話を聞いていることを家庭に話すのはいけない。
    ⑤根強い秘密主義…自分のことを話したがらない。聞かれたことだけを答えた人がいる。
    第2章 会話に乗ってもらうために
    会話に乗ってもらうための3つの方法
    ①会話の目的を告げてから会話に入る
    ②相手の気持ちを尊重する
    ③的外れの質問を受け止め、なぜそのような質問が出るのかを考える
    相手が的外れなことを言ううときは相手の中では必死に考えて居たことだと受け取る。なざなら、相手は話しながらももう一つの施行で別のことをずっと考えて居たりするからだ。
    第3章 人の考えを引き出す
    ①簡単に答えられる質問…YESNOで答えられるような質問、簡単に答えられるものは相手にとっても気持ちがいい。はじめはこういった質問から。
    ②抽象的な質問…相手をもと会話に参加さることができる。
    第4章 人の感情にどう向き合うのか
    第5章 言葉に託されたメッセージを読む
    第6章 思考を伝え、相手からフィードバックをもらう
    第7章 話を聞いてもらうために
    第8章 頭をはたらかせる
    第9章 相手の抵抗にどう対処するか
    第10章 発言の意図をつかむ
    第11章 会話におけるギブ・アンド・テイク
    第12章 複数の聞き手に意思を伝える
    第13章 説得の手法

    まとめるのがめんどくさくなりました。笑
    もくじを見て内容を思い出せるのでこれでよし!笑

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    2014年10月24日
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック

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    自分がどんな感情の中で会話をしているのか、同じく相手がどのような感情で会話しているのかの心理がよくわかった。
    日常の具体的な会話と照らし合わせて納得できることが多く、今後の多様な会話の場面で実践できる、会話の基本や説得の方法を知ることができた。

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    2012年12月08日
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック

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    「話し手」が優位に話をするための単純な技術解説ではなく、
    「聞き手」が何を考えているかという部分を心理学的な視点から丁寧に解説。
    人と話が擦れ違うことや噛みあわないことは寧ろ自然なことであり、
    基本的に人は分かり合えるものではない、という出発点が、
    読み終える頃には相手への肯定感として抱けるようになるのだから不思議なもの。
    何より腑に落ちたのは、話術のテクニック本でたまに見かけるような、
    ただ人の気持ちを操作するための内容とはまるで異なっていること。
    まずは自分側の思い込みや心構えを解きほぐすための構成になっている。
    読んでいて納得する話も多く、目から落ちた鱗が二枚や三枚ではすまなかった。

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    2010年06月03日
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック

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    会話をしている時のお互いの心理が上司と部下の場合、夫と妻の場合などシチュエーションを含めて説明されているので非常にわかりやすい。古典的ということでいつの時代、どの世代の人にもあてはまる内容なのでこれを頭の片隅においているだけで次第にコミュニケーションが上手にとれるようになっていくかもしれない。

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    2010年02月10日
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック

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    超おススメ。
    人と話すことどうなっているのか。
    人とすれ違うのはなぜか。
    ちょっとショッキングだけど、
    とても参考になる本。

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    2009年10月07日
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック

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    読書の目的
    人に話を聞いてもらうには?
    -----------------------------------------------------------------------------
    ●人は会話で感情を表現し、潜在的メッセージがこめている。
    ●コミュニケーションが難しいのは人と人だから。人の内面なんて「何でもあり」
    ●説得するには、まず下地づくりから。

    -----------------------------------------------------------------------------
    3年くらい前に読んで、すごく影響を受けた本でした。
    再読すると、意外とサラっとした感じでした。(日常で実践してある程度身になってることが多かったのかも)
    「話し方の心理学」というタイトルですが、中身は、相手に話を聞く土台をいかにつくらせるかという内容。
    説得やアドバイス、力づけてやることでさえも、相手が求めていないものはおせっかい。
    すべてに共通するのは、「話す前に聞く」、「相手の感情を発散させる」。
    「話す」と「聞く」は切っても切れない両輪。

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    2009年10月04日
  • 「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック

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    【目的】:話をきちんと伝えるコツが知りたい。
    ・話の目的、方向性を最初に知らせる。
    ・無言でうなづいていても、理解しているとは限らない。
    ・相手の気持ち・感情を尊重する。受け入れる。
    ・自分の感情も言葉で語り、相手の感情も引き出す。
    ・言葉はイメージの断片。主観的な言葉から受け取るイメージは人によって異なるので、具体的数値や例を説明したり、相手の理解を質問してみる。
    ・話を聞いてもらうためには、本題からそれないこと、一度の発言で伝えたいことは一つにすること、分かりきっていることは話さず、繰り返しに同じ表現は使わないこと、具体的な言葉を使うこと。
    ・質問により相手に考えさせる。
    ・確認、繰り返し、要約で理解を深めさせる。

    #相手と意見が違うと、つい論理的に議論したくなるが、相手の状況により、特に感情的な不満・怒りの表現などには、論理的な展開は望めないこと、まず相手とその感情を否定せず、受け入れることが大切だと理解できた。
    #言葉のあいまいさと確認、質問の大切さを感じた。

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    2009年10月07日